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頭囲でわかる乳児の発育状態!正しく測って子どもの成長を見守ろう

頭囲でわかる乳児の発育状態!正しく測って子どもの成長を見守ろう

頭囲測定は大切!でも悩みすぎなくてOK

病院の乳児健診で頭囲を測定する理由

出生時や乳児健診では身長や体重と一緒に頭囲も必ず計測します。頭囲を測定する理由は、赤ちゃんの病気を早期発見するためです。頭囲を測ることで発育や脳の異常をいち早く発見することができるのです。

また頭囲はほかの測定項目と比較するためにも利用されます。頭囲の成長は栄養の影響をあまり受けないので、頭囲に比べて体が小さいと「栄養失調」であることを早く発見することができます。

このように脳の発達や体の成長を確認するために頭囲は重要な項目なのですが、注意しなければいけないのが「正確な測定をすること」です。きちんと測定したうえで成長曲線とまったく違うカーブになったり、正常値から大きく外れていたら、放置せず小児科に相談してください。

身長や体重と違い頭囲は少しずつ大きくなる

赤ちゃんの身長や体重は月齢とともにぐんぐん成長しますね。それに比べると頭囲の成長はわずかなものです。測定のやり方にもよりますが、短期間に数回計測しただけでは「頭の大きさが成長していない」と不安を感じるママもいるかもしれません。

赤ちゃんの成長を確認するには、母子手帳を参考にしましょう。母子手帳には頭囲だけでなく身長や体重の成長曲線(発達曲線)が記載されています。それを見ると身長や体重は月齢ごとにどんどんと大きくなりますが、頭囲の成長は少しずつです。

比較するときは1~2カ月のような短期間の測定記録ではなく、正しい方法で計測した産まれたときからの頭囲の記録を成長曲線と照らし合わせます。帯に沿って大きくなっていることが大切ですよ。

頭囲の大きさは気にしすぎなくて大丈夫

赤ちゃんの頭囲について色々お伝えしましたが、頭囲が大きすぎたり小さすぎたりする背景にある病気は、本来発症例がごく少ないことがほとんどです。頭囲の成長に違和感があっても多くは異常がなく、また本当に異常があれば乳幼児健診で指摘されるはずです。

それでもパパやママからすると、頭囲が平均より大きかったり小さかったりするだけで不安を感じてしまうこともあるかもしれませんが、多少の大きさの差は個性ととらえてくださいね。

医師に相談することをおすすめするのは、成長曲線から極端に外れている場合や、成長曲線のカーブと明らかに異なる成長がみられる場合です。あまり細かい数値に敏感にならず、ほかの体の成長の数値も合わせて、様子を見てくださいね。

まとめ

赤ちゃんの健やかな成長は、お世話をするママやパパにとって大切なことですね。今回ご紹介した頭囲も、赤ちゃんの異常を早期発見するために大切な指標の一つになります。

ただ、頭囲は測定が難しく、一度の計測だけで異常のあるなしの判断は難しいです。明らかに成長曲線から外れていたり、成長スピードが異なっていたりしたときは赤ちゃんをよく観察して、必要があれば小児科に相談してください。

普通より多少大きかったり小さかったりする程度ならそれは赤ちゃんの個性です。安心して子育てを楽しんでくださいね。
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