子どもが傘を壊してしまう。壊さないようにできることや傘の選び方
子どもが自分で傘をさせるようになって嬉しいけれど、すぐに傘を壊してしまうのはなぜ?と悩まれる方も多いのではないでしょうか。最初はしかたないと思うけれど、何本も買い替えるとなると困りますよね。もう少し大切に使ってほしいと思うときの伝え方や、子どもに合った傘の選び方など、ちょっとしたコツをご紹介します。
傘を壊す子どもにはどうすればいい?
傘で遊ぶ危険性を教える
まずは傘で遊ばないこと。傘で遊ぶとどんな危険があるのかを、わかりやすく子どもに説明することが大切です。
傘を振り回すと、周りの人やモノに当たってしまうかもしれません。もし傘の骨が折れていた場合、それが自分や他人の顔や目に当たると、思わぬ事故につながるおそれもありますね。
どんな危険があるのか、まずは子どもに想像してもらって一緒に考えてみるとよいでしょう。そうすると、子どもにもイメージがつかみやすいかもしれません。
子どもが気に入った傘を使う
そこで、親子で一緒に傘を選んでみてはいかがでしょうか。親が選ぶと、値段や機能性など合理的な買い物ができるかもしれませんが、ここはひとつ、子どもの意見を尊重してみましょう。
子どもがじっくり納得がいくまで選んでもいいですし、ひとめぼれでもいいのです。子どもが、「この傘が大好き!」と思えるものを選ぶことがポイントです。
また、子どもが自分で選んだということが、愛着を持てるひとつの要素にもなります。お気に入りの傘であれば、壊したくない、大切に使いたいという気持ちが自然と芽生えてくるかもしれませんね。
壊すたびに傘をカッコ悪くする
もちろん、骨が折れてしまった傘は危険です。また、閉じられないほど変形した傘も使い続けるのには適していません。
しかし、多少見た目がボロボロになる程度なら、あえて新しくしないのもひとつの方法です。子どもは自分の持ち物について友達から褒められると嬉しいし、同じようなものを持ちたいと思うことも多いです。
自分の傘がボロボロで恥ずかしいのに新しくしてもらえないと自覚することにより、傘に対する意識も変わるかもしれません。
壊してしまう子どもの傘選びのポイント
丈夫で軽いグラスファイバー傘
素材が高級でしっかりしていても、重いと疲れて負担になります。適度に軽く、それでいて壊れにくい丈夫な傘でしたら、グラスファイバー傘をおすすめします。
グラスファイバーは主に傘のフレームに使われている素材で、ガラス繊維とプラスチックを混ぜて固めることで弾力性を高めます。 風にあおられることで傘骨が曲がって折れてしまうのですが、グラスファイバーだと折れにくく元に戻りやすいのです。
絶対に折れないということではありませんが、丈夫で軽いという特長が嬉しいですね。
骨が多くひっくり返りにくいものを選ぶ
多骨傘は支える骨の数が多いので、一般的な8本よりも丈夫になります。特に風が強くて心配な日は、こういった骨が多い傘はひっくり返りにくいため、風の向きに合わせて傘の向きを調節することが難しい子どもにも安心して使えそうですね。
また、骨が多いと開いたときの多角形の角が多くなるので、傘のカバー面積が広くなるという利点があります。同じ直径の傘なら、骨が多い方がやや大きいということになります。
ただし、骨が多いほど重くなりがちです。軽量素材のものを選ぶなど確認しておくとよいでしょう。
壊すこと前提の100均傘
年齢が上がれば傘の扱い方も上手になっていくものですが、それまでは注意してばかりなのもストレスになります。いっそのこと壊すこと前提の100均傘で乗り切ってはいかがでしょうか。
もちろん、傘を大切に使うことや、壊れた傘の危険性などはそのつど伝えます。安い傘でもオシャレな色や柄が選べたりするので、気に入ってくれるかもしれません。
キレイに使うと気持ちがいいね、壊れたら悲しいね、などと親子で感情を共有しながらストレスフリーで練習していけるといいですね。
傘の使用を諦めて別の雨具を検討する
雨具の基本レインコート
レインコートは袖に腕を通すのでずれにくく、動きやすいのが特長です。また、軽くて持ち運びにも便利。
雨風が強い日など傘がうまくさせないときは、レインコートなら安心。両手があくので負担も少なくなります。
人混みの中や、傘をさしたり閉じたり状況が変わるような場合、傘よりもレインコートの方が移動しやすいです。雨でも元気に動き回る子どもにも適しています。
子ども用のレインコートはワクワクするようなオシャレな柄がたくさん。リュックを背負えるように背中にゆとりのあるものや、暗くても安心のリフレクターつきのものなど、機能性もチェックしてくださいね。