赤ちゃんは体温調整が苦手!?秋冬に手が冷たくなる原因と対応策
朝晩の気温が低くなってきた頃、赤ちゃんの手がとても冷たくなっていることに気付くママも多いでしょう。 温めようとお布団を掛けても、気が付くと蹴り飛ばしたりして、なかなか布団に入っていてくれなくて困ってしまいますね。この記事では赤ちゃんの手が冷たくなる原因や、 対処法について考えていきます。
赤ちゃんの手足が冷たいのは体温調整のため
赤ちゃんは手足で体温を調整する
赤ちゃんの手や足をプニプニとママの手で揉み揉みしたりして、遊びながら様子をみていてあげてください。コミュニケーションにもなるのでおすすめです。
夏場と冬場では体温も違いますので、手足の温かさも違います。夏場は熱いくらいになっている場合もあります。それでも冷やす必要はありません。赤ちゃんは手足で体温を調整しているのです。
まずは赤ちゃんの体温を測り様子を見る
体温がいつもより低いようであれば、抱っこしてあげたり、もう1枚上に羽織ったりさせてあげるとよいでしょうね。体温に問題がなければ特に心配することはないので、基本的にはいつもどおりで大丈夫ですよ。
体温が高い場合は、暑く感じているかもしれません。厚着をさせてしまっている場合は、脱がせてあげたり、素材が元々温かいものであれば綿のものに変えたりするとよいですよ。
こんな症状があるときは病院へ行こう
ただ、手足が冷えているだけでなく、身体の中心部(お腹や背中)が冷たすぎたり熱すぎたりしないか、いつもと様子が違っていないかを、まず確認しましょう。いつもと様子が違い、おかしいようなら早めに小児科を受診した方がよいですね。
体温が低すぎるのは危険ですので、毛布などでくるんでみて、それでも体温が上がらず低すぎる場合はすぐに受診してくださいね。
日頃から赤ちゃんの体温を小まめに測っておくと目安が分かります。小児科を受診するときは必ず体温と平熱を聞かれるので、体温測定は日課にしておくとよいですよ。
赤ちゃんの手足が冷たいときに注意したいこと
冷たいからと厚着をさせすぎない
厚着をさせてしまうと今度は汗をかいて、その汗が冷えて風邪をひいてしまうということもあります。厚着をさせてしまう前に体温を測ったり、お腹や背中の温かさを確認したりしてあげてくださいね。手足が冷たくてもお腹や背中が温かければ、ほぼ心配はないでしょう。
念のために体温を測ってみて、普段どおりの体温であれば問題ありません。普段より体温が低くて手足が冷たいようであれば、もう1枚着せてあげてくださいね。ほかにも、唇の色が青色や紫色になっていたり、機嫌が悪く身体を縮めたりするなどのサインが見られるときは、明らかに寒いということなので、もう1枚着せてあげた方がよいでしょう。
ただ厚着をさせるよりも、抱っこをしてあげると温かさが伝わりやすく愛情も伝わるので、ママが赤ちゃんをギュッと抱きしめてあげるのも効果的だと思いますよ。
靴下やミトンなどで手足を覆いすぎない
靴下やミトンで覆う前に足裏をチェックするのもよいですよ。ひんやり&サラサラであれば寒いと感じ、ひんやり&シットリであれば体温調整中。ぽかぽか&サラサラだと眠いという合図で、ぽかぽか&シットリだと体温調節中か熱いと感じているようですよ。これを参考に靴下やミトンを使用するかどうか判断してみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんは外気に触れたり手で何かに触れたりなどしながら、刺激を受け、生きていくために必要な発達をしています。靴下やミトンで覆ってしまうと外部からの刺激を受けにくくなり、脳の発達に影響を及ぼしかねません。できるだけ邪魔をしない方がよいですね。
外出時は室内とは違い、適温ではない場合が多いと思いますので、靴下やミトンで覆ってあげた方がよいでしょう。
赤ちゃんの手足が冷たいときの正しい対応策
重ね着など服装で調節する
赤ちゃんの場合は温まるのも冷たくなるのも早いので、袖のないものから試してみるとよいと思いますよ。袖のないもので温まらない場合は、袖のあるものを着せてあげてくださいね。
一般的に、手足が冷たくても、身体の中心部(お腹や背中)が冷えていなければ大丈夫といわれていますが、身体の芯から冷えているようであれば、腹巻をしてあげるのも一つの手段です。身体の中心部が温まると身体全体が温まるので、おすすめです。一度試してみて下さい。
布団や寝具で調節する
お腹や背中も冷たいようであれば掛け布団を1枚増やすなどの調整をして、赤ちゃんが快適に眠れるようにしてあげてくださいね。それでも寒そうならフリースやひざ掛けなど、軽くて温かい素材のものを1枚掛けてあげるとよいですよ。
夜になると寒くなるので、赤ちゃんが寝る前にお布団を湯たんぽなどで温めておくのもよいですね。赤ちゃんが寝るときに取り出しておくか、身体に直接触れない場所へ置いておくかしてあげてくださいね。直接触れるとヤケドしてしまうので、気を付けてあげましょう。