就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン

就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン[teniteo]

頭囲でわかる乳児の発育状態!正しく測って子どもの成長を見守ろう

頭囲でわかる乳児の発育状態!正しく測って子どもの成長を見守ろう

乳児健診などで測定する赤ちゃんの頭囲は、脳の病気を早期発見するための一つの指標になります。正しい測定方法や、どのような問題があるのかをぜひ知っておきましょう。今回は頭囲の成長曲線で知ることができる赤ちゃんの異常の見分け方や、胸囲と頭囲の比較、また頭の形からわかる問題点などをご紹介します。

乳児の頭囲の平均と成長曲線の範囲

男女で少し違いがある頭囲の平均

赤ちゃんの頭囲は男の子と女の子で違いがあり、平均的には男の子のほうが大きいです。また産まれてから生後1カ月までが、最も頭囲が成長する時期になります。

生まれてすぐの新生児から1歳までの平均頭囲は以下のとおりです。

月齢・男の子:女の子(単位・cm)
出生時・33.5:33.0
1カ月・38.0:37.0
2カ月・39.9:38.9
3カ月・41.4:40.2
4カ月・42.3:41.2
5カ月・43.0:41.9
6カ月・43.6:42.4
7カ月・44.2:43.0
8カ月・44.6:43.5
9か月・45.1:43.9
10カ月・45.5:44.3
11カ月・45.9:44.7
1歳・46.2:45.1

成長曲線の正常値の範囲内なら心配なし

赤ちゃんの頭囲が正常かどうかを判断するために比較する指標は、先ほどご紹介した平均値ではありません。指標は成長曲線です。成長曲線で示されている「正常値」の範囲内で、かつ順調に曲線に沿って成長していれば、心配する必要はありません。

成長曲線の正常値から大きくはみ出している場合は、病気や障害がある可能性が指摘されています。さらに成長曲線の正常値内であっても、短期間に急激に頭囲が大きくなったと感じたときにも、同じく病気や障害の可能性が考えられます。

頭囲の大きさや成長に不安を感じたときは、かかりつけの小児科へ相談してください。早期発見により早めに治療ができる病気もありますので、ためらわず受診することをおすすめします。

乳児の頭囲の成長曲線の範囲を知ろう

乳児の頭囲の成長曲線は、母子手帳や厚生労働省のHPで確認できます。ただ「成長曲線」は小児科関係で使用される名称で、母子手帳や厚生労働省のHPでは「発育曲線」と表示されています。成長曲線は男女別々に示してあるので、確認するときは性別を間違えないようにしてください。

成長曲線で示してある曲線の範囲内は、94%の赤ちゃんが当てはまる頭囲の値を表しています。赤ちゃんの発育は個人差が大きいので、少しくらいグラフから外れていても過度な心配は必要ありません。

成長曲線で確認してほしいのは、赤ちゃんの成長の推移です。成長曲線のカーブと比べて赤ちゃんの成長が大きく外れている場合、かかりつけの小児科に相談することをおすすめします。

大事な赤ちゃんの肌を守る!ママメディア限定スペシャルセット

PR

夏の汗や冬の乾燥など、子どもの肌トラブルに悩んでいるママたちも多くいるかと思います。そんなママたちの悩みを軽減させてくれるシリーズ累計販売本数70万本を達成した商品「アトピッグ」と「敏感肌用石鹸ホイップソープ」のセットを限定で販売開始!

正しい頭囲の測り方と胸囲との比較

2歳までは寝かせた状態で頭囲を測定

頭囲を正確に測定しないと、きちんと正常値と比較することや正しい成長曲線を描くことはできませんね。頭囲の測り方には決まりがあります。ママが赤ちゃんの頭囲を計測するときは以下の手順で行ってください。

1.2歳までの赤ちゃんは仰向けに寝かし、片方の手で頭と首の後ろ側を持ちあげる
2.空いた手で後頭部のもっとも膨らんだ部分にメジャーを当て、持ちあげていた頭をおろす
3.眉の真上を通して測定する

2歳までの赤ちゃんの頭囲を寝かせた状態で測定するのは、泣いたり暴れたりしたときの測定ミスを防ぐためです。ズレると成長曲線との比較が難しくなります。ママがおうちで測るときは、おとなしく寝ているときを狙うとよいですね。

男女別で頭囲と胸囲を比べてみよう

胸囲も赤ちゃんの成長のための大切な指標で、頭囲と比較することで頭や脳、そして体の成長を確認することができます。胸囲の成長の仕方にも頭囲と同じく男女差があります。

男の子の場合、新生児の時期は胸囲の方が大きく、その後生後2カ月を過ぎると頭囲の方が大きくなります。1歳あたりでは頭囲と胸囲がほぼ同じくらいになって、1歳8カ月ごろにはまた胸囲が大きくなり、その後は頭囲との差が広がっていきます。

女の子の場合、新生児の頃は男の子と反対で頭囲の方が大きいのですが、胸囲自体の大きさは男の子とほぼ同じです。生後3カ月ごろから胸囲の方が大きくなり、生後10カ月あたりからは同じくらいになります。胸囲と頭囲の差が大きく出始めるのは1歳11カ月ごろからです。

頭囲と胸囲を比較したときに気づく問題点

赤ちゃんの胸囲と頭囲の成長スピードはよく似ています。そのため胸囲と頭囲に大きな差が生じることで異常を判断できるのです。

胸囲に比べて頭囲が大きい場合は、まずは産まれてからの頭囲の成長具合を確認します。赤ちゃんは個人差が大きいので、頭囲の成長が順調であれば体の成長が遅いだけかもしれません。

しかし、まれに腎臓機能に問題のあるケースがあるので、身長体重などと比較して心配なときは医師に相談しましょう。

反対に胸囲に比べて頭囲が小さい場合は、頭蓋骨や脳の成長が遅れている可能性があります。成長には個人差があって単純に成長が遅いだけかもしれません。神経質になる必要はなく、心配なときは小児科の医師と相談しながら見守ってください。
46 件

関連記事

この記事のキーワード



人気のキーワード

  • テニ-とテーオ
  • teniteoBRAND