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母子同室で金額を抑えるためには?経済的な大部屋で気になること

母子同室で金額を抑えるためには?経済的な大部屋で気になること

母子同室は生まれたときから赤ちゃんとママが一緒に過ごせますよね。けれども大部屋では赤ちゃんの泣き声が気にならないでしょうか?我が子がよく泣く子だったら同じ部屋のママに気をつかうかもしれません。今回は出産入院で個室にしたときの費用や、母子同室で大部屋を選んだときのメリット、デメリットなどご紹介します。

母子同室で金額を抑えるために知っておこう

病院は診療所や助産院に比べて費用がかかる

出産すると約400,000円の出産一時金が支給され、出産費用がかなりカバーされます。けれども今後子育てでお金がかかることを考えれば、できるところは節約したいですよね。

出産施設には入院ベッドが20床以上の病院、入院ベッドが19床以下の診療所があります。医療施設ではなく助産師がいる助産所で出産するママもいますよね。

2015年度の国民健康保険中央会の調査では、正常分娩での平均出産費用は病院が503,967円、診療所が496,689円、助産所が460,952円でした。出産費用は病院が高めの傾向ですが、個々の出産施設により金額に差があります。

家庭的な雰囲気の助産所で出産を希望しても、妊娠の経過などで病院での出産をすすめられるケースもありますよ。

個室を選んだ場合は差額代が別途かかる

出産後は周りに気をつかわずに赤ちゃんのお世話ができる個室を希望する場合があります。個室や2人部屋など少人数の部屋を選んだ場合は差額ベッド代がかかり、その代金は公的な保険適用外になるため全額負担になります。

一定額以上の医療費を払うとお金が戻る医療費控除でも、自己都合による差額ベッド代は対象外になります。しかしママの体調などで病院側が個室を指定した場合は、医療費控除の対象になるケースもありますよ。

個室の費用は地域や病院によって異なります。シンプルに一人で過ごせる個室のみの病院もあれば、ホテルのような個室を備えた病院もあります。数種類の個室がある病院は仕様により値段が変わるので、出産する施設の個室費用を確認するとよいかもしれませんね。

母子同室も個室は費用がかかる

最近では母子同室をすすめる病院が増えています。一緒に過ごせば赤ちゃんが欲しがるタイミングでおっぱいをあげられるなどのメリットがありますが、大部屋だと赤ちゃんの泣き声などで、周りに気をつかいながらお世話をするようになるかもしれませんよね。

母子同室でも個室の場合は入院日数分の差額ベッド代がかかります。帝王切開の場合、手術は保険適用になりますが差額ベッド代は保険適用にならず、入院日数も2週間以上になるケースがあるので差額ベッド代も増えます。

母子同室の病院でも大部屋では夜だけ母子別室になったり、ママの体の回復状況によっては赤ちゃんを預かってくれたりする場合もあります。出産する病院はどのようになっているか聞いてみると安心かもしれませんね。

母子同室の大部屋のメリット

個室に比べると経済的

個室の代金は1日数千円~数万円とさまざまですが、1日6,000円でも1週間で42,000円かかります。これを赤ちゃんとゆっくり過ごすための必要経費だと考えることもできますが、この金額があればベビーベッドや肌着などの赤ちゃん用品にお金をかけられますよね。

なかには大部屋にしたことで出産入院費が出産一時金を下回り、おつりがきたというママもいます。ママが節約を重要視するなら大部屋を検討してもよいかもしれませんね。

先ほどお話したように母子同室の病院でも完全に同室というケースもあれば、夜は新生児室で赤ちゃんを預かるケースもあります。病院の母子同室のシステムによっては、大部屋でもあまり周りを気にせず赤ちゃんのお世話がしやすいかもしれませんよね。

同じ境遇のママと一緒で孤独感がない

初めて出産するママは、我が子が泣いてばかりいたりおっぱいを上手に飲めなかったりすると心配になる場合が多いです。けれども大部屋で周りに同じ境遇のママがいれば安心できますよね。

夜中に泣いて迷惑をかけても「大丈夫だよ」「うちも同じ」と温かい言葉をかけ合えるケースが多いです。「私のお世話が下手なのかな?」などと悩んでも同じように奮闘しているママが近くにいるので孤独になりにくく、手際のよいママがいれば参考にできる場合もあります。

赤ちゃんの個性を感じて楽しかったというママの声もありますよ。泣き声でも高い低いがあったり、独り言のように延々と泣き続けたり突然泣き止んだりするなど、ほかの赤ちゃんを観察するとほっこりと癒されるかもしれませんね。

ママたちとの会話で不安も解消される

ママたちの性格や相性にもよりますが、会話が弾んで楽しく過ごせる場合もありますよ。母子同室でも夜は新生児室で赤ちゃんを預かる病院では、ママたちが新生児室で一緒に授乳することがあります。

そのとき3日くらい前に出産したママと話す機会があれば「赤ちゃんが少しおっぱいが飲めるようになった」「会陰切開の痛みはまだ続く」など、先の見通しがつきやすいです。体調が悪そうなママに「大丈夫ですか?」と声をかけたら、実は上に3人子どもがいるベテランママで、新生児期の乗り切り方を教えてもらえたママもいますよ。

特に初産のママの育児は手探り状態です。ママたちと赤ちゃんの様子や産後の体の変化について会話ができれば、産後のいろいろな不安が解消されるケースもあります。

経済的でも母子同室の大部屋は気をつかう

泣き声以外のさまざまな音

大部屋では赤ちゃんの泣き声以外にもさまざまな音に気をつかう場合が多いです。たとえばママ自身がいびきをかきやすく、迷惑を考えてあまり眠れなかったというケースもあります。

あるママは母子同室の病院でしたが、授乳は自分の部屋と授乳室のどちらでも行えました。授乳がうまくできなかったそのママは、助産師さんの指導を受けたかったので毎回授乳室に行くことにしたのですが、そのたびに隣のママに気をつかったそうですよ。

隣の人が動くとすぐに気配が分かるほどベッドの間が狭い病室だったからです。大部屋の広さによっても気をつかう程度が違うかもしれませんね。

「かわいいね~」などの赤ちゃんへの声かけも、ほかのママに聞こえるのが気恥ずかしくて小声になったという声もあります。
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