添い乳中に赤ちゃんが乳首を噛む!理由や対策、対処方法を知ろう
添い乳中に赤ちゃんに乳首を噛まれたことはありますか?乳首を噛まれると痛くて授乳がおっくうになりがちですよね。実は赤ちゃんが添い乳中に乳首を噛むのには理由があったのです。ここでは赤ちゃんが乳首を噛む理由やその対策、先輩ママが行っている対処方法についてご紹介していきます。
赤ちゃんが添い乳中に乳首を噛む理由は?
歯が生えてきてむずがゆいから
下の歯だけが生えている場合は乳首を噛まれることは少ないようですが、上の歯が生え始めると噛むようになる赤ちゃんが多いです。これは赤ちゃんの歯が生えてきて、むずがゆいことが原因だといわれています。これは「歯ぐずり」と呼ばれていて、海外でも"teething pain"としてよく知られています。
歯が生えることは赤ちゃんにとって初めての経験です。今までなかった歯が、ある日突然生えてきて、不快に感じイライラして噛んでしまうのでしょうね。
ママの母乳に文句があるから
母乳の味はママの食生活や体調が大きく関係しています。産院によっては、妊娠中に授乳期の食生活について指導されることもあるでしょう。
ケーキやお菓子などの甘いものやファーストフードや揚げ物など高カロリーで脂肪分が多い食べ物を食べ過ぎると、母乳は白くなり味が悪くなってしまいます。授乳期の食事は、血液をサラサラにする成分が多く含まれている青魚や、油をあまり使わない煮物など和食がおすすめですよ。
またママの体調によっても母乳の味は変わります。赤ちゃんのお世話で忙しくても、ママも休んで体をいたわってくださいね。
遊び飲みをしているから
授乳の度に目に入る乳首が気になって噛んでしまい、そのときママが思わず「痛い!」と声をあげたなら…。赤ちゃんは乳首のふわふわした感触とママの反応が面白くて、つい何度も噛んでしまうでしょう。
また遊び飲みの原因には添い乳中の環境も関わっているといわれています。添い乳中でもテレビを大音量でつけていたり、パパとお話していたりしていませんか?赤ちゃんは添い乳中に聞こえてくる音が気になってしまって授乳に集中できず、遊び飲みをしているのかもしれません。
添い乳中に赤ちゃんが乳首を噛んだときは
根気強く何度でも「やめて」と伝えよう
痛さのあまりつい赤ちゃんにきつく怒ったり叩きそうになったりしそうになるかと思いますが、ぐっとこらえて「やめて」と低い声で伝えましょう。笑いながら伝えると赤ちゃんは遊びと勘違いしてしまうので、しっかりと赤ちゃんの目を見て何度も伝えましょう。
「ママだって痛いし、噛まれたらもう飲めなくなっちゃうよ」「痛い痛いだからやめようね」という風に、噛まれるたびに繰り返しましょう。根気よく伝え続けることで、赤ちゃんもママの気持ちに気づいてくれるでしょう。
おっぱいを離して授乳を中断しよう
おっぱいを離す主な方法は二つあります。一つは赤ちゃんの口角の両側にママの指を入れて乳首を外す方法で、二つ目は赤ちゃんの顔をママに引き寄せる方法です。低月齢の間は一つ目の方が行いやすく、指を入れたまま乳首を横にずらすと赤ちゃんは簡単におっぱいから離れますよ。
二つ目の方法ではママの体に赤ちゃんを近づけることで、赤ちゃんは鼻で呼吸がしにくくなるので自らおっぱいから離れようとしますよ。赤ちゃんの鼻をそっとつまむのと同じ要領ですね。赤ちゃん自らおっぱいを離す場合は、乳首や乳頭にも負担がかかりにくく傷ができにくいでしょう。
傷ついた乳首をケアしよう
傷口の消毒は、清潔な清浄綿で傷口をきれいに拭きます。そしてベビーワセリンを塗ってラップをして保湿しましょう。次の授乳のときはラップを外して、授乳が終われば再び消毒と保湿を繰り返しましょう。
それでも痛みを我慢できない場合は、乳頭保護器を使用するか皮膚科や産婦人科を受診してお薬を処方してもらいましょう。病院で処方される薬を塗って、一晩で傷が回復したママもいるそうですよ。