優しい子どもになる子育て法は?ママの怒りを鎮めるコツや絵本を紹介
我が子には優しい子どもに育ってほしいと考えるママは多いのではないでしょうか。しかし、その方法が分からずに悩んでいるママがいるかもしれませんね。また、ママ自身が優しくなりたいと感じている場合もあるでしょう。今回は、優しい子どもになる子育て法や、ママの怒りを鎮めるコツなどをご紹介します。
思いやりある子どもに育てるために
相手の気持ちを一緒に考えてみよう!
しかし、この自己中心的な振る舞いは、子どもにとっては自然なことですよ。個人差はありますが、3歳頃から少しずつ、相手にも自分と違う感情があるということに気づき始めるそうです。
もし、子ども同士で喧嘩をしたら「あのときはどんな気持ちになったかな」と、子どもが自分の感情を客観的に考えるような声かけをしましょう。それから「お友だちはどう思ったかな」など相手の立場になって気持ちを想像することができるようにママがサポートし、相手の気持ちを一緒に考えてみましょう。
子どもの気持ちをくみ取って声かけを
しかし、ママが喜んだり、怒ったりするのと同じように、子どもが表現する喜怒哀楽にも理由がありますよ。ママは子どもの気持ちをくみ取って、子どもの気持ちに寄り添った声かけをしてみましょう。
例えば「ありがとう」という言葉には、感謝の気持ちと相手を認めるという意味があります。子どもに「ありがとう。ママは嬉しいな」などと伝えると、ママのためにもっと頑張りたいというような優しい心が、子どもに芽生えるのではないでしょうか。
遊びから思いやりの気持ちが生まれる
幼い子どもが思いやりを育むのには、絵本の読み聞かせがよいといわれています。自然に絵本の登場人物の気持ちになることができる子どもが多く、登場人物の立場で考えたり、話したりしますよ。
ママは絵本を読み聞かせながら、場面に応じて子どもに声かけをしましょう。例えば、困っている場面だと「困っているね。どうしようかな」など、子どもが相手を思いやることができるような声かけをするとよいですよ。
また、人形遊びやごっこ遊びも効果的です。相手のことを考えながらの遊びを繰り返すことで、思いやりの気持ちが生まれるでしょう。
優しいママになるためにできること
ママ自身のイライラや怒りを認めてあげよう
生理現象であれば、我慢していると辛くなる可能性があるので、発散したり、解決したりすることが大切ですよ。もし、ママがイライラしたり、怒ったりしてしまいそうになったときは「今、私はイライラしているな」「怒りを感じているな」など、ママ自身のイライラや怒りを素直に認めてあげましょう。
自分のイライラする感情を客観的に観察し、いったん自分でその感情を受け止めて、穏やかな気持ちになるように心がけてみてくださいね。
怒りを鎮める方法を知っておこう
怒りを感じたら、気持ちを落ち着かせることが大切ですよ。まずは、その場ですぐにできる深呼吸をしてみましょう。深呼吸で深く吐く息は、自律神経のバランスを保つ働きがあり、ため息もその一つです。意識的に繰り返すことで、リラックスした気持ちになりますよ。
怒りは8秒程度で収まるとされています。子どもの安全を確認したら少しの時間、子どもから離れて気持ちを落ち着かせてもよいでしょう。
また、周囲からの「がんばっているね」などの労いの言葉をたくさん思い出し、前向きな気持ちになる方法もありますよ。
頑張り過ぎない子育てで優しいママに
ママが子育ての理想を高く持つことは悪いことではありませんが、理想が高すぎるあまり、うまくいかない現実とのギャップにイライラしたり、ストレスを感じたりするかもしれません。
その結果、子どもにきつく当たってしまうなど、なりたいような優しいママではなくなる可能性があります。そうなる前に、ママが理想とする子育てのハードルを下げてみてはいかがでしょうか。
子育てのハードルを下げることで、心に余裕が生まれ、優しいママに近づくことができるのかもしれません。
親子で優しい気持ちになれる絵本3選
すべての世代の人に「ちいさなあなたへ」
この絵本には、ママやパパになると誰もが感じるであろう喜びや不安、つらさ、さみしさ、子どもへの思いなど、あらゆる感情が表現されています。ママやパパが我が子の誕生を経験することで、自分が誕生して両親から注がれた深い愛情を知ったり、次はそのママやパパが我が子に愛情を注いだり、その子どもが親になったりと、繰り返される命のバトンを想像すると、我が子と今を大切に生きようと感じるのだそうです。