添い乳をやめるにはどうしたらよい?ママも赤ちゃんもぐっすり眠ろう
ママが赤ちゃんの体に寄り添って、母乳をあげながら眠る「添い乳」スタイル。ママも一緒に体を休めることができるメリットもありますが、なかなかやめられないというデメリットもありますね。そろそろ添い乳を卒業したいと思っているママのために、その方法をご紹介します。
添い乳による3つの嬉しいメリット
夜の寝かしつけが楽になる
そこで、授乳をしながらママも一緒に横になる「添い乳」を試してみると、寝不足気味のママも赤ちゃんも眠ることができ助かります。ママは授乳のたびに起きあがる必要がなくなりますので、夜のお世話は格段に楽になりますよ。
赤ちゃんは深い眠りに入ると、自然と乳首を口から離しますので、ママがタイミングを見計らって寝場所を変えることもできます。赤ちゃんが泣いたら、またママが横で授乳をはじめるとすぐ眠りにつくようになるでしょう。
赤ちゃんとのコミュニケーションになる
赤ちゃんは大好きなママの鼓動や息遣いを聞くことで、心から安心して眠ることができます。ママも小さな存在を胸の中に感じて、幸福感を得られるのです。
欧米では生まれてすぐに母子別室で眠ることが普通ですが、日本では居住環境も関係し、親子で並んで眠ることは珍しいことではありません。どちらが正しいということではありませんが、添い乳し、一緒に眠ることは赤ちゃんが小さい今しかできない貴重な経験であることは間違いありません。
体を休めることができるのでママに優しい
寒い冬などは布団から出るのもつらいですね。そのまま眠れたらどんなに楽だろうと考えてしまいます。
添い乳であれば、赤ちゃんはすでに隣でスタンバイしていますので、ママは乳首を近づけるだけで授乳がはじめられます。楽なポジションをみつければ、ママもそのまま体を休めることができますね。
添い乳最大のメリットは、夜中の授乳によるママの体の負担が少ないことかもしれません。
添い乳による4つの気になるデメリット
赤ちゃんが窒息してしまう可能性がある
ママが添い乳をしながら眠ることが悪いのではありませんが、そこで意識がなくなるとママの体が赤ちゃんに覆いかぶさり赤ちゃんが呼吸できなくなるリスクがあることを覚えておきましょう。胸の大きなママはとくに注意が必要です。
窒息のリスクを減らすために、ママと赤ちゃん双方の添い乳の姿勢に工夫が必要です。
赤ちゃんが虫歯になる可能性がある
歯が生えていてもメリハリのある授乳タイムでは虫歯のリスクも少ないのですが、添い乳のように口の中に母乳が長時間とどまるような飲み方だと、磨き残した離乳食のカスから虫歯菌が繁殖しやすくなります。添い乳はなかなかやめるのが難しいこともあり「歯が生えてきたからおしまい」とはいかないものなので、歯の健康を考えると添い乳はおすすめできないかもしれませんね。
ママの乳腺炎の原因になる
乳腺炎はママの食事内容や体調、体質によっても発症することがありますが、添い乳ではいつも同じ乳房から吸われるため、反対側の乳房に乳腺炎ができてしまうことがあるようです。母乳は乳首を吸われることで分泌量が増えますが、片方は吸われているのに、もう片方が吸われないと母乳が溜まったままになり乳腺炎の原因になります。
ときどき寝返りをして、左右均等に与えるようにしたいですね。
母子ともに睡眠不足になってしまう
ただ、添い乳をしていると赤ちゃんは満腹になる前に寝てしまうので、夜中に何度も起きてママの乳首を探します。ママもそのたびに姿勢や赤ちゃんの様子をチェックしなくてはいけないので、結局母子ともに眠りの浅い状態が続くことになりやすいのです。
「添い乳をやめたら赤ちゃんがまとめてぐっすり眠るようになった」というのはよく聞く話ですが本当ですよ。