赤ちゃんが欲しいと思ったら考えよう。パパママになる心と体の準備
結婚したらすぐに赤ちゃんが欲しいと思うパパとママ、計画的に数年後と決めて赤ちゃんを迎える準備をするパパとママなど様々でしょう。しかし、赤ちゃんが欲しいと思ったときにすぐ妊娠するとは限りませんね。そこで、赤ちゃんを欲しいと思ったなら、そのときから心と体の準備に入りましょう。
妊娠には男女双方の心身の健康が大切
ストレスやタバコがもたらす影響
ママにストレスが溜まると、排卵や受精卵の着床に関わるホルモンの分泌が妨げられます。パパの場合は、精子数や運動率が下がり受精しにくくなるということです。
また、タバコの主流煙と副流煙は赤ちゃんだけでなくママやパパにも悪影響を与えます。ママは卵子数が減少する、閉経が早まる、パパは精子の運動率や濃度が低下し、奇形率が上昇するそうです。
この二つから、ストレスもタバコも赤ちゃんを望むパパとママにとって避けた方がよいものということが分かるでしょう。
バランスのよい食生活を意識しよう
まずは、一日三食を決まった時間帯に摂るようにしましょう。そうすることで体のリズムが整ってきます。
食事は炭水化物、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、脂質の5大栄養素が入ったバランスのよい一汁三菜が基本です。たんぱく質は卵子や子宮の状態を整え、ビタミンB群は「胎児神経管閉鎖障害」のリスクが下がる葉酸が多く含まれているため、妊娠前から積極的に摂取するとよいといわれています。また亜鉛は精子の産生を活発化し、ビタミンCとEは精子の老化を防ぐそうですよ。
ただし、よいといわれるものばかりではなく、偏りなく食べるようにしましょう。
体力に合わせた運動が新陳代謝を促す
運動は、妊娠に大切な子宮や子宮内膜の状態もよくするそうですよ。また筋肉量が増え、体温も上昇し新陳代謝を促します。妊娠を望むママにとって冷えは大敵ですから、体温上昇は嬉しいですね。
新陳代謝を促すには、有酸素運動を行うのが効果的ですよ。室内でできる有酸素運動の代表といえば「ヨガ」でしょう。自宅でできる運動は、忙しいママでも隙間を見つけてできますね。
気分転換も兼ねて外でできる、道具がいらない手軽な運動としては「ウォーキング」がありますね。ただし、有酸素運動にするには30分以上続ける必要がありますよ。
妊娠力を上げるための日常生活とは
夫婦でタイミングを取ってみる
しかし、病院を介していないパパとママは、卵胞の大きさが分かりませんね。その場合は、毎朝基礎体温を測るのと同時に排卵検査薬を使って排卵日を予測します。
排卵検査薬は尿中のLHホルモン濃度の上昇で反応し、その後36時間以内に排卵が起こるそうです。そのため、基礎体温表で排卵予測日の検討をつけ、その少し前から試すことで排卵日がより特定しやすくなるでしょう。
排卵検査薬は、ドラッグストアなどで手に入れることができますよ。
病院選びのポイントを知っておく
次に30代半ば近く~40代の場合は結婚年数に関係なく一度、婦人科か不妊専門病院での検査をおすすめします。気持ち的に婦人科の方が行きやすいかもしれません。ただし、何か問題があったときにすぐ治療に移行できるのは専門病院です。
パパとママの中には、専門病院の方が同じ悩みの人たちばかりなので通うのに気が楽と話す人もいますよ。また病院によっては、医師が固定でないこともありますので気をつけましょう。
睡眠は時間と質を重視する
起きている時間帯の食事や運動とは違い、睡眠はただ寝ればよいと考える人もいるでしょう。ところが、妊娠を望む場合、睡眠の時間と質は大きく影響するようです。睡眠不足は精子の質の低下、子宮や卵巣の働き、女性ホルモン分泌の低下などを招きます。
睡眠時間は最低6時間、できれば8時間を確保し、夜更かしせず0時までに就寝しましょう。また、睡眠の質を上げるために室内の温度や湿度を適度に保ち、快適に眠れる寝具や寝着、照明を取り入れるとよいですよ。
夫婦で気分が上がる場所を見つけよう
願いをかけて赤ちゃんを待とう
子授け神社や寺の祈願方法はそれぞれです。祈祷してお守りをいただいたり、子宝に恵まれる象徴のものに触れたり、神水を飲んだり、ある特定のものを持ち帰り寝室に置いておいたりすることで赤ちゃんが授かるなどがあります。
また、神社や寺だけでなく自然に存在するものにご利益があることもありますよ。例えば、森林の樹木、山奥の滝や岩などがそれに当たるでしょう。
あまり深刻にならず、気分転換も兼ねて夫婦一緒に巡ってみてはいかがでしょうか。