育休中に栄養士の資格を取得!ママが栄養士の資格を取るメリット
育休中に食に関する資格を取ろうと思っているママもいらっしゃるかもしれません。中でも栄養士の資格があれば、食関連でできる仕事が増えますよね。そこで今回は育休中に取得しやすい食に関する資格や栄養士の資格が役立つ職場、管理栄養士との違い、栄養士を目指すママが育休中にできることなどをご紹介します。
育休中に取得しやすい食に関わる資格は?
活躍の幅が広がる食育インストラクター
たとえば料理研究家・評論家の服部幸應氏が監修した資格の「食育インストラクター」は、安心安全な食材の選び方から栄養や健康などの専門知識まで食育について幅広く学べます。プライマリーから4.3.2.1級の5段階のレベルがあり、プライマリーであれば通信教育講座を受ければ取得できますよ。4級からは通学や研修などが必要となります。
3級以降は食に関する仕事をする人が取得する場合も多く、食品関係が仕事のママは職場復帰後にこの資格を生かせるかもしれませんよね。
独学でも取得可能なフードコーディネーター
けれども実績がないとPRをしにくいですよね。日本フードコーディネーター協会の民間資格である「フードコーディネーター資格認定試験」は、その分野の知識を備えていることを証明できる資格です。
この資格には1~3級まであり、最初の3級は独学で指定の教本を勉強すれば合格が可能です。より専門的な知識やプロのレベルを求められる2級1級は難易度が高くなりますよ。
料理教室を開くのが夢というママも、この資格があると夢の実現への第一歩になるかもしれませんね。
乳幼児に特化した資格も人気上昇中
たとえば「幼児食アドバイザー」は幼児食作りの基本と実践だけでなく、幼児期の生活リズムや発達段階など幼児の健康についても学べますよ。また、「ベビーフードインストラクター」は幼児期に最適な食材や四季に合わせた献立、子どもの体格や運動量に合わせたメニュー、幼児栄養学など多岐にわたって学べます。
ほかにも子どもの食についての資格はあり、通信教育で取得できるものがほとんどです。食育の大切さが注目されている現在、これらの資格の勉強をすると我が子の健康を守れるだけでなく、保育士さんや子どもの食品関係の会社に勤めるママは仕事の幅が広がるかもしれませんね。
栄養士の資格は様々な面で役に立つ
栄養士は病院や学校などで活躍できる
栄養士は栄養バランスが取れた献立を考えるだけが仕事ではありません。保育園などでは食物アレルギーにも配慮したうえで美味しく食べてもらうために、さまざまな工夫をします。例えば、ひな祭りやクリスマスなどの行事食を工夫したり、噛みやすく飲み込みやすいメニューを作ったりしています。
介護施設ではお年寄りの好みや健康に配慮した食事を考えます。職場によっては調理師と一緒に調理をする場合もあります。栄養士は人々の健康と食べる喜びを食の観点から支えるプロといえますね。
管理栄養士になれば業務の幅も増える
管理栄養士の資格を取るには以下の方法があります。
・管理栄養士養成施設である4年生大学で栄養士の資格を取得した後、国家試験に合格する
・短大や専門学校で栄養士の資格を取得した後、実務経験を3年以上積み国家試験に合格する
管理栄養士になると業務の幅も増えます。たとえば病院では医師や看護師と組んで栄養管理をしますよ。栄養士が健康な人の食事指導をすることに対し、管理栄養士は病気の人の指導もできるのです。そのほかに、大規模な給食施設の管理業務も行えます。
社会に出てから資格の取得をする人も増加
転職のためだけでなく、家族の介護で栄養の大切さを痛感したり自己流ダイエットで体調を崩したりして、正しい知識を身につけたいという目的で資格の取得をする人もいます。社会人が専門学校や短大で学ぶには平日昼間に時間が必要で、中には仕事を辞めて入学する人もいます。
栄養士になるには栄養学、食品学、公衆衛生学、人体での消化吸収など、食にまつわるさまざまなことを勉強する必要があります。座学だけでなく学んだことを活かした料理実習もするので、ママの料理の腕が上がるかもしれませんね。
ママが栄養士になるためにできること
専門の学校への通学が必要
学ぶ内容がたくさんあるため、夜間や通信制のカリキュラムではなく昼間の受講となりますよ。2年間基本的には平日9:00~16:00くらいまで学び、中には土曜日も講義をする学校があります。
ママは家族や一時保育などに子どもを預けることになりますよね。一部の会社では2年以上育休が取れる制度のところもありますが、法律で決められた育休は、保育園に入れないなどの事情がない限り通常は1年です。
すると会社にも資格を取りたい旨を相談する必要があるかもしれませんよね。