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乳児の離乳食開始はいつから?食べない、吐く、便秘時の対処法を紹介

乳児の離乳食開始はいつから?食べない、吐く、便秘時の対処法を紹介

赤ちゃんは成長とともに食べるための機能も発達していきます。大人と同じ食事がとれるようになるために、離乳の期間はとても大切ですが、離乳食はいつからはじめるとよいのでしょうか?離乳食を拒否したり吐いたりしてしまった、便秘になってしまったなどの問題の対処法もあわせて知っておきましょう。

乳児の離乳食をはじめる時期について

離乳食をはじめてもよいかチェックしよう

現在、厚生労働省による離乳食のガイドラインでは、離乳食の開始時期は生後5〜6カ月頃となっています。WHO(世界保健機構)では、離乳食の開始時期を生後6カ月として推奨しています。

離乳食をはじめようとしても、赤ちゃんの成長には個人差があるものです。まずは赤ちゃんに離乳食を食べる準備ができているかチェックしましょう。

■首がしっかりとすわり、支えるとお座りができるようになった
■口に入れたスプーンを舌で押し出さない
■大人の食事に興味が出てきた(大人が食べているのを見てよだれを出すようになった)
■歯が生えてきた
■生活リズムが整ってきた

体の発達や食べ物への興味など、これらの項目がクリアできていれば離乳食を始められます。

離乳食初期~中期の食べさせ方

最初は1日の授乳の中の1回を離乳食に置き換えます。まずは、アレルギーの心配が少なく消化のよい10倍がゆを、小さじ1から与えて一週間かけて小さじ3まで増やします。

10倍がゆに慣れたら、ペースト状にした人参、かぼちゃ、ほうれん草などの野菜をプラスします。このとき、離乳食が1日1回の場合は、まだたんぱく質は入れません。アレルギーが出る場合もあるので、初めての食べ物は小さじ1の量を与えて、アレルギー症状が起きないか様子を見ましょう。

離乳食に慣れてきたら午前に1回、午後に1回と間を4時間以上あけて1日2回食にしてみます。中期になると、豆腐や白身魚、8カ月以降ではささみや赤身魚、卵の黄身などのたんぱく質も食べられるようになります。

離乳食後期~完了期の食べさせ方

9カ月頃から離乳食後期となり、1歳~1歳半の間が離乳食の完了期になります。

後期では離乳食の回数が1日3回となりおやつも欲しがるようになってきますが、赤ちゃんの胃は小さいため1回に与える食事の量の目安は子ども用茶碗1杯分くらいです。

■おかゆ(軟飯)…80〜90g、野菜や果物…30〜40g、さらにたんぱく質をプラスする

離乳食の完了期になると、ほぼ大人と同じものが食べられますが香辛料、塩分、脂質、糖質などの量は注意しましょう。

後期以降は自分で食べる意欲がますます出てくるので、手づかみ食べができやすい形状にするなど工夫してみてください。味覚も発達してくるので、色々な食材に慣らして様々な味付けを経験させてあげましょう。

初期の離乳食を食べないときはどうするの?

あせらずに開始時期を見直してみよう

一般的な離乳食の開始時期は生後5〜6カ月頃とされていますが、これはあくまでも目安に過ぎません。

赤ちゃんは生後5カ月くらいになると首や腰がしっかりとすわって、舌で固形物を押し出そうとする「哺乳反射(ほにゅうはんしゃ)」が見られなくなります。しかし、個人差があり、6カ月近くになっても哺乳反射が残っている子もいます。

離乳食を嫌がるときは、一度、口の中にスプーンを入れてみましょう。舌で強く押し返すようであれば離乳食のスタートの時期ではないということです。この場合は1~2週間ほど時間をおいてから再開してみましょう。

離乳食の開始時期を単純に月齢で判断するのではなく、赤ちゃんの方で離乳食を食べる準備が整うのを待ってあげてくださいね。

椅子やスプーンを嫌がらないか確認しよう

離乳食の時間になると機嫌がわるくなって食べない…という場合は椅子やスプーンに問題があるケースもあります。大人よりも触覚が敏感な赤ちゃんにとって、椅子やスプーンの感触というのも離乳食の食べ方に影響するほど大きなポイントだからです。

つまり、本当は離乳食は好きなのに、自分に合わない椅子やスプーンのせいで離乳食を食べたがらないだけという可能性があるのです。椅子に座らせてもすぐに立ち上がってしまう、スプーンを口元に近づけるだけで嫌がる、などの行動が見られる場合は、椅子やスプーンを替えてみましょう。

