子どもの集中力を高める方法とは?日常生活や食事による高め方も紹介
たっぷり睡眠時間を取り規則正しい生活を
睡眠不足になると、イライラ、無気力、集中力の欠落、食欲不振、過食、便秘、疲労感など、子どもにとって様々な悪影響があります。十分な睡眠時間を取るためには、規則正しい生活をすることが大切です。
生活習慣を大人になってから改善するのは大変なことですね。幼児期に規則正しい生活を身につけることは、一生の宝物ともいうべきものです。子どもの心と体の健やかな成長のために、規則正しい生活を始めましょう。
家の中は集中して遊べる環境を作ろう
「おもちゃ部屋」や「おもちゃコーナー」を作っているお家も多いですよね。子どもが好きなおもちゃを自分で選んで遊べるようになっているのはよいことです。しかし、ごちゃごちゃと散乱したような状態になっていると、どれも大切にできず、次から次へと余計に散らかしたくなるでしょう。
子どもが集中して遊べるように、片づいた部屋、片づけやすい部屋を目指したいものです。「一つ出したら一つ片づける」というように、子どもと一緒にルールを決めるのもよいでしょう。
バイリンガルで育つと集中力が高い!
バイリンガル環境で育つと左脳が鍛えられる
2種類の言語を理解するために、左脳は2倍の言語情報を処理する必要がありますね。必然的に左脳の情報処理能力が上がり、さらに集中力も高くなるでしょう。複数のタスクを同時に進めたり、考え方の切り替えが早かったりといった能力が身につきます。
「バイリンガル」といっても、例えばママが日本語、パパが英語を話すなど、日常的に二つの言語を聴いて育つ場合と、母国語である日本語を用いて英語を学ぶ場合の二種類があります。ここでいう「左脳が鍛えられる」というのは前者の環境をいいます。
バイリンガルに育てるには幼児期から
外国語学習をどのタイミングで始めるのがよいのか、見解は色々ありますが、脳への影響を考えるならば、幼児期のできるだけ早い年齢でスタートするのがよいでしょう。「左脳は言語、右脳はイメージ」とよくいわれますが、幼児期の言語学習は右脳を使って感覚的に行われています。
日本語もまだよくわからない幼児期であれば、先入観もなく外国語を学習することができるでしょう。意味が理解できなくても、音や感覚ですんなりと吸収できるのが早期学習のメリットです。
幼児期に英語を習うと吸収が早い
右脳も左脳も柔軟に使いながら成長する幼児期に英語を習うと、「勉強」としてではなく「遊び」や「生活」といった日常の中で自然と吸収することができるでしょう。
熱心に英語教室や塾に通わなくても、家庭でできる英語学習方法はありますよ。いつも見ているお気に入りのDVDを英語版に切り替えたり、英語のCDを流してみたり、ネイティブの発音が聞ける環境を作ってみてください。楽しみながら自然と取り入れることで、脳の発達にもよい影響を与えるでしょう。
毎日の食事から集中力を高めることができる
集中力を高める成分ブドウ糖と鉄分やDHA
〈集中力を高める成分〉
・ブドウ糖…脳の主なエネルギー源です。ブドウ糖が足りないと、ボーっとして集中できなくなってしまいます。ご飯・パン・イモ類など、炭水化物をしっかり摂って、脳に栄養を与えましょう。
・鉄分…血液は脳に酸素を運ぶ重要な役割を果たしているため、鉄が不足し貧血になると脳が酸欠状態になってしまうでしょう。
・DHA(ドコサヘキサエン酸)…青魚に多く含まれる必須栄養素で、脳細胞を活性化する役割を果たします。記憶力や集中力を高める栄養素といえるでしょう。
魚や赤身肉など野菜とバランスよく食卓へ
ブドウ糖・鉄分・DHAをバランスよく食べるには、主食となる「ご飯・パン」と「魚・肉」に加え、「野菜や果物」を一緒に摂ることがポイントです。子どもの成長に欠かせない鉄分は、体内で吸収されにくいという特性があります。
鉄分の吸収を助ける役割を果たすのが「ビタミンC」です。ビタミンCは熱に弱いため、肉と一緒に炒めるのではなく、つけ合わせやデザートとしてメニューに加えるのがおすすめです。子どものお気に入りのメニューをいくつか持っていると、毎日の献立に困らなくてよいですよ。
よく噛んで食べることが脳にも歯にもよい
あごは脳に隣接しています。あごをしっかりと使って食べることで、血流がよくなり脳が活性化する効果が期待できるでしょう。また、よく噛むことで精神を安定させる働きのあるホルモンが分泌されるため、集中力や記憶力が増すといわれています。
現代の日本では、あごの小さい子どもが増えてきています。あごが小さいと永久歯が生えるスペースがなくなり、歯並びが悪くなりやすいでしょう。よい歯並びのためにも、幼児期からあごの筋肉をしっかりと使って食べる習慣をつけたいですね。