2歳から食べ方のマナーを習慣に!ママと子どもが楽しく食を学ぶコツ
食事のマナーというのは、最低限子どもに身につけてほしいことの一つです。しかし「イヤイヤ期」である2歳の子どもに食事のマナーを教えることは大変ですね。そこで今回は、子どもに楽しく食事のマナーを学んでもらうためのコツをご紹介します。食事のマナーの教え方に悩んでいるママさん、ぜひ参考にしてくださいね。
2歳になったら食事のマナーを習慣にしよう
食事の前後はあいさつをする
食事というのは「動物や野菜から命をいただいているということ」「牛や豚や鶏、野菜などを育ててくれている人たちがいること」「ママやパパがお金を稼いで、料理を一生懸命作ってくれているということ」など、たくさんの人が働いてくれているからこそできることです。
このように食事のあいさつを教えるときには、ただマナーとして「こう言いなさい」というだけでなく、みんなに「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えるためにあいさつをするのだということも、丁寧に教えたいですね。
食事中は食べ歩きや遊び食べはしない
まずは食事の前に子どもに「食べるときは立ち歩いてはいけない」ということを伝えましょう。テレビを消して、おもちゃなどは目のつかないところへ置くなど、食事に集中できる環境を整えることも大切です。
きちんと座って食事ができたら大げさなくらい褒めましょう。子どものやる気につながるように、まずは評価してあげることが大切です。
それでも席を立ったり遊び食べをはじめるようであれば、子どものごはんをさげてしまって「きちんと座らなければごはんが食べられない」と認識させるのも一つの方法です。
食事中はよい姿勢で口を閉じて食べる
もし子どものだらしない姿勢が治らない場合には、テーブルの高さやイスの高さがあっていないかもしれないので、サイズを見直してみましょう。
また口を閉じずに食べるとクチャクチャと音がしますし、おしゃべりしながら食べると口から食べ物がこぼれてしまいます。こうした食べ方は周囲に不快な印象をあたえてしまうので、音を立てないように口を閉じて静かに食べることも教えましょう。
2歳からは食べ方のマナーも覚えよう
食べるときはスプーンやフォークを使う
ただしママやパパが神経質になって正しい持ち方を教えようとすると、子どもの「自分で食べたい」という意欲をそいでしまうので、できるようになるまで気長に見守ることを心がけたいですね。くりかえし練習しながら、いつの間にかできていることもよくあります。
手づかみ食べは3歳以降になると減少していくので、大切な発達過程ととらえて、大らかな気持ちで構えましょう。
お皿に手を添えたりお茶碗を持つ習慣を
正しくは、両手をテーブルの上に出して、利き手と反対の手でお茶碗を持ち上げて食事をしましょう。背中を伸ばした正しい姿勢になれば、目線が高くなるので自然と手でお茶碗を持つようになります。
なお、お茶碗は親指以外の4本の指を揃えた状態で、指の上に乗せて持ちましょう。親指でお茶碗のへりをしっかり支えれば落としてしまう心配がありません。子どもの手が小さく、手に持つのが難しい場合は、左手を添えるよう促しましょう。
なるべく好き嫌いをせずに食べるようにする
とはいえイヤイヤ期の2歳児は好きなものしか食べないということも珍しくありません。嫌いなものを無理に食べさせようとすると、余計に嫌がって逆効果になってしまうこともあります。
そこでママやパパが目の前でおいしそうに食べたり、子どもが嫌いなものを少しでも食べられたらたくさん褒めたりするなどの工夫をしてみましょう。
最初からテーブルに並べる量を少なめにして、簡単に食べきれるようにするのもおすすめです。おかわりを要求したらオーバーに驚き褒めて、うまくその気にさせるのもコツですよ。
子どもが楽しくマナーを学べるようにしよう
絵本を読んで食べることへの意識を高める
食べることへの意識が高まれば、食事のマナーも身につきやすくなります。そこで、絵本から食べる楽しさを伝えることがおすすめです。
子どもの遊び食べの様子が物語になっているもの、食べ物が人間の元気をつくることを紹介しているもの、準備や後片付けなど食事を作る過程を知れるものなど、食育の要素のある絵本は数多くあります。
絵本なら子どもも興味を持ちやすく、楽しく食事のマナーが身につけられるでしょう。