また、スプーンにのっている一口の量が多すぎても赤ちゃんが嫌がることがあるので、一度に食べさせる量を少なめにしてみるのもよいかもしれません。

お腹がすいている時間にあげてみよう

離乳食を開始する時期は、赤ちゃんの主な栄養源はまだまだ母乳やミルクです。そのため、授乳してから離乳食をあげようと思っても、おなかがいっぱいの赤ちゃんは食べようとしません。

そこで、離乳食をあげるタイミングは授乳と授乳の間の少しお腹がすいてきている時間にするのがよいでしょう。

離乳食初期の赤ちゃんにとっては、離乳食が空腹を満たすものであることを理解できません。そのため、お腹がすいているときは母乳やミルクを欲しがってしまい、離乳食を食べない場合があるので完全な空腹になる前であることがコツです。

離乳食の目的は、栄養補給というより、母乳などの液体以外のものを「噛んで飲み込める」ようにする練習なので焦らず進めましょう。

離乳食を食べなくなったときの対策

調理方法を工夫して食べやすくしてみよう

順調に離乳食が進むとどんどんステップアップしていきたくなりますが、食べ慣れていない形状の離乳食を次々に出されると、赤ちゃんは不安を感じて食べなくなる場合があります。スムーズに食べ進めていたのに、急に食べてくれなくなった…というときは調理方法を工夫してみましょう。

特に7カ月頃以降からは、「ごっくん期」「かみかみ期」「パクパク期」と少しずつ形状も大きく硬くなっていきます。少しずつの変化が理想的ですが、食材の大きさ硬さの微調整は実際にはなかなか難しいですね。

その場合は、離乳食中期なら初期へ、後期なら中期へと一つ前の段階の食べ慣れた形状に戻してみましょう。食べ慣れている形状に赤ちゃんは安心して、また離乳食を食べられるようになります。

食事を集中して楽しめる環境を作ってみよう

好奇心旺盛な赤ちゃんの目に、テレビやおもちゃが映り込むと気持ちがそちらに引き込まれて、離乳食が進まないということは珍しくありません。太陽の光や影、車の音、動物の鳴き声などちょっとしたことでも意識がそれてしまうのです。

もともと赤ちゃんの集中力の限界は30分ほどだといわれています。もちろん個人差があるので、赤ちゃんによっては10分も集中力が続かないということもあるかもしれません。

そこで、食事のときはテレビを消す、窓を閉めて外の音が聞こえないようにするといった工夫をして離乳食に集中できる環境を作りましょう。また、食事にかける時間は長くても20分くらいで切り上げ、次の食事までにおなかを空かせるように元気に活動させてください。

体調不良はないか確認してみよう

離乳食を食べなくなったときは、ただの食べムラの場合もありますが、もしかしたら体調不良の可能性も。赤ちゃんは生後6カ月を過ぎると、ママからもらった免疫力が低下して感染症などにかかりやすくなるからです。

食欲がないだけでなく、熱っぽい、いつもより元気がない、顔色がわるいといった異変があれば離乳食はやめて様子を見ましょう。ぐずりやすい、泣きやすい、怒りっぽいなどの機嫌も体調のバロメーターです。

咳や鼻水が出る、嘔吐するなどの目に見える体調の変化は気が付きやすいですが、目に見えない体調の変化は気付きにくいものです。自分の気持ちをうまく伝えられない赤ちゃんの代わりに、常に周囲の大人が子どもの体調の変化にも気を配りましょう。

乳児が離乳食を吐いたらどうしたらいいの?

赤ちゃんの元気はあるか様子を確認しよう

赤ちゃんが嘔吐すると「大変!病気かも!?」とつい慌ててしまいますが、まずは落ち着いて対処することが大切です。

離乳食を吐いたとしても元気があってすぐにご機嫌になっているようであれば、まずそれほど心配はいらないでしょう。

赤ちゃんの嘔吐には、胃の形状が大きく関係しています。実は赤ちゃんの胃というのは、S字状に曲がっていて入り口がしっかり閉まる大人の胃とは違い、丸い「とっくり」のような形をしているのです。なおかつ、容量は小さいわりに入口が広くできています。

そのため、咳やゲップなどのほんの少しの刺激のせいで食べたものが戻ってきてしまうことがあります。また、少し食べ過ぎただけで吐いてしまうということも珍しくありません。

