2019年の厄年は何年生まれ?厄年の意味と妊娠や出産の関係性
日本に古くから伝わる「厄年」は、占いなどは信じないという人でもついつい気になってしまうものですよね。実際に「厄年にお祓いをしてもらった」という人もいるでしょう。また、厄年に妊娠や出産が重ることもあり、不安に感じている人もいるかもしれません。今回は、厄年の意味や妊娠・出産との関係性などを紹介します。
厄年の本当の意味や科学的根拠は?
災いが多い年という昔ながらの風習
厄年には、前厄(本厄の1年前)・本厄・後厄(本厄の1年後)があり、それらをあわせた3年間が広義の意味で「厄年」と呼びます。一般的に本厄にあたる年齢は、数え年で男性なら「25歳・42歳・61歳」、女性なら「19歳・33歳・37歳・61歳」です。
また、本厄のなかでも、男性の42歳・女性の37歳は「大厄」にあたり、もっとも注意すべき年齢とされています。厄年は男女で違いがありますが、誰にでも一生に数回訪れるものです。
厄年は迷信であり科学的根拠はない
たとえば25歳前後の男性は、体力も気力も十分あるので無茶をしがちですよね。また、42歳前後の男性は、体力の衰えや社会的地位の向上による精神的なストレスが溜まりやすい年齢といわれます。一方19歳前後の女性は、体が出産に向けて整うタイミングです。さらに女性の37歳前後は、育児や家事、仕事で一番忙しい年齢ではないでしょうか。
厄年は人生や体調の変化が起こりやすい時期のため、無茶をせず気をつけることで無用なトラブルを防ぐことができるのです。
2019年の厄年は何年生まれ?
【男性:生まれ年】
・前厄 1996年(24歳)/1979年(41歳)/1960年(60歳)
・本厄 1995年(25歳)/1978年(42歳)/1959年(61歳)
・後厄 1994年(26歳)/1977年(43歳)/1958年(62歳)
【女性:生まれ年】
・前厄 2002年(18歳)/1988年(32歳)/1984年(36歳)/1960年(60歳)
・本厄 2001年(19歳)/1987年(33歳)/1983年(37歳)/1959年(61歳)
・後厄 2000年(20歳)/1986年(34歳)/1982年(38歳)/1958年(62歳)
厄年に出産は避けたほうがいいの?
女性の厄年は妊娠や出産と重なりやすい年齢
なぜなら先にお伝えしたように、女性は30代で2回も厄年を迎えます。そのため、本厄だけでなく前厄と後厄を含めると30代の10年間のうち、なんと6年間も厄年という結果になるのです。
また、女性の社会進出など様々な理由により30代での結婚や妊娠、出産が増加傾向にあります。現に厚生労働省の統計でも、近年もっとも多い出産年齢は30~34歳という結果があるのです。このとから、現代の女性において30代の厄年は妊娠や出産と重なりやすく、あまり気にする必要はないでしょう。
「厄落とし」で縁起がよいという考えも
たとえば、
・厄年に子どもを産むと厄落としになる
・厄年の出産は、災い転じて福となる
などです。
一方「厄年に出産して厄払いできるのは、男の子を生んだときだけ」という説もあります。しかし、これは古くは「男の子=世継ぎ」としてもてはやされていた背景からきたものと考えられます。そのため、現在では男女どちらにおいても「厄年の出産は厄落としで縁起のよいもの」といえるでしょう。
厄年はいわゆる迷信の一つです。実際、厄年に妊娠や出産を経験している先輩ママは多くいますよ。
タイミングに身を任せ気にしすぎないように
厄年を災いと捉えず、昔の人が得た知恵や経験から「この年齢は人生の転機や体の変化が起こりやすい年。前もって知ることでうまく対処していきなさい」と私たちに伝えてくれるありがたい教えと捉えましょう。
そのため厄年だからやりたいことを我慢したり、してはいけないというものではありません。乗り切る最大の方法は「あまり気にしないこと」といわれるように「厄年」という迷信を気にしすぎず、タイミングに身を任せることも大切ですよ。
厄年には今以上に健康に気をつかおう
女性の厄年は体の変化が出やすい年齢
たとえば、女性の33歳前後は若さや瑞々しさに衰えを感じ始める年齢です。30代2度目の厄年にあたる37歳前後では、体型の変化や女性特有の病気のリスクが表れ始めます。このように、女性の厄年は体の変化が出やすい年齢と頭に入れておきましょう。
また、体の変化以外にも30代は職場や家庭で様々な役目を担うタイミングです。そのため、30代は仕事や結婚、出産などで悩みを抱えることも多く、精神的にも変化が起こりやすい時期といえます。厄年は、今以上に体と心のメンテナンスを意識することが重要ですね。