B型ベビーカーは何歳から使える?対象年齢や使用上の注意点を知ろう
ベビーカーは、小さな子ども連れのお出かけに欠かせないアイテムですよね。「A型」「B型」「バギー」など種類も豊富で、どれをいつから使用すればよいのか迷うママもいることでしょう。今回はそのなかでもB型ベビーカーにスポットを当てて、ほかのベビーカーとの違いや対象年齢、使用上の注意などを紹介します。
ベビーカーのA型とB型、バギーの違いは?
A型は新生児から使える大型のベビーカー
メーカーによって違いはあるものの、一般的にA型のベビーカーは新生児期を過ぎた「生後1カ月」から使用できるベビーカーです。
生後1カ月から赤ちゃんを乗せることができるよう、座席がフルフラットになるなどリクライニングが充実しています。また赤ちゃんをしっかり支えられるように、座席のクッション性が高く安定感があります。座席の向きは赤ちゃんの様子を確認しやすい対面式以外にも背面式に切り替えができるものもあり、比較的重量があり大きな作りの物が多いです。
A型より軽くて小回りが利くB型
B型はリクライニングがほとんどしないまたはそれ自体がないものもあり、座席は進行方向に向いて座る背面式が基本になります。そのためA型に比べると、軽くてシンプルで押しやすいというのが特徴です。
また折りたたむとコンパクトになるので、持ち運びに便利です。専用のショルダーストラップがついている物もありますよ。コンパクトにたためるので収納スペースもとりません。B型は子どもの成長にあわせて、ベビーカーでの動きやすさに考慮した作りといえます。
バギーは軽量で座るだけの簡易的なもの
バギーはリクライニングがなく座席のクッション性も乏しいので、座るだけの簡易的なベビーカーです。短時間の移動を考えて作られたものなので、バギーでのお昼寝などには適していません。
しかしその分軽いので子どもが乗っても動かしやすく、車のトランクへの積み下ろしも楽にできます。また価格がリーズナブルで、購入しやすいというメリットもありますよ。
B型ベビーカーが使える期間はどれくらい?
B型デビューは腰がすわった7カ月頃から
腰がすわっていない赤ちゃんでも、ベビーカーのベルトを使用すれば座らせることができるかもしれません。しかし赤ちゃんの体への負担が大きく背骨や内臓、神経に影響を及ぼす恐れもあります。そのため、無理をして乗せるのは避けてくださいね。
メーカーで記載されている使用開始月齢はおよその目安と捉えましょう。「生後7カ月以上」「1人で支え無しに座れる」この2点を満たしたときが、B型ベビーカーデビューのタイミングといえますよ。
3歳前後まで使う人が多い
海外の有名ブランドでは4~5歳まで乗せることが可能というものもあります。しかし、一般的によく見かけるB型の物は、メーカー規定で「生後36カ月ごろまで」とされていることがほとんどです。家庭の事情や子どもがどれくらい歩けるか、子どもの性格によってもいつまでベビーカーを使用するかは違ってきますが、だいたい3歳前後まで使う人が多いですよ。
ベビーカーには年齢の上限だでなく「体重15kgまで」といったように、乗車可能な体重の上限も設けられています。そのため年齢だけでなく体重も考慮して、いつまで使うかを決めることも大切です。
最近はAB型兼用のベビーカーも人気
これは以前通称AB型ベビーカーと呼ばれていたもので、2004年のSG基準改正により「新基準A型」として正式に種類が認められたものです。最近は市場でもよく見かけるようになりました。
新基準A型はA型と同じように生後1カ月から使うことができ、B型のように軽くコンパクトな作りが特徴です。対面・背面の切り替えやリクライニング、安定感などを兼ね備え多機能型ベビーカーといえるでしょう。新基準A型はほかのベビーカーと比べて価格が高めですが、ベビーカーを買い替える必要がなく1台で済ませられるメリットがありますよ。
B型ベビーカーを使う上で注意すること
公共の乗り物での混雑時は折りたたもう
まず公共の乗り物に乗るときは、混雑時に折りたたむようにしましょう。混雑時に広げたままだと、周りの人の迷惑になるだけでなく急停止などで子どもの上に人が倒れてくる危険性もあります。乗っている途中でも混み始めたと感じたら、折りたたむようにしましょうね。そのため、ベビーカーでのお出かけ時も抱っこ紐があると安心ですよ。
また電車に乗るときに車両とホームの間にベビーカーの車輪が挟まったり、電車のドアに挟まったりする事故が起きています。駆け込み乗車などはせず、十分注意して乗るようにしましょうね。