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地震から赤ちゃんを守る準備を!震災前後の対応策や防災グッズを紹介

地震から赤ちゃんを守る準備を!震災前後の対応策や防災グッズを紹介

水をできる限り確保しよう

地震の直後はまだ断水していないことがあります。すぐに避難が必要なときは難しいですが、揺れがおさまり水が出るようなら、可能な限り浴槽に水をためておきましょう。断水後、給水車がくるのは数日後と考えた方がよいからです。

体を拭く、衣服や食器を洗う、傷を洗い流すなど、生活するにはなにかと水が必要になります。赤ちゃんがいればなおさら、体を清潔に保ち、衛生に注意する必要がありますよね。

飲み水の確保も大切です。バスタブだけでなく、清潔な蓋のついた容器などにも水をためられるとよいですね。

赤ちゃんのミルクにも使えるペットボトルの水を多めに常備する、非常時にも水が出せるウォーターサーバーを使い、多めにボトルを備蓄しておくのもよい方法ですね。

ラジオや携帯で正しい情報を集めよう

避難するかどうか、どこに逃げたらよいのか、津波の危険などの情報は大切です。防災無線が街に流れると思いますが、聞き逃したり聞こえなかったりするときもあります。

ラジオやテレビ、スマホの防災アプリなどで正確な情報を入手できるようにしましょう。ラジオの電池やスマホのモバイルバッテリーを常備し、停電しても使えるようにしておきます。特にスマホの電池はなくなりやすいので注意しましょう。

大地震の後、ネットで人々の不安をあおるような嘘の情報が流れたこともあります。スマホの情報は拡散されていても、発信元がしっかりしていない場合は本当かどうかはわかりません。

普段から信頼できる防災アプリをダウンロードしておくなど、発信元が信頼できる情報を選びましょう。

準備しておきたい赤ちゃん用防災グッズ

常に準備しておきたい必須アイテム

外出中に被災する可能性もあります。ふだんから赤ちゃんとの外出で携帯しておきたい、必須アイテムをご紹介します。

【母子手帳】
赤ちゃんがケガをしたり病気にかかったりしたときに、アレルギーや既往症などがわかる母子手帳があれば、素早く適切な治療が受けられます。
【レジ袋】
おむつの代わり、支援物資を入れるなどいろいろな用途に使えます。避難所で赤ちゃんが泣いたときにカサカサ音が効果的なことも。窒息すると大変なのでママが管理してくださいね。
【おむつ・おしりふき】
数枚多めに持っているとよいですね。
【ミルク・哺乳瓶・お湯】
重くて大変にならないくらいで少し多めに持ちましょう。
【防犯ベル】
閉じ込められたときなどに助けを呼べます。ホイッスルでも大丈夫です。

万が一のときのために備えておきたいもの

赤ちゃん用の備蓄品をご紹介します。備蓄は7日分用意しましょう。

【おむつ】
低月齢の頃は、10~12枚/日として70~84枚、7カ月過ぎの子は8枚/日で56枚くらいと考えます。
【おしりふき】
1~2パックです。
【ミルク】
新生児は授乳回数が1日7回、生後1カ月からは6回、3カ月からは5回くらいとして用意しましょう。キューブや分包タイプが便利です。
【哺乳瓶】
使い捨てタイプがよいですよ。
【離乳食】
大人の食事をアレンジして食べられる場合は不要です。
【衣服】
下着7日分、ロンパースや靴下も2日分ほど。

避難所生活に便利なおもちゃやおしゃぶりも入れておきます。またママがストレスで母乳が出なくなる場合があるので、母乳の子にもミルクを備えましょう。

あれば助かる一般的な防災グッズ

一般的な防災グッズをご紹介します。7日分を備蓄します。

・水は大人1人3L/日
・乾パンなどの防災専用食3日分、レトルトや缶詰の食事4日分(離乳食にアレンジできるものを選ぶ)
・貴重品
・救急用具
・タオルは1人3枚/日、赤ちゃんのために多めに用意する
・衣料品
・乾電池・充電器
・太陽光で発電できるような発電用品
・生理用品
・ティッシュペーパー
・簡易トイレ
・調理器具(カセットコンロなどは、寒さ対策にも便利)

被災直後に赤ちゃんを抱いてたくさんの荷物を持つのは危険ですし、全部持っていくのは難しいです。1日分の赤ちゃん用品と、大人の食糧や水など必要最低限の物を別のバッグに分けておき、それを持っていくようにしましょう。

地震で赤ちゃんと避難するときの注意事項

抱っこ紐を使用して避難しよう

避難するときは、抱っこ紐で抱っこしてママが赤ちゃんの頭と体を守るのがよいですよ。ママと密着すると赤ちゃんは安心しますし、ママは赤ちゃんの様子がわかります。

防災バッグはリュック型にすると両手が空いて、赤ちゃんを守りやすいです。ただし転ぶと赤ちゃんが危険なので、慌てないように足元に注意しましょう。

おんぶはママが転んだときは安全かもしれませんが、赤ちゃんの様子が見られないことが少し心配ですね。幼いきょうだいがいるなど、状況に合わせておんぶ、抱っこの判断をしましょう。

ベビーカーで外出したとき被災し、がれきや人混みの中でベビーカーに赤ちゃんを乗せたままにするのは危険です。抱っこ紐を常備して、万が一のときは赤ちゃんを抱っこして逃げましょう。

上からの落下物に十分注意して避難を

屋内でも家具や窓ガラスなどの落下に注意しますが、屋外では、瓦、ブロック塀、看板、ビルの窓ガラスなどが落下したり崩れてきたりする場合があります。

赤ちゃんの頭や体を包み込むように抱っこし、持っているかばんなどでママや赤ちゃんの頭を保護しましょう。ベビーカーに乗せていて抱っこが間に合わない場合は、ママは頭をかばんなどで保護しながらベビーカーに覆いかぶさるようにします。

揺れがおさまったら頭を守りながら、広めの公園や空き地などに避難します。近くに広い場所がないときは、ビルなどからなるべく離れた歩道の中央などに避難します。

それも難しいときは、新しく、倒壊の危険がなさそうなビルの中に入ったり陰に隠れたりして、落下物をよけた方が安全ともいわれます。

風邪やノロウイルスなどの感染症対策を

避難所ではたくさんの人たちが一緒に過ごします。知らない人、いつもと違う寝床など、環境の違いにストレスを感じた赤ちゃんは、不安を感じたり眠れなかったりする可能性が高いです。

そして、ストレスから風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなることもあります。赤ちゃんを病気から守るために、ママはうがいと手洗いで自分が感染しないように注意しましょう。

ノロウイルス対策も必要です。トイレの後、ミルクや離乳食の準備をするときは念入りな手洗いや手指消毒が必要ですね。

防寒対策としては、床に段ボールを敷くと直接体に冷気が当たることがなく、冷たさが緩和しますよ。また、いつも以上にスキンシップをして、赤ちゃんが安心できるような接し方を心がけましょう。
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