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ストライダーの正しい乗り方と教え方は?必要な準備や注意点を知ろう

ストライダーの正しい乗り方と教え方は?必要な準備や注意点を知ろう

子どもがストライダーで遊ぶときの注意点

ブレーキがないためスピードの出すぎに注意

ストライダーを含め、キックバイクやバランスバイクなどの多くは、ブレーキがついていません。そのため、ブレーキをかけるには足を使う必要があります。

蹴って進んでいるときなどは足で止めることができますが、急な坂を下っているときは止めることができなくなります。転倒したあと車体に引きずられたり、倒れたときに顔を打ったりすることがあるようです。

また、スピードが出ているとわずかな段差などで制御不能になりやすく、人や物にぶつかることもあります。衝突したときに小枝が顔に刺さり重傷を負うという事故も起こっています。

ぶつかったのが人であれば相手にも怪我をさせてしまうかもしれません。子ども自身はもちろん、周囲の人を守るためにもスピードの出し過ぎには注意しましょう。

遊んでいる間親は子どもから目を離さない

急な坂道では遊ばない、乗るときはよそ見をせず前を見てなどと伝えていても、子どもはママが言ったことを忘れがちです。

また、子どもは大人よりも視野が狭いうえ判別力が弱いという特徴があります。少し行けば急な坂になっていることに気づかなかったり、「このぐらいなら大丈夫」と判断を誤ったりするかもしれません。

さらに、いつも乗っている場所だとしても周囲の状況は日によって異なります。予測不能な動きをするよちよち歩きの赤ちゃんがいたり、雨などの影響で滑りやすくなっていたりする可能性もあります。

「乗り慣れているから」「いつもの場所だから」と安心せず、遊んでいるときは子どもから目を離さず見守るようにしましょう。

公道は走行禁止!公園やグラウンドで遊ぼう

自転車のような見た目のストライダーですが、あくまでも「乗用玩具」です。たとえブレーキがついているとしても「自転車」ではないので公道を走ってはいけません。

消費者庁の発表によると、平成22年12月から平成30年末までにストライダーなどの「ペダルなし二輪遊具」に関する事故が106件報告されており、その半数近くが公道での事故だということです。

2018年にはストライダーに乗っていた4歳の子どもが交差点で自動車と接触して死亡する事故も起こっています。

このような事態を受け、2019年、消費者庁とストライダージャパン、日本キッズバイク安全普及推進協会は公道走行禁止を呼びかける声明を発表しています。公道では乗らず、公園やグラウンドで遊びましょう。

まとめ

バランス感覚が身につき自転車の練習になるストライダーですが、乗り方によっては事故が起こる可能性があります。

「公道では乗らない」「ヘルメットを身につける」「大人が付き添う」の三つを守り正しく遊びましょう。

また、服装に注意したりプロテクターを身につけたりすれば転倒防止になり、転倒しても大怪我をしにくくなります。体に合った高さにサドルやハンドルを調節し、発達に合わせた練習方法を選べば楽しく遊ぶことができるでしょう。
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