赤ちゃんが寝ることは成長に不可欠!ママができる睡眠時間の整え方
将来、どんなお子さんになってほしいですか?スポーツ選手?お医者さん?子どもにたくさんの選択肢を与えてあげたいと思っているママが多いのではないでしょうか。眠ることで脳が発達?!睡眠中に賢くなる!など様々な情報が飛び交っています。赤ちゃんの成長と睡眠について、お話ししますね。
赤ちゃんの成長に寝ることが必要な理由
寝ることで脳を発達させる
赤ちゃんは顔を見分けること、声を聞き分けること、笑って反応することなどもできますよね。このころから社会力の基礎である対人応答能力を身につけているのです。
睡眠は脳を休ませメンテナンスする大切な時間です。質のよい睡眠をとることで好奇心や探求心が旺盛になり、情緒も豊かになります。思いやりや配慮のできる脳に導いてあげるためにも、よい睡眠をとらせてあげたいものですね。
体力回復や免疫力をあげる効果がある
また、睡眠は免疫力を上げる効果があるといわれています。睡眠ホルモン「メラトニン」は生活のリズムを調整したり、細胞の酸化を抑えたり、免疫力をアップさせる働きがあります。近年ではがん治療にも効果があるとの研究データがあることから、とても大切なホルモンとされています。
赤ちゃんは睡眠中にメラトニンの分泌を盛んに行っています。お昼寝を有効活用して、免疫力の向上につなげていきたいですね。
成長に必要なホルモンを分泌させる
この成長ホルモンは22~2時ころに分泌されると耳にした方もいらっしゃるのではないでしょうか。この成長ホルモンですが1日のうち、この時間に分泌すると決まっているわけではありません。眠りについた1~2時間後に最も分泌されるといわれています。成長ホルモンの分泌には深い眠りが必要とされています。
眠る準備として1時間ほど前から絵本を読んだり読み聞かせをしたりと、ママとゆったりと過ごす時間を設け、深い睡眠へ導くようにしてあげたいものですね。
【月齢別】赤ちゃんの睡眠時間と特徴
【新生児・生後1ヶ月頃の平均睡眠時間】
2~3時間ごとというのはあくまで一般的な時間です。赤ちゃんの好きなように寝かせてあげてください。
生後2カ月を過ぎると、光を認識し始めます。昼と夜の区別がだんだんとできるようになりますので、夜は電気を消し、昼は薄暗いくらいの光の下で寝かせるようにしましょう。
・夜の睡眠時間 2~3時間ごとに寝たり起きたりを繰り返す。
・お昼寝時間 夜の睡眠時間と同じ。
・睡眠合計時間 14~18時間。
【生後3カ月~生後6カ月】睡眠時間と特徴
・夜の睡眠時間 4~5時間ごとに寝たり起きたりを繰り返す。
・お昼寝時間 午前1時間、午後2~3時間、夕方1時間。
・睡眠合計時間 14~15時間。
生後5~6カ月の赤ちゃんは夜泣きがピークとなります。毎日夜泣きをする、不定期に夜泣きをする赤ちゃんなど、個人差があります。ママの生活リズムが崩れ、ストレスがたまる時期でもあります。
・夜の睡眠時間 5時間位。中には8~10時間寝る赤ちゃんもいます。
・お昼寝時間 午前1時間、午後2~3時間。
・睡眠合計時間 12~14時間。
【生後7カ月~1歳】睡眠時間と特徴
・夜の睡眠時間 10時間、不定期な夜泣き。
・お昼寝時間 午前1時間、午後2時間。
・睡眠合計時間 11~13時間。
生後9カ月から1歳のころの赤ちゃんはお昼寝の時間が少なくなり、夜の睡眠時間が長くなっていきます。昼間にしっかり遊んであげることも大切です。
・夜の睡眠時間 10時間、不定期な夜泣き。
・お昼寝時間 午後2時間。
・睡眠合計時間 11~12時間。
時間や回数は平均値ですので、目安としてとらえてくださいね。
赤ちゃんの成長のために寝る時間を整えよう
生後3カ月頃から徐々に生活リズムを整える
この時期の授乳回数は6~8回くらいです。もちろん「母乳」「ミルク」「母乳とミルクの混合」によって赤ちゃんの腹持ちの具合が異なってきます。なお、母乳であれば回数は増えても構いません。
3~4時間おきの授乳間隔ですので、朝と晩のリズムを整えていくのは少し難しいのですが、朝は朝日を浴びる、夕方あたりから少し暗い部屋にし、夜には電気を消し暗くするなどして、朝晩の区別がつくようにしていきましょう。お散歩など、お出かけするのは気候のよい午前中がおすすめです。