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双子の子育ては想像以上に大変!困ったときには実家にも頼ろう

双子の子育ては想像以上に大変!困ったときには実家にも頼ろう

「赤ちゃんが2人で喜びも2倍」といわれる双子育児ですが、2倍になるのは喜びだけではありません。手間も時間も2倍かかり、ママひとりでは乗り切ることができないと感じることもあるでしょう。そんなときは実家に頼ってみませんか?今回は双子の子育てが大変な理由や、実家を頼るときのポイントを紹介します。

双子の子育ては思っている以上に大変!

双子の眠るタイミングが合わない

顔や体格がそっくりで、生まれた日も同じという双子でも、お腹が空いたり、眠ったりするタイミングが合わないということもあります。

1人が眠くて泣いていても、もう1人は遊んでいるのでは、起きている子どもの気配でなかなか寝付けないかもしれません。

1人目が眠り始めたときに、もう1人が眠くて泣き始めてしまうと、寝かけていた子どもが目を覚ますこともあるでしょう。寝かしつけがうまくいかず、2時間以上かかって大変だったというママもいます。

子どもが寝ている間に家事や用事を済ませたいと思っていても、寝るタイミングがずれていると使える時間はわずかです。気が休まる時間がなく、ママのストレスも溜まってしまいますね。

お風呂に入れてあげるのも一苦労

双子の子育てで大変なことはたくさんありますが、先輩ママからは「お風呂が大変だった」という意見も多く挙げられています。

赤ちゃんの沐浴は、片手で赤ちゃんの体を支えながら、もう一方の手で顔や体を洗わなくてはなりません。そのため、一度にお世話できるのは赤ちゃん1人ということになります。

1人の赤ちゃんをお風呂に入れているとき、もう1人の赤ちゃんをどこで待たせればよいでしょうか?浴室から離れた部屋で待たせるのは不安ですし、脱衣所や浴室は寒くて風邪をひくかもしれません。

また、お風呂に入れるときの姿勢が中腰だと、時間が2人分かかってしまうため腰痛になることもあります。赤ちゃんが安全に待つことができて、ママに負担がかからない環境作りが必要です。

自分の食事の時間がとれない

赤ちゃんのお世話をしていると、ママは自分の時間を作ることが難しくなります。赤ちゃんが眠っているときを見計らって、トイレやお風呂を手早くすませるというママも多いでしょう。

双子の子育ては授乳やおむつ交換もひっきりなしです。赤ちゃんのお世話に精一杯で、自分のことは後回しになり食事の時間を取れないということもあります。

また、体力的・精神的に疲れた状態では、自分のために食事を作る気力がないということもあるでしょう。食事バランスが偏ったり、食事量が減ったりすることで、ママが体調を崩すかもしれません。

ママの栄養が不足すると母乳の質にも影響が出たり、注意力が低下したりします。赤ちゃんのためにも、ママが食事をする時間を取れるとよいですね。

可能であるならば実家にも頼ろう!

人手はとにかく多い方がよい

赤ちゃんによって違いはありますが、新生児期の授乳間隔は3時間程度です。ママは授乳の合間に睡眠や食事を取らなくてはならず、赤ちゃんが1人しかいない場合でも睡眠不足で疲労がたまってしまいます。

双子の赤ちゃんが交互に寝たり起きたりしたらどうなるでしょう。ママは常に授乳や寝かしつけに追われ、寝る時間すら持つことができない「24時間営業」状態になることは明らかです。

また、ママひとりではすぐに対応できず、赤ちゃんのうち1人を待たせなくてはならないという状況もあるでしょう。

育児に協力してくれる人がいると、赤ちゃんが同時に泣きだしたときもすぐに対応することができ、ママが休む時間を作ることもできます。双子の子育ては、とにかく人手が多い方がよいでしょう。

頼ることは悪いことではない

実家に育児や家事を手伝ってもらうと「結婚して別世帯になったのだから、実家を頼らず自立すべき」という人がいます。「実家依存」という言葉で批判する人もいるかもしれませんね。

確かに、自分だけでできることであれば、誰にも頼らず解決することもできるでしょう。しかし、24時間寝ずに働き続けたり、二つの場所で同時に子どもの世話をしたりすることはできません。

人間である以上、できることには限りがあります。ひとりでできないことがあるとき、誰かに頼るというのは不自然なことや悪いことでしょうか?

実家に頼ることに対し、必要以上の罪悪感を持つ必要はありません。「できないことは、できない」と割り切って、実家を頼ってみましょう。

協力してもらう期間は人それぞれ

双子の子育てを協力してもらう期間に具体的な決まりはなく、人それぞれのようです。

赤ちゃんが双子だと分かった時点で里帰り出産の準備を始め、産後は生後6カ月頃まで実家で過ごしたというママもいれば、生後2週間で里帰りを切り上げたというママもいます。

また、「協力してもらわなかった」というママは、子どもが保育園や幼稚園に入園するまでは大変だったと感じているようです。子どもがある程度大きくなるまでは、協力してほしいというのがママの本音のようです。

赤ちゃんがあまり動かない時期はお世話が大変、赤ちゃんが動くようになると目を離せないなど、成長ごとに悩みは尽きません。協力してもらうときは事前に期間を相談しておくとよいでしょう。

実家と円満な協力関係を築くには?

感謝の気持ちは忘れずに

実家のおじいちゃん・おばあちゃんにとって、孫の成長は嬉しいものであり、頼られたときは協力したいという気持ちもあるでしょう。

しかし、ママよりも高齢なおじいちゃん・おばあちゃん世代にとって、赤ちゃんの世話は大変なものです。体力や筋力が衰えた高齢者世代であれば、赤ちゃんを抱き上げるのも一苦労かもしれません。

また、高齢になると音の聞え方が「小さい音は聞こえにくく、大きい音はうるさく感じる」といわれています。そのため赤ちゃんの泣き声にストレスを感じやすく、精神的な負担を感じているかもしれません。

実家を頼ることは悪いことではありませんが、負担をかけるのは事実です。親子ではありますが「別の世帯」ですので、感謝の気持ちは忘れずに持っておきましょう。
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