幼児の食事は悩み満載!おやつの与え方や好き嫌い対策もご紹介
幼児期の子どもにとって、バランスの取れた食事で栄養を取ることはとても重要です。でも実際は好き嫌いが多いとか、気分次第で食べないとか、バランスよく食べてもらえずに悩んでいるママは多いと思います。そこで今回は、食べ物の好き嫌い対策や、おやつの与え方について紹介してきます。
幼児の親が抱える食の悩みとは?
食べ物の好き嫌いがあること
幼児が嫌いな味は「苦味」「酸味」「青臭さ」など。味だけでなく、「硬い」「どろどろ」「噛み切れない」などの食感が嫌で食べない、ということもあります。知恵がついてくると、一度「嫌い」と思った食材は、目視しただけで拒否するでしょう。
逆に、気に入ったものばかり食べてしまう、ということも悩みの種ですね。ママとしては色々な食材を食べて欲しいのに、同じものばかり食べ続けてしまう…。たとえそれが体によい食材でも、食べ過ぎはよくありません。
食が細くてあまり食べないこと
成長とともに活動量が増えるので、徐々に食べられる量も増えていくでしょう。幼児期に食が細くても、子ども自身が健康でしっかりと活動できていれば、あまりナーバスにならなくてもよいかもしれません。
ある先輩ママの話では、赤ちゃんの頃からずっと食が細いのが悩みだったのに、幼稚園3年間、一度も休まず「皆勤賞」をもらうほど健康優良児だったそうです。「食べなさい!」といい続けてストレスを感じるよりも、子どもに合った量を理解するようにしたいですね。
遊びたがり落ち着いて食事をしないこと
テレビを消して、静かな中で食べていても、おもちゃや壁に飾った絵などが目について、そちらに意識が奪われてしまうこともあるでしょう。気が散るようなものが食事中の子どもの視界にないか、確認してみてください。
幼い頃は、おもちゃと食べ物の区別があまりつかずに、食べ物で遊んでしまうことも多いですね。せっかく作った料理を手でぐちゃぐちゃにされたり、投げられたりしても、「そういう時期だから」と割り切りましょう。
幼児によくある食の悩みの解決方法
好き嫌いは成長の証!気楽に考えて
逆に、好き嫌いがあるということは、それだけ味覚が発達してきたという証拠でもあります。また、主張ができるだけの自我が芽生えたということ。子どもの成長の証と思って、気楽に考えてみてください。
自分が子どもだったときを思い出してみると、意外なきっかけで苦手な野菜が食べられるようになった、という経験はありませんか?幼児期にあまりガミガミいうよりも、そのうち食べられるようになると、気長に接してみてはいかがでしょうか。
食への興味と生活リズムを見直して
「食べ物を大切にする感謝の心」「家族揃っていただきますをいう」など、基本的なことができているか、改めて見直してみてもよいと思います。
また、一日三食決まった時間に食事をとっているか、ということも重要です。特に最近は朝食を抜いてしまう家庭が増えているといいます。規則正しい生活リズムが、子どもの食習慣、そして成長には欠かせないものなのです。早寝早起きと食事のリズムも、一度見直してみましょう。
食事の時間は集中して短くするのがコツ
「ダラダラ食べ」はクセになりやすいので、いつも食べるのが遅いという場合は、食べている途中でも思い切って食事を下げてしまいましょう。その際は、いただきますの前に「時計の長い針が3になったらごちそうさまだよ」などと伝えておきます。
20~30分くらいを目安に、食事の時間に集中してもらうように習慣づけましょう。全部食べ切れず、後で子どもが「お腹すいた」といってきても、心を鬼にして次の食事まで我慢させるのがコツです。
幼児のおやつの悩み、解決のポイント
甘いものや油分の多いものは控えよう
幼児期に不足しがちな栄養は「鉄」「カルシウム」「ビタミン」です。これらを含んだ食べ物をおやつとして出すことが理想です。例えば「シラスおにぎり」や「ヨーグルト」「フルーツ」などがよいですね。
大人が食べたいからといって、甘いものや油分の多いおやつばかり与えることは控えたいところです。また、子どもと一緒におやつを手作りするのもよいと思います。自分で作ったものなら、子どもも興味を持って食べてくれるかもしれませんよ。