幼稚園で泣くことも成長に必要!ママと子どもが笑顔になれる心がけ
幼稚園に通うようになると、同じ年の子どもでも色々な個性があるなと気づきますよね。そんな中、我が子が「幼稚園でよく泣いている」と聞くと、個性とは思いつつもちょっと心配になるでしょう。慣れない集団生活で泣くことは成長していくうえで大切なことです。心がけひとつで、ママも子どももきっと笑顔になれますよ。
幼稚園で泣いてしまう理由とは?
大好きなママと離れたくないから
入園当初は泣いている子どもが半数くらいいるクラスもありますね。1人が「ママ~」と泣き出すと、つられて寂しくなってしまうという連鎖があるようです。普段甘えん坊でなくても、ほかの子が泣いているのを見てなんだか自分もママが恋しくなってしまうというのはよくあることです。
最初の1カ月くらいは、朝泣いている子どもがたくさんいますが、3カ月くらいするとほとんどの子どもが落ち着いて朝の支度をし始めるでしょう。しかし、保護者参観でママが幼稚園に来ると、別れ際に泣き出す子どもが続出するのも「あるある」です。
幼稚園に慣れていないから
先生に慣れていない、お友だちに慣れていない、ひとりでトイレに行くことに慣れていないなど、理由は様々ですが、不安に感じる部分はそれぞれにあるでしょう。先生やお友だちとのコミュニケーションに慣れてくれば、できないことを助けてもらうなどして徐々に解決することができます。
幼稚園に慣れるまでどれくらいの期間が必要かは、子どもによって様々です。また、慣れてきたところでクラス替えがあると、また振り出しに戻ってしまうことも考えられます。
幼稚園で嫌な出来事があったから
しかし、ママが不安に思うと、子どもはもっと不安に感じてしまいます。どっしりと構えて、嫌なことの原因を丁寧に聞いてみてくださいね。無理やり聞き出そうとすると、逆効果になることもあるので、子どもの様子を観察しながらゆっくりと話をしてみましょう。
よくよく聞いてみると、些細なことが原因であることも多いでしょう。ママとしては、解決策を提案するよりも、まずは子どもの不安な気持ちを受け止めて、話をよく聞くことが大切です。
幼稚園で泣くことに対する気持ちの持ち方
不安になる気持ちも大切と捉えよう
まずは、不安に感じたり、悩んだりすることも、子どもが成長するうえで大切な要素であると捉えてみてください。むしろ、自分の感情を素直に表現できていることを喜ばしく思ってもよいでしょう。辛いのを我慢して、ストレスを溜め込んでしまう方が心配かもしれません。
集団生活に慣れたり、お友だちができたりすれば、いずれ不安な気持ちも解消されていきます。子どもにとっての試練の時期でもあるので、乗り越えて成長できるチャンスだと思って、優しく見守るようにしてみてくださいね。
園との協力で不安を取り除く
子どもが登園を泣いて嫌がる、帰宅してから浮かない顔をしているなど、心配な様子が続くようなら、一度担任の先生に相談してみることをおすすめします。ママは自分ひとりで思い悩まず、子どもが泣いてしまう原因を先生と見つけて、園と家庭が協力して解決策を探っていきましょう。
子どもの不安の原因は、幼稚園だけで解決することも、家庭だけで解決することも難しいものです。双方が情報交換しながら、協力して子どもの不安を取り除くようにしていきたいですね。
成長を信じて安心感を与えよう
離れて過ごす不安や怖さは、子どもだけでなく、見守っているパパやママも感じているはずです。しかし、保護者を離れて、自分の世界を作り出す第一歩となる幼稚園は、子どもにとって成長する絶好のチャンスです。子どもの力を信じて、笑顔で接するように心がけましょう。
「家に帰ればパパとママが笑顔で優しく受け止めてくれる」という安心感があれば、幼稚園での不安に立ち向かっていく強さが養われます。幼稚園時代は、子どもにとってだけでなく、パパやママにとっても成長できる貴重な期間といえるでしょう。
子どものためにママができる具体的な方法
笑顔ですぐに立ち去りお迎えで褒める
毎朝送り出すときに子どもが泣く場合、ママは「心を鬼にして」笑顔であっさりとその場を立ち去ってみてください。もちろん最初は泣かれると思いますが、次第に子どもが諦めるようになりますよ。
そして、お迎えのときは「今日も一日頑張ったね!」「朝泣かなくて偉かったね!」など、子どもの頑張りを全力で褒めます。信じて送り出すことと、無事に帰ってきたときに抱きしめることが、子どもの自信になるでしょう。