車内で赤ちゃんにテレビはよい?車での過ごし方とテレビ利用の注意点
赤ちゃんが車に乗ると、いつもぐずって困っているママやパパは少なくないようです。そこで、赤ちゃんが車の中でぐずる理由や対処法について解説します。あわせて、先輩ママが車の中で赤ちゃんをあやした方法や、車の中でテレビやDVDをつけるときの注意点についてもご紹介します。
赤ちゃんが車の中でぐずる理由や対処法
車に乗ると赤ちゃんがぐずる理由とは
特に後ろ向きに設置されたチャイルドシートではママやパパの姿が見えなくなるので、赤ちゃんは不安に感じてしまいます。チャイルドシートが体に合っていないときでも、不快に感じてぐずることがあるようです。
また、退屈してぐずっていることも考えられます。体を自由に動かすことができない赤ちゃんにとって、車の中は飽きてしまうのでしょう。さらに、車内の温度やにおい、おむつが濡れてぐずっているのかもしれません。
まずは不快になる原因を取り除いてみよう
ママやパパの姿が見えなくてぐずっているときには、声をかけたり手を握ったりして安心させてください。それでもぐずるようであれば、安全な場所に車を停めてしばらく抱っこをすれば、落ち着くかもしれません。
チャイルドシートが体に合っていないときには、正しく装着されているか確認しましょう。特に使っているうちにベルトが緩むことがあるので、こまめにチェックしてくださいね。
また、着せる服やエアコンの調節、消臭剤を利用することで、赤ちゃんのぐずりが解決できるかもしれません。
ぐずるからといってすぐ抱っこするのはNG
パパが車を運転していてママが赤ちゃんを抱っこしている様子をみかけることもありますが、これは危険です。事故に遭遇したときに、シートベルトをしていたママは助かったのに、赤ちゃんが車外に放り出されてしまったという事例があります。
また、ぐずったときにママがすぐに抱っこをすると、赤ちゃんは「ぐずれば抱っこをしてもらえる」ことを学んでしまいます。大切な我が子を守るためにも、車内での抱っこはやめて正しくチャイルドシートを使ってくださいね。
先輩ママが車の中で赤ちゃんをあやした方法
おもちゃやベビーミラーを用意する
赤ちゃんが触ればぐるぐる回るおもちゃや、音が出るおもちゃなどがあります。ベビーカーにも取りつけられるタイプのおもちゃであれば、お散歩のときにも役立って便利です。
また、ママやパパの姿が見えなくて赤ちゃんがぐずっているときには、ベビーミラーを用意してみたらいかがでしょうか。運転席から赤ちゃんが見えるだけではなく、赤ちゃんからもママやパパの姿が見えて安心です。最近では角度の調節が簡単に行えるものや、かわいいぬいぐるみがついているものまで種類が豊富にあります。
赤ちゃんのお気に入りの音楽をかける
童謡は、大好きな赤ちゃんも多いですよね。お家でたくさんの童謡を聴かせて、赤ちゃんが気に入った曲を1枚のCDにまとめておけば、ぐずったときに助かりますよ。「犬のおまわりさん」「アイアイ」「おもちゃのチャチャチャ」などが有名です。
手遊び歌もおすすめです。ママの歌に合わせて赤ちゃんが一緒に手を動かせば、退屈な車の中が楽しく遊べる場になります。「グーチョキパーでなにつくろう」や「おべんとうばこのうた」、「パンダうさぎコアラ」などの手遊び歌が人気です。
赤ちゃんの好きなテレビやDVDをつける
車内でDVDが視聴できない車であれば、スマホやタブレットを使って動画配信サービスやYou Tubeを利用する方法もあります。なお、データ通信量が上限を超えてしまうことがあるので、気をつけてくださいね。
赤ちゃんが大好きなテレビ番組やDVDをつけておけば、ぐずることがなくなってママやパパは運転に集中することができます。ぐずっている赤ちゃんのご機嫌をよくする方法として、大画面のタブレットを車内に持ち込んだり、モニターを後部座席に取りつけたりしているママやパパを時々見かけますよね。
車の中でテレビをつけるときの注意点
車の中でのテレビやDVDは最終手段に
確かに、車内でテレビやDVDをつけると赤ちゃんのぐずりが解消されることは多いようです。しかし、ママやパパが楽になるからという理由だけでテレビやDVDを視聴させると、赤ちゃんにとってデメリットになることがあります。
車内でテレビやDVDを長く視聴していると、赤ちゃんが車酔いになる危険性があります。また、テレビやDVDからの音や光は赤ちゃんにとって刺激が強すぎて、夜泣きや寝つきの悪さの原因になることがあるようです。車の中での視聴は画面が近くなってしまうので、視力低下につながる可能性も考えられます。