赤ちゃんが立つようになるのは何カ月頃?立つまでの過程と練習方法
我が子の成長を楽しみにしているママとパパにとって、赤ちゃんの立つ時期はとても気になりますよね。特に、周りの子よりも早かったり、逆に遅いととても心配になると思います。今回は、そんな気になるつかまり立ち・ひとり立ちの時期や練習方法を紹介します。
立つまでにどのように成長するの?
赤ちゃんが立ち上がるまでの過程を紹介
まず、生後2〜3週間頃から動くものを目で追う追視を始め、生後3〜4カ月頃までには首がすわります。首がすわると頭を自由に動かすことができるようになります。
生後4カ月以降には腕や手を自由に動かせるようになり、だんだん手指の筋肉が発達してくると、ものがつかめるようになっていきます。そして、生後4〜5カ月には腹筋や背筋が発達し、寝返りをするようになり、生後5〜6カ月頃からお座りを始めます。
お座りができるようになるといよいよ歩行機能です。生後6カ月頃からハイハイをするようになり、ハイハイを通して全身の筋肉が発達し、つかまり立ちをするようになります。
赤ちゃんが立つのは筋肉がついた証拠
まず、おしりでしっかりと座ることで上半身のバランス感覚を整えていきます。そして、ずりばいやハイハイを通して腕や腰、足の筋力をつけていき、その後、つかまり立ちを始めます。
最初の頃は、うまくバランスがとれず、立っては転んでを繰り返しますが、同じ動作を何度も繰り返すことで身体で学んでいき、次第に上手に立てるようになっていきます。
赤ちゃんの成長の速さには個人差がある
身体や頭が大きくて重たい赤ちゃんは、重い身体を支えてバランスをとるのが大変なため、立ち始める時期が遅い傾向にあります。逆に、細くて頭が小さい子は早い時期に立つ子が多いです。
また、赤ちゃんにとって立つことはとても勇気のいることです。目線が高くなることが怖いと思う赤ちゃんもいたり、慎重な性格の赤ちゃんはなかなか立とうとしない場合もあります。ほかにもハイハイ好きの赤ちゃんもいたりと、赤ちゃん自身の性格も大きく影響してきます。
身体と心の準備ができれば自然と立つようになるので、あまりほかの子よりも早い・遅いを気にせず、赤ちゃん自身のタイミングを見守っていきましょう。
赤ちゃんが立つのは生後何カ月頃から?
つかまり立ちは平均で生後10カ月前後
通常は、まずハイハイができるようになり、そのあとつかまり立ちをするというのが一般的なパターンですが、赤ちゃんによっては、あまりハイハイをせずにいきなりつかまり立ちをする子もいれば、ハイハイが楽しくてなかなか立とうとしない子もいます。
また、部屋の広さや家具の位置など、つかまり立ちのしやすい環境かどうかによっても大きく左右されます。
赤ちゃんの成長の仕方は1人1人バラバラです。必ずしも全員が10カ月前後でつかまり立ちをしなければいけないというわけではないので安心してください。
赤ちゃんが立つまでには個人差がある
早くつかまり立ちを始めた子でも、足腰の筋力がしっかりとついていなくて不安定なため、1歳前後で歩き始める子が多いです。一方で、10カ月頃につかまり立ちを始めた子は、少ししたら歩けるようになることもあります。
立つことに興味を持つ子は早くつかまり立ちを始めますが、座って指先を使って遊ぶことが好きな子は身体が発達していても始めない場合もあるので、なかなかつかまり立ちをしなくてうちの子は大丈夫かしら?と心配になるママの気持ちも分かりますが、焦らず見守っていきましょう。
転んでも安全なように早めの準備を
テーブルや家具の角はコーナーガードなどで保護し、フローリングの場合はジョインマットなどを敷いて転んでも痛くないようにすると安心です。赤ちゃんが体重をかけたときにグラグラするような軽いテーブルなどは置かないようにした方がよいです。
また、扉や引き出しのある家具も要注意です。扉や引き出しに赤ちゃんは興味を抱きやすいので、手が届く位置にあると開けてしまいます。開けた瞬間にバランスを崩して転びやすいので、扉や引き出しにストッパーをつけておいた方が安全です。
赤ちゃんが立てるようになる練習方法は?
ママと一緒に楽しくつかまり立ちの練習を
次に支えながら立たせ、両手でテーブルに掴まり、両足をしっかりと床につけます。このとき、赤ちゃんがいつ体勢を崩しても大丈夫なように、ママやパパは後ろで腰辺りを支えてあげてください。安定してきたら、テーブルに掴まって立つことを教えていきます。
テーブルに1人で掴まれるようになったら、おもちゃを使って移動の練習をしましょう。テーブルの上でおもちゃを左右どちらかに動かしたあと、カニさん歩きで移動しておもちゃを取るよう導きます。このとき、足が思うように動かないようであれば、赤ちゃんの足に触れながら1歩1歩動かすよう丁寧に教えていきましょう。