新生児の授乳のときの不安を解消!時間と回数の目安や姿勢について
新生児期の赤ちゃんに授乳をするときの姿勢
初めてでも安定しやすい交差横抱き
1人目の育児で授乳に慣れていない方は、交差横抱き(ママのおっぱいから脇にかけて、斜めに赤ちゃんを抱っこする方法)がおすすめですよ。新生児のころは首がすわっておらず体も不安定なので、赤ちゃんを包み込むように支えられる交差横抱きはやりやすいかもしれませんね。
赤ちゃんの体がねじれてしまうと飲みづらいので、ママの腕でしっかり赤ちゃんの体を支えてまっすぐに抱っこするように意識しましょう。また、赤ちゃんのあごがひいた状態になっていないかも確認してくださいね。
一般的な授乳姿勢の横抱き
横抱きをするときは、赤ちゃんが飲むおっぱい側の腕や手で赤ちゃんの体を支えます。赤ちゃんの体が小さいうちは、ママも軽々と横に抱っこできるのではないでしょうか。
こちらの姿勢だと赤ちゃんとママの体が密着するため、赤ちゃんが深くおっぱいをくわえやすいです。飲みながらも呼吸がしっかりできるように、赤ちゃんの頭が少しだけ後ろになるようにするとよいですよ。しかし、こちらの方法が難しいと感じるママもいるため、苦手な方はほかの方法も試しましょう。
帝王切開やおっぱいが大きい人は脇抱き
赤ちゃんを脇に抱っこすることで、ママと赤ちゃんが密着する部分が減りますよね。帝王切開をしたママはまだ完全に傷がふさがっていないので、傷口に赤ちゃんがふれると痛みます。脇抱きだと帝王切開をした傷にふれることがなく安心しておっぱいを与えることができるでしょう。
また、おっぱいが大きい方も脇に抱く方法がおすすめです。おっぱいが大きいと赤ちゃんの顔が埋まり、呼吸がしづらくなってしまいます。脇に抱く方法だと密着度が低く呼吸がしやすくなりますよ。
授乳量が足りているか不安に思うとき
授乳量が不足しているサインを見よう
おっぱいの量が足りていないときは、赤ちゃんがさまざまなサインを出します。たとえば、20分以上経ってもおっぱいから離れようとせず、ママがおっぱいから離すとすぐに泣き始めるときがあるかもしれません。そのようなときは赤ちゃんがもっと飲みたいというサインなので、ミルクを足すとよいでしょう。
また、うんちやおしっこの回数や量が少ないときや、おっぱいを飲んだあとにすぐに泣き出す、常に機嫌が悪いときなどは、足りているかを確認する必要があります。
赤ちゃんの体重の増えかたを目安に
赤ちゃんは日々大きくなっていくので、歩けるようになる1歳ごろまでは体重が増え続ける子が多いです。体重が何カ月も同じままだったり、大幅に減ってしまったりしていることがあれば、赤ちゃんの飲む量が少ない可能性があります。
毎日量るのは大変ですし減る日も出てくるので、1カ月に1回くらい体重を量って忘れないように母子手帳に記入しておきましょう。母子手帳のグラフに記入しておくと、赤ちゃんの体重の増え具合が見やすいのでよいですよ。
デジタル体重計で授乳の前後を量ってみよう
先輩ママの話では、出産入院中は授乳する前と後に赤ちゃんの体重を量る決まりがあったそうです。前後で体重を量ることで、毎回どのくらいの量を飲めているのか分かりやすいので、「今回はたくさん飲んでいるなぁ」「今日は飲む量がいつもより少ないなぁ」など、飲む量で赤ちゃんの成長や体調が分かりやすくてよかったと話してくれました。
毎回は大変かもしれないので1日に1回決まった時間に量るようにすると、1回の食事量が明確に分かってよいですね。