兼業主婦が仕事を続けるには?上手に育児と仕事を両立するコツ
育児と仕事を両立しているママは、知らず知らずのうちに疲れが溜まっているものです。そんな中でも家事を流れ作業のように進めていたり、無理をして頑張ったりしているママは多いでしょう。しかし、その状態を続けていると出勤がつらくなることもあるかもしれません。そこで、育児と仕事を両立するコツなどをご紹介します。
ママが仕事を続けるメリットとデメリット
家庭の収入が安定して余裕ができる
例えば、家族旅行、子どもの習い事や将来の進学先などです。また、経済的な理由での夫婦喧嘩も少なくなる可能性が高いでしょう。ほかには、金銭的に家計を支える柱が二本あることで片働き世帯より病気やリストラなど、いざというときに慌てる度合いが低くなるのもメリットの一つです。
ただし、これはパパとママの業務形態によって変わってきます。正社員同士、正社員とパート、正社員と派遣社員など雇用形態やそのときの状況によっては転職が必要になることもあるでしょう。
社会とつながりが持てて気分転換にもなる
そんなママにとって社会とのつながりを持つための一番早い方法は、仕事を持つことです。仕事を持つと会話の内容が、子どもの話やママ同士の世間話のように狭い範囲の話題から、まったく違う方向のものへと変化します。
そのことにより気分転換になったり、新しい出会いへとつながったりしていくことがあるでしょう。
育児と仕事で時間に追われ疲労が溜まる
起床から就寝まで、すべての時間が分単位で進み、落ち着いて座る暇もないママもいるかもしれません。そして、その生活を続けているうちに体から疲れが抜けなくなってしまうのです。
また時間に追われて疲れが溜まっているため、子どもがママに構ってほしくて寄ってきても十分な相手ができず、それが罪悪感に変わることもあるかもしれません。疲れを取るための睡眠時間も満足にとれないとイライラが募ってきて、普通の状態なら気にならないことも気になるようになるでしょう。
兼業主婦が仕事を続けるための働き方
フルタイムではなく時短制度も利用する
できれば正社員のまま働き続けたいけれど、育児をしながらのフルタイム勤務はつらいと考えるママも多いでしょう。そのようなママにおすすめなのが、時短勤務制度を利用する方法です。
時短勤務とは、子どもが3歳未満のパパとママが使える制度で「育児・介護休業法」に基づき労働時間は原則6時間と決められています。また、残業を拒否することも可能で、もし事業主が残業を強要すると違法になります。ただし、その前に「所定外の時間外労働免除請求」をしておく必要があるでしょう。
デメリットは、勤務時間減による給与や手当の減額です。会社により適用期間や給与算定基準が違いますので、確認しましょう。
延長保育などの様々なサービスを活用する
自然災害などで警報が出た場合、幼稚園は学校教育法の定めにより休園になります。一方、保育園は明確な決まりがなく、自治体により休園の有無が違います。そのため、居住地や園の決まりをきちんと把握しておく必要があるでしょう。
また残業などでお迎え時間に間に合わないときは、延長保育やファミサポなどを利用することになります。どちらも料金は掛かりますが、サービスを利用することは時間に追われるママの助けになるでしょう。
子どものそばにいられる在宅ワークも検討を
近頃は企業のリモートワーク化が進み、出社しなくとも自宅で仕事ができる、新しい働き方として注目を集めています。インターネット等を駆使して自宅で仕事ができれば、もしも子どもが体調を崩してもそばにいられて安心ですね。欠勤や早退などで、職場に迷惑をかけるという後ろめたさからも解放されるでしょう。
フリーランスになるという選択をしているママも多いようです。在宅ワークを斡旋するエージェントも増えており、IT系やデザイン系など幅広い業務の中から自分のスキルを活かして働くことができますよ。
家事と仕事を上手に両立するには?
パパと家事育児を分担する
そのためには、パパの意識変革が大切です。パパには「手伝う」ではなく「参加する」という当事者意識を高めてもらいましょう。この意識は持とうとしても、急には難しいものです。できれば赤ちゃんが生まれる前、もしくは出産後徐々にパパがする家事や育児を増やしていって、育児休業明けにはママの負担が少なくなるように話し合いましょう。
また、家事内容を明確にし、分担した家事や育児に口を出さないことが大切です。明確でなかったり、口出ししたりするとパパのやる気を削ぐ結果になりえますので気をつけましょう。