食べ方が下手な2歳児のママへ!お食事タイムにイライラしないヒント
2歳になっても手づかみで食事をしている我が子を見て「2歳になったのにスプーンなどを使わないなんて、もしかして発達が遅れているのかも」と不安になっているママは多いかもしれませんね。ここでは、2歳になったのに食べ方が上手にならないのは何故なのかや、子どもと楽しく食事をするコツなどをご紹介します。
2歳になっても食べ方が下手なのはなぜ?
上手に食べられるようになるのは意外と遅い
スプーンなどを上手に使えるようになる時期は、子どもによってさまざまです。早くから上手に使って食べられる子もいれば、2歳になっても手でつかんで食べる子もいます。
小さな頃はきれいに食べることよりも、食べることに興味をもつことが大切です。自分で食べようとする力を伸ばしていく時期なので、上手に食べられないからといって叱る必要はありませんよ。3歳頃になるとうまく食べられるようになることが増えてくるので、少しずつ成長していく姿を見守りましょう。
イヤイヤ期と重なってさらに食べ方が下手に
「イヤイヤ期が始まる前よりも、イヤイヤ期に入ってからのほうが食べ方が汚くなった」と悩むママも多いかもしれませんね。どこか気持ちが落ち着かなくて、食べる動作までも雑になる子もいます。
子どもの精神が安定しないことから食べ方が前よりも下手になることがありますが、いつかはなおるものなので安心してください。「なんでちゃんと食べないの」とイライラして叱るのではなく、食べ方は汚くてもよいから、さまざまな食材を口に運ぶように声掛けをしましょう。
個人差を理解しおおらかな気持ちをもとう
子どもの食べ方が気になって「ほかの子はきれいに食べているから、あなたも上手に食べなさい」と叱ってしまうと、「怒られるから食べるのがイヤ」と、子どもは食べることが嫌いになる可能性があります。2歳の子どもが上手に食べられないのは普通のことなので、焦らせるのではなくママも気持ちにゆとりをもちましょう。
ママがゆったりとした気持ちでいると、子どもは伸び伸びと食事を楽しめますよ。
食べ方が上手になるまで焦らず気長に見守る
汚れても手づかみ食べをたくさんしよう
ママに食べさせてもらっている時期は、ママがペース配分を考えますよね。子どもが自分で食べられるようになると、自分の好きなペースで食事をすることができます。自分のペースで食べたいものを口に運べるので食べる楽しさを学び、いろいろな食材に興味をもちやすいですよ。
ほかにも、手でつかんで食べることで五感や手先が発達するといわれています。手で食べものを持つと、手以外にも服やフローリングなどがたくさん汚れてしまいますが、子どもの成長のためと思って自由に食べるのを見守りましょう。
手づかみ食べの後片付けを簡単にする方法
・子どもの椅子の下や周りに新聞紙を敷く
手で食事をすると、子どもの手から食べものがボロボロこぼれ落ちますよね。毎回掃除機やぞうきんなどできれいにするのはママの負担が大きいため、新聞紙を敷いておくと掃除が簡単に済むでしょう。
・手でつかみやすい料理を考える
おにぎりやお好み焼き、野菜スティック、パンなど、子どもが持ちやすい料理を頻繁に出してみてはいかがでしょうか。つかみやすいものだと食べこぼしの量も減って掃除が楽になりそうですね。
上手に食べられるようになるための声掛け
子どもが上手に食べられるようになるためには、ママの声掛けも大切です。食べものを落としたときに「汚い。拾いなさい」と怒るのではなく、「ピーマンが飛んで行っちゃった。捕まえてパクって食べよう」などと、子どもがやりたいと思えるような声掛けを工夫してみてくださいね。
ほかにも、「スプーンで上手にお豆腐を食べられるかな?」と遊び感覚でスプーンなどを使って食べる練習をしましょう。楽しみながら食事をすると上達も早いですよ。