お盆前に知っておきたいお供えの知識。お盆の意味や時期も教えて
のし紙の水引きと表書きについて
水引きは「黒白」の色、結い方は「結びきり」のものを選びます。水引きの本数は、お盆のお供え物には5本のものを使うのが一般的なようです。
表書きには「御仏前」や「御供物」と書くのが一般的ですが、御供物のほうが、命日や宗派にかかわらず使えるようですよ。
名前は筆ペンを使い、フルネームで書きましょう。連名の場合は、下中央部にご主人(パパ)の名前を書き、左横に奥様(ママ)の名前を書くのが一般的です。
タブーとされるお供え物とは
「魚や肉などの殺生にかかわるもの」「昆布や鰹節などの慶事に通じるもの」「バラなどの棘があるお花」「赤やオレンジなどの派手な色のお花」はタブーとされています。どうしても、地元の名産である魚や肉を持参したい場合には、お供え物を別に用意して持参するほうがよいかもしれません。
また、仏教では「仏様は食べ物や飲み物の香りを食べる」といわれています。ですから、香りの強すぎるお花や、にんにくやネギを使ったお料理などは、故人にも刺激が強すぎるとされ、ふさわしくないようです。お線香の香りとの相性が悪いこともあるので、選ばないようにしましょうね。
まとめ
一番大切なのは、日ごろから故人を偲び、供養する「心」です。いつか自分の子どもから、お盆について「なぜこういうことをするの?」という質問をされたときに、お盆に行われる一つ一つのことが故人や先祖を思いやる意味を持っていることを、子どもにも分かりやすく、ママから伝えられるとよいですね。