沐浴後のケアはどんなことをする?沐浴の基本と卒業後の入浴のコツ
沐浴後の水分は白湯でなくてもよい
新生児のころは、母乳やミルクの量がそれほど多くはありません。沐浴後に白湯を飲むとお腹がいっぱいになってしまって、母乳やミルクの量が減ってしまいます。そのため、離乳食が始まるころを目安にあげるママが多いようですよ。
赤ちゃんが白湯を飲むと、便秘になりにくくなるといわれています。特に離乳食が始まると便秘になりやすくなるので、赤ちゃんの様子を見ながら白湯を飲むようにしてもよいかもしれません。
白湯で水分補給をする場合の注意点
白湯で赤ちゃんの水分補給をするときには、月齢によっていくつかの注意点があります。生後間もないころであれば20~30ccぐらいの量を、離乳食前の赤ちゃんであれば50cc以下の量にしましょう。離乳食が始まったら、水分補給の一つとして白湯を与えても問題はありません。
水道水を煮沸して作る白湯には、カルキが含まれていません。とはいえ、不純物が含まれている可能性があるからと赤ちゃんには与えないママもいます。赤ちゃんに白湯を与えるかどうかは、ママやパパの育児方針にしたがって判断した方がよいでしょう。
沐浴を卒業!赤ちゃんと一緒に入浴しよう
入浴前の準備はしっかりと
洗面所には、赤ちゃんが横になれるだけのスペースを用意しておきましょう。入浴後に慌てないように、厚手のタオルやクッションマットなどを敷いておきます。その上に、赤ちゃんの着替えとおむつを置いておきましょう。
赤ちゃんの肌着は開いておきます。バスタオルをその上に敷いておくと、体を拭いた後に素早く着せられるのでおすすめです。
このとき、ママやパパ用のバスタオルや着替えを手の届くところに用意しておくことも忘れないでくださいね。
赤ちゃんと一緒に入浴する方法
このとき、赤ちゃんは洗面所に寝かせておきます。お風呂のドアを少し開けておけば、赤ちゃんは安心するようです。
自分の体を洗い終わったら洗面所から優しく赤ちゃんを運び、自分の膝の上に乗せましょう。続いて濡れたガーゼタオルなどで顔を拭き、ベビーソープを泡立ててから頭、首、お腹、手足など体全体を優しく洗ってください。その後体の向きを変えてお尻や背中も洗い、お湯で洗い流せば終了です。
最後に、湯船で赤ちゃんと温まりましょう。お湯の温度は38℃~40℃ぐらいがよいようです。
ママが注意したいポイント
入浴のときに注意したい一番のポイントは、入浴中は赤ちゃんから目を離さないことです。ママの少しの油断から赤ちゃんの不慮の事故につながることがあるので、入浴中はどのような理由があっても赤ちゃんから目を離してはいけません。
また、長湯は禁物です。少しぬるめのお湯で、5~10分程度湯船に浸かるようにしましょう。ママにとっては物足りないかもしれませんが、赤ちゃんのためです。
さらに、入浴中に赤ちゃんが怖がるようであれば、沐浴のときと同じように沐浴ガーゼをお腹の上に乗せておくと安心します。
ワンオペお風呂が楽になる便利グッズ
バスマットやバスチェアがあると洗いやすい
バスマットの中には、赤ちゃんの体にあわせた形状のものがあります。このようなバスマットであれば、寝かせた状態で赤ちゃんの体を洗うことができるばかりではなく、ママの体も一緒に洗うことも可能です。
赤ちゃんがある程度大きくなれば、バスチェアがあると便利です。座る状態と横に寝る状態のどちらでも、赤ちゃんの体を簡単に洗うことができます。赤ちゃんの首がすわったころから使い始めるママが多いようです。
シャワーフックがあれば両手が使える
このようなときに便利なものが、シャワーフックです。シャワーヘッドを持つ必要がなくなるのでママの両手が空き、赤ちゃんの体をしっかり支えながら洗うことができます。
多くのお風呂にはすでに備え付けのシャワーフックがあるでしょうが、赤ちゃんには高すぎて体を上手に洗い流すことができません。その点、吸盤などを使ってお風呂の壁に取りつけるシャワーフックであれば、使いやすい高さにあわせて設置することができます。工事が必要でないため、賃貸でも安心して取りつけることが可能です。
バスローブで湯上がりのバタバタを軽減
このようなママにおすすめしたいのが、バスローブです。決して必需品というわけではありませんが、湯上がりのバタバタを軽減してくれる便利なアイテムといえるでしょう。
湯上がりに羽織るだけで、素早く赤ちゃんのお世話ができます。授乳口があるものやポンチョタイプなど、種類も豊富です。
バスローブを選ぶときには、吸水性や速乾性の高いものを選びましょう。着心地やデザインも大切です。