赤ちゃんの寝る場所はどこ?安心して寝かせられるスペースとは
いつでも赤ちゃんの様子がわかる場所で寝かせたいけど、ベビーベッドの置き場所に困るし、添い寝は押しつぶしてしまいそうで心配。今回は、部屋別、ベビーベッドを使わない場合など様々なケースで紹介します。赤ちゃんとママにとってのベストの寝床を、自分たちの生活パターンに照らし合わせて考えてみませんか。
赤ちゃんの寝る部屋別でみるメリット
リビングはお世話しやすい場所
第一にお世話がしやすいのが最大のメリット。赤ちゃんの着替えやおむつなど、お世話用品一式は赤ちゃんが一番長く時間を過ごすリビングに置いているママがほとんどでしょう。
またママは日中、赤ちゃんのお世話だけでなく、洗い物や洗濯物、食事の支度に掃除とたくさんの家事に追われています。そのほとんどが、リビングですることが多いので同じ場所に赤ちゃんの寝床があれば、お昼寝中でも頻繁に様子をみられますし、泣いたらすぐに抱っこしてあげることもできます。
また赤ちゃんのほうも、ママの存在を近くに感じられることで安心できるもの。少しくらいの生活音もへっちゃらです。
寝室は生活のサイクルを整えてくれる
新生児のころは2時間おきに目覚めていた赤ちゃんも、月齢を追うごとに昼夜のリズムがついていくもの。この時期を見逃さずに、生活サイクルを整えてあげましょう。
まず朝はたっぷりの陽ざしを浴びて体を目覚めさせましょう。そして夜は部屋の照明を落とし、静かな環境で過ごさせてあげることが大切です。
そのためにはやはり寝るための部屋である「寝室」に赤ちゃんの寝床をつくることが意味をもってくるのです。
子ども部屋なら夫婦の時間が作れる
子ども部屋にベビーベッドを置き、赤ちゃん一人を寝かせることのメリットは夜中のお世話に翻弄されないので、ママとパパがしっかり夫婦の時間を持てることにあります。
パパと大人な会話をしようとしても、赤ちゃんがひとたび泣けば中断して、やれおむつだおっぱいだとなり、まともにお互いの一日の報告もままならない、なんて夫婦も多いのではないでしょうか。
この状態があまり長く続くとコミュニケーション不足となり、しなくてよい夫婦げんかに発展するのもよくあるパターン。夜はしっかり二人の時間を意識的にもつことも大切なことです。
夫婦がベッドの場合の赤ちゃんの寝る場所
夫婦のベッドの横にベビーベッドを置く
できればベビーベッドの高さを調節して、大人のベッドと段差をなくせるのがベスト。柵を下げてしまえばお互いの寝床がひとつづきになり、よりお世話がしやすくなります。
授乳のことを考えればママと赤ちゃんが隣同士のほうがラク、ということでパパ、ママ、赤ちゃんの並びが一般的なようですが、もちろんパパとママが入れ替わってもOK。寝室が広めの間取りでないとなかなか現実的ではないかもしれませんが、ママも赤ちゃんもお互いのスペースが十分に確保できることからも、もっとも理想的な寝床だといえます。
夫婦のベッドに一緒に寝る
怖いのが睡眠中の転落なので、赤ちゃんを真ん中にしてパパとママが両側に寝るようにします。パパの帰宅が深夜で就寝時間が違う、などの場合は転落防止のベッドガードの設置を検討しましょう。
また吐き戻しやおむつ漏れなどのアクシデントを想定して、赤ちゃんが寝る場所には防水シートやタオルをひくほうが安心です。枕や掛け布団などの寝具も可能な限り赤ちゃん専用のものを使用し、万が一の窒息事故を防ぎましょう。
誤飲の原因になるような小さなものは、ベッド周りに置かないようにしましょう。
夫婦がベッドのときのメリットデメリット
メリット1 起き上がりやすい
産後のママの体は回復途中。腰痛があったり、帝王切開の傷が痛んだり、寝起き自体が辛いこともあります。ベッドは布団に比べ、立ち上がる動作がないぶん体の負担が軽くなります。
メリット2 もたれられる
授乳や寝かしつけの最中、ベッドヘッドに背中をもたれさせることができるのは体勢的にとてもラクです。
デメリット1 転落の危険
床からの高さがある分、非常に危険です。まだ寝返りしないから、などと油断せず赤ちゃんを一人で寝かせることがないようにしましょう。
デメリット2 窒息の危険
大人が押しつぶしてしまう、大人用布団が鼻と口を覆ってしまう、といった窒息事故はゼロではありません。