おしるしは出産間近のサイン!おりものとの違いや対処方法を紹介
出産が近づくと、ママの体に色々なサインが表れます。「おしるし」もその一つです。でも「おしるし」って一体どのようなものなのでしょうか?もうすぐ赤ちゃんに会えるサインをしっかり受け取れるよう、今回は「おしるし」について紹介します。おりものとの違いや対処方法を知り、出産に備えましょう。
おしるしとはどんなもの?おりものとの違い
おしるしとはおりものの一つ
出産が近づくと子宮の収縮が起こり赤ちゃんも下りてくるため、赤ちゃんを包む卵膜と子宮壁がずれてそこから出血することがあります。また子宮口が開いてくるので、出血した血液と子宮頚管の粘液とが混りあったものが排出されるのです。これが「おしるし」と呼ばれています。
おしるしは「赤ちゃんが子宮口付近に下がってきている」「子宮の収縮が起きている」という証なので、もうすぐお産がはじまる兆候といえます。
透明のおしるしも!色や量は人それぞれ
量についても人によって違いが大きく、おりものシートに少量つく程度の人から多い日の生理ぐらいの量が出る人もいます。回数に関しても、1回だけで終わる人から複数回ある人、数日続く人もいておしるしは人それぞれということがわかりますね。
臨月はおりものの量も増えますし、いつおしるしがあっても不思議ではない時期です。そのため生理用ナプキンを持ち歩いていると、いざというときに安心ですよ。
おしるしがこないまま出産のケースも
おしるしを経験するママの割合は7~8割といわれていて、なくても問題ないものです。また、おりものも増える時期なので「おしるしだと気がつかなかった」というママもいますよ。
さらにおしるしは、先に述べたように人によって色も量も違いが大きいものです。そのためおしるしに神経質になり過ぎて、ストレスをため込んでしまう方がよくありません。そうでなくても出産間近は、不安やストレスを感じやすい時期といえます。よりよいお産を迎えるためにも、ゆったりした気持ちで過ごせるよう心がけたいですね。
臨月のおしるしはすぐに出産がはじまる?
おしるしから出産までの時間はバラバラ
おしるしは破水と違って、すぐに出産が始まるサインではありません。おしるしがあってもお腹の痛みが無いという場合は、慌てて産院に電話したり駆け込んだりする必要はないでしょう。
近々妊婦健診がある場合は、おしるしがあった日にち・色・量などをメモしておくと、産院や助産師さんに伝えることができて安心ですよ。
入浴しても大丈夫!落ち着いて過ごそう
出産すると1日~2日はシャワーを浴びることができませんし、入浴できるようになるのは産後1カ月を経ってからになります。そのため今のうちにゆっくりと入浴をしておくとよいですよ。体を温めてリラックスすることは、安産にもつながります。
お風呂に入るときは、お産に備えて体力を蓄えておくためにも長時間熱いお湯に浸かるのは避けてください。また、十分な水分補給や浴室内での転倒などにも気をつけましょうね。
入院などの準備ははやめにしておこう
たとえば、
・入院準備品のチェック
・家を空ける準備(掃除、洗濯、食材整理など)
・病院や家族、タクシー会社の連絡先確認
・病院への移動方法
・留守中家族にお願いすることをリストアップ など
おしるしは痛みをともなわないので、入院に備えて色々な準備をすることができます。出産入院で1週間ほど家を空けることを考えて、洗濯や掃除などはこまめに行っておくとよいですよ。また連絡先は携帯に登録しておくだけでなく、メモに書き出して冷蔵庫などわかりやすいところに貼っておくと便利です。
こんなおしるしのときはすぐに病院へ!
37週未満に出血がある
たとえば、おしるしは正期産にあたる妊娠37週~42週に起こるものです。そのため37週未満に出血がある場合は、なにかトラブルが起こっていることが考えられます。この時期の出血は、早産や切迫早産の兆候でもあるのです。
早産や切迫早産だった場合は、赤ちゃんがまだ未熟なためママのお腹の中にできるだけ留めておけるよう進行を抑える必要があります。37週未満の出血は、お腹の痛みがなく少量の出血であったとしても受診が必要です。