熱、下痢の症状があるときは病院へ行こう

赤ちゃんが離乳食を吐いてしまったら、発熱や下痢、咳などのほかの症状があるかどうかを確認してください。嘔吐以外にこれらの症状が見られる場合は、風邪やウィルス性胃腸炎などの病気にかかって体調不良になっていることが考えられます。早めにかかりつけの小児科を受診しましょう。

また、嘔吐を繰り返す場合や、嘔吐した後にぐったりしている、顔色がわるい、食欲がないという場合も同様です。体が小さな赤ちゃんは脱水症状に陥りやすいので、嘔吐の際、下痢をともなっている場合には、大さじ1杯程度の水分をゆっくりと与えるなどの対処をしてあげてください。

病院を受診するべきか判断しかねるときは「#8000」の小児救急電話相談で相談してみましょう。

アレルギーの可能性も考慮しよう

同じ食材を食べて2回、3回と嘔吐した場合に、熱や下痢などの症状が見られないのなら食物アレルギーによる嘔吐の可能性も考えられます。アレルギーによって皮膚の発疹が出現しているかもしれないので、体をチェックしてみましょう。

重度になるとじんましんのほかに、ぐったりとしたり、呼吸困難になったりということもあるので注意が必要です。病院を受診する場合、「何をどれくらい食べたのか」「どのような嘔吐物だったのか」など、できるだけ細かい状況を医師に伝えると迅速で適切な処置を受けやすくなります。

アレルギーの可能性も考え、初めて食べる食材は小さじ1の量だけにして午前中に与えるようにしましょう。そうすれば万が一、異変が起きてもすぐに対応できますね。

乳児が離乳食で便秘になったときの解消法

便秘解消レシピを作ってみよう

離乳食をはじめると腸内環境に変化が現れて、便秘がちになる赤ちゃんがいます。これまでに比べて、排便回数が極端に減る、コロコロした便しか出ないといった場合は便秘かもしれません。

便秘になったときは、便意解消に役立つ食材を積極的に食べさせてあげましょう。食物繊維が豊富なさつまいもやかぼちゃは甘みが強く、赤ちゃんにも受け入れられやすい味なのでトライしやすいですよ。かぶも食物繊維が豊富で味が淡泊なので、ゆでるとクセもなく甘みを感じやすくなります。

お腹の強い味方になってくれるヨーグルトも摂り入れたいですね。離乳食中期ではヨーグルトが食べられるようになります。整腸作用のあるバナナやリンゴと和えたデザートは子どもも大好きです。

マッサージや運動をしてみよう

便秘の解消にはお腹のマッサージや軽い運動も効果的とされています。

■お腹のマッサージ…赤ちゃんを仰向けに寝かせて、おへそのまわりを「の」の字を描くように時計回りにゆっくりさする方法です。指の腹を使うイメージで優しく行いましょう。

■自転車こぎ運動…仰向けに寝かせた赤ちゃんの太ももから膝を、左右交互にお腹の方に持ち上げるように動かします。自転車をこいでいるようなイメージでゆっくりと運動させます。

こうしたマッサージや運動は赤ちゃんとのスキンシップにもなります。優しく声をかけながら毎日続けてあげることで排便習慣が整ってくるでしょう。便秘気味かな?と思ったら、完全な便秘になる前の予防としても取り組んでいきたいですね。

便秘で苦しそうなときは病院へ行こう

マッサージや運動でも便秘の改善が見られない場合には、綿棒浣腸という方法もあります。これは、先を少しほぐして柔らかくした大人用綿棒に、たっぷりとベビーオイルをつけて肛門にそっと差し込む方法です。

肛門の約1~2cmの深さの場所を、優しく刺激することで排便を促します。肛門が直接刺激されるので効果が期待できるのですね。

こうしたホームケアを色々試しても改善されずに、赤ちゃんのお腹が張って苦しそうにしているのであれば早めにかかりつけの小児科を受診しましょう。うんちが出ないのに、強くいきみすぎると肛門が切れてしまうこともあります。

また、便秘をたびたび繰り返すようであれば、一度病院を受診して相談してみることをおすすめします。

まとめ

離乳食を開始するタイミングや進み方には月齢の目安がありますが、必ずしもすべての赤ちゃんが同じペースで進むというわけではありません。食事をする環境や調理に工夫を凝らしつつ、その子のペースに合わせて様子を見ながら、あせらずゆっくり進めてあげてくださいね。

赤ちゃんに離乳食を食べさせるときに大切なことは、楽しい雰囲気で「食べる楽しさ」を体験させてあげることです。少しずつでも必ず食べられるようになっていくので、根気よく進めていきましょう。

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