子どもが転ぶのに泣かない理由とは?病気の可能性やケガの対処法
子どもが転んでケガをしたらどうする?
軽いすり傷の応急処置方法
・最初に傷口を水で綺麗に洗う
・傷口には触れず、ガーゼやタオルなどで傷の周りの水を拭きとる
・出血している場合は、清潔なガーゼなどで押さえ、血を止める
・傷が乾燥しないように工夫されている、ハイドロコロイド素材の絆創膏を貼る
傷を乾燥させてしまう消毒液は、軽いすり傷の場合や傷口が小さい場合は使わず、傷口の汚れがひどい場合のみ、流しかけてください。
傷口を清潔に保ち、乾燥させないことが、綺麗に早く治すポイントです。すり傷の範囲が広く、出血が多い場合は、病院で適切な処置をしてもらってくださいね。
頭を打ったときに病院を受診する目安
・軽度
泣き出す、嘔吐する子もいるが、そのほかの症状はない
・中等度
泣き出す、嘔吐、頭痛、めまい、過敏状態、吐き気や胸のむかつき、軽度の意識障害などの症状があるが一時的なもので終わる
・重度
けいれん、重度の意識障害、顔面蒼白、麻痺、呼吸不整、生あくび、高熱、低体温などの重篤な症状
子どもの頭蓋骨は柔らかく、少しの衝撃でも重症になることがあります。軽度でも24時間は様子をみましょう。
急を要する症状は6時間以内に出ることが多いので注意してください。2、3日後に症状が出ることもあるので、念のため1週間は気をつけてくださいね。
腫れが見られるときは病院を受診しよう
骨折をすると歩けないイメージがありますが、歩けるから大丈夫と思わないようにしてください。ヒビが入った場合や、皮膚に傷がない閉鎖骨折だと見分けにくく、捻挫だと思っていたら骨折だったということもあります。
外から力がかかって骨折した場合や、骨折による出血や周りの組織の損傷による炎症などがある場合、骨折した部分の周囲が大きく腫れることがあります。
いつまで経っても引かない腫れや痛み、内出血などがあったら骨折が疑われます。レントゲンを撮らないと骨折か捻挫かは判断できないので、受診してくださいね。
まとめ
気になることがあれば、子どもと向き合い話を聞くことも大切です。まだ、話がうまくできない歳であれば、様子を注意深くみてあげましょう。
ハイハイをしたり走ったりすることは、子どもの成長によい影響をおよぼします。思いっきり遊ばせてあげたいときは、床に配慮してある遊び場を探して行ってみるのもよいですね。