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2歳女児の身長・体重はどのくらい?成長サポートのためにできること

2歳女児の身長・体重はどのくらい?成長サポートのためにできること

2歳ころは活動量と食事量のバランスがうまく釣り合っていない場合もあり、「最近あまり体重が増えないな」「同じ歳の子にくらべて小さいかも…」など気になっているママはいませんか?今回は2歳女の子に焦点をあてて平均身長や体重と成長曲線の見かた、成長サポートのためにできる工夫についてお伝えします。 

2歳の女の子の身長をチェックしよう

2歳の女の子の平均身長を知ろう 

2歳になるころからは言葉や行動面の発達が目覚ましく、日々成長を感じますよね。ただその反面、お友達と遊んだときや、同年齢の子が多く集まる場所にいったときなどに、子どもの成長度合いに不安や心配を感じてしまうこともあります。言葉や運動機能の成長以外で多い心配の一つが「身長」についてです。

ほかの子どもと比べたときに「ほかの子よりも小さい?」と気になってしまうママが多いようです。子どもの身長について心配になったら、まずは子どもの月齢別の平均身長をチェックしてみましょう。

2歳の女の子の平均身長を月齢別にご紹介すると、下記のようになります。

2歳0カ月=84.3cm・2歳1カ月=85.0cm・2歳2カ月=85.7cm・2歳3カ月=86.4cm・2歳4カ月=87.1cm・2歳5カ月=87.7cm・2歳6カ月=88.4cm・2歳7カ月=89.0cm・2歳8カ月=89.6cm・2歳9カ月=90.3cm・2歳10カ月=90.9cm・2歳11カ月=91.6cm、となっていて、1年間で平均8cm成長するとされています。

個人差があるのでほかの子と比べるのはNG

言葉や行動、運動機能と同じように、身長の伸び方にも個人差があります。例えば、2歳0カ月ではほかの子よりも小さくても、半年後には追いつくこともあります。ですから基本的には心配しなくても大丈夫ですし、ほかの子と比べるのはNGです。

子どもの身長が平均値と離れていて気になるときには「SD(標準偏差)」をチェックしてみましょう。

標準偏差は、平均身長との差がある場合の標準的な成長の範囲を示す数値です。2歳の平均身長の標準偏差は、2歳0カ月~1カ月は2.1・2歳2カ月~4カ月は2.2・2歳5カ月~7カ月は2.3・2歳8カ月~10カ月は2.4・2歳11カ月では2.5、となっています。

例えば、2歳0カ月の子どもの場合、平均身長84.3cmに対して+-2.1の差、82.2cm~86.4cmが標準的な成長の範囲ということになりますね。

このように、現在の子どもの月齢のSDを確認してみると、意外と範囲内だったということもあるので一度調べてみるのもおすすめです。

次の章では、標準偏差の数値内に入らなかった場合の対処方法をご紹介していきます。

平均身長より高い、低いのは大丈夫?

成長曲線を書いてチェックしてみよう

身長の伸び方には個人があるとはいえ、子どもの身長に悩むママやパパもいると思います。

平均身長と比べて差が大きい場合は、成長曲線を描いて詳しくチェックしてみましょう。成長曲線というと母子手帳にあるページが浮かびますが、ここで使う成長曲線は「横断的標準成長曲線」というタイプのものです。

横断的標準成長曲線は、厚生労働省の乳幼児身体発育調査報告書(0歳~6歳)をもとに作成されたもので、平均値の曲線の上には+1SD・+2SDの曲線、下には-1SD・-2SD・-2.5SD・-3SDの曲線が描かれているので、子どもの性別・月齢ごとの平均値からどれだけ差があるのかを確認することができますよ。

SDを用いた横断的標準成長曲線の見かたは、次の章でご紹介します。

成長曲線から外れていると病気の疑いがある

成長曲線には、+1SD・+2SD、平均値、-1SD・-2SD・-2.5SD・-3SDの範囲があります。子どもの身長・月齢の交わる位置に点を付け、どの位置に入っているかを確認しましょう。

このとき平均値から外れていて、-2SD以下の場合は医学的に「低身長」とされています。

低身長にも種類があり健康で背が低い場合は「体質性低身長」とされます。さらに家族性低身長(遺伝の可能性)・特発性低身長(家族性や胎内発育不全性でなく、乳幼児期に少食だったなどの理由)などに分けられています。

病気とされる低身長は、成長ホルモンや甲状腺ホルモン不足・染色体異常(ターナー症候群など)・子宮内発育不全(SGA 性低身長症)などが挙げられます。

気になるときは病院を受診する

先ほどの章では、成長曲線の下方にあたる低身長について触れましたが、平均値や標準偏差を越して高身長の場合でも、ママとしては気になるかも知れません。

高身長の場合はパパやママが高身長で遺伝しているケースが多く、低身長ほどの心配は要らないようですが、幼児や低学年のうちに突如として身長が大幅に伸び続ける場合は、思春期早発ということもあるので受診をしてみましょう。

成長障害かどうかは素人には判断しきれないので、なにか気になった場合には遠慮せずに受診をして専門医の意見を聞いてみましょう。

実際に成長障害かどうかを判断するには、医師による検査が必要です。原因によって治療の仕方も異なりますし、早めに受診をすることで適切な治療を受けられる可能性が高まります。

2歳の女の子の平均体重をチェックしよう

2歳の女の子の平均体重を知ろう 

2歳児というと運動機能の発達が著しい時期です。今までよりも活動的になり、一時的に体重が減ったり、逆に食欲が増したりすることもあります。身長と同じように、「あまり増えないな…」とか「急に体重が増えたけど大丈夫かな?」なんて、体重の増減についても心配になることがありますよね。

まずは2歳の女の子の平均体重を知っておくとよいと思います。月齢別の平均体重と標準偏差を合わせてご紹介していきましょう。

2歳の女の子の平均体重は、2歳0カ月で11.0kg(標準偏差1.1)・2歳1カ月で11.2kg(1.2)・2歳2カ月で11.4kg(1.2)・2歳3カ月で11.6kg(1.3)・2歳4カ月で11.8kg(1.3)・2歳5カ月で12.0kg(1.4)・2歳6カ月で12.2kg(1.4)・2歳7カ月で12.3kg(1.4)・2歳8カ月で12.5kg(1.4)・2歳9カ月で12.7kg(1.5)・2歳10カ月で12.8kg(1.5)・2歳11カ月で13.0kg(1.5)、とされています。

ときどき子どもの体重をチェックしてみるとよいですね。

カウプ指数でやせ過ぎ、肥満を確認しよう 

平均体重と標準偏差をチェックしたら、カウプ指数も調べてみるとよいかも知れません。

カウプ指数は、満3カ月の乳児から5歳の幼児までの発育状態の程度を示す指数で、肥りすぎ・肥りぎみ・普通・やせぎみ・やせすぎの度合いを知ることができます。

計算方法は「BMI」と同じで、体重を身長で二度割って求めます。

カウプ指数=体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)です。

計算法はとても簡単ですね。

カウプ指数の判定基準は男女共通ですが、年齢によって基準となる値に違いがあります。2歳児の判定基準は、13.5未満=やせすぎ・13.5 ~ 15未満=やせぎみ・15 ~ 17未満=普通・17 ~ 18.5未満=肥りぎみ・18.5以上=肥りすぎ、という判定になります。

このように2歳児では15~17未満が普通となっています。子どもの身長と体重で計算してみたら「普通」に当てはまらないこともあると思いますが、あくまでも計算上でのデータなので参考にする程度にして、まずは日頃の食習慣や活動などを改善していくようにしましょう。
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