上手に家事を手抜きして育児に専念!子どもと過ごす時間を楽しもう
世界のママたちに比べて、家事にたくさん時間を費やす傾向がある日本のママたち。そこで今回は、日本のがんばりすぎるママたちに、家事を上手に手抜きする方法や世界のママたちの手抜きぶりをご紹介します。家事を時短したり工夫したりして、子どもと過ごす時間を楽しみましょう。
家事を手抜きしたい日本のママの現実は?
手抜きナンバーワンは「掃除や片づけ」
ママたちに「家事の手抜き」について聞いたアンケートがあります。それによると「手抜きナンバーワンの家事」が「掃除や片づけ」で約45%でした。
意見を聞いてみると「掃除機は3日に一度」「掃除機はハンディタイプで出しっぱなし」など、掃除機の使用に関する声が多くあがりました。
また「おもちゃが出ていても見て見ぬふり」「散らかっていても生きていける」など、片づけないことを宣言するような、潔く頼もしい意見も見られました。
世界と日本の家事にかける時間の差は歴然!
これだけ見ると「日本のパパは家事をしない」と思われがちですが、じつはそうではないようです。調査が行われた国の一つ、イギリスのパパの家事分担率は34.8%と日本のパパの2倍ですが、実際に家事をしている時間は1週間平均で約16時間と、日本のパパとさほど変わらないのです。
一方、日本のママの1週間平均53.7時間に対してイギリスのママは26時間。なんと倍の差が生じています。日本のママは家事にかける時間が明らかに長いようです。
手抜きをすることに後ろめたさを感じないで
またアンケートで「自分は『よい母』ではない」と答えたママが9割以上もいて、プレッシャーと闘っている様子が伺えます。家事の手抜きを「楽をしようとしている」「後ろめたさを感じる」と感じるママが多いのは、こうしたプレッシャーも影響しているのかもしれませんね。
ママががんばりすぎて余裕がなくなり、笑顔が減ることは決して家族の幸せとつながりません。心の余裕を持つためにも後ろめたさなど感じることなく、世界のママの手抜きぶりを少しだけ見習ってみませんか。
世界のママの手抜きぶりをのぞいてみよう
共働き率8割のフィンランドは手抜き上手
料理は基本的に出来合いの総菜などを食べ、料理がしたければ作りたい人が休日に腕を振るいます。食器洗いはお皿を溜めて食洗器に任せ、使うお皿は食洗器から、という家庭も少なくありません。
干した洗濯物はハンガーのままクローゼットにしまい、下着など小さなものはたたまず引き出しにぽいぽい入れてしまうようです。
パパは積極的に家事に参加し、ときには効率化を考えて知恵を絞ります。頼もしいパートナーですね。
洗濯は週に2回が当たり前なイギリス
フィンランド同様、平日の食卓には出来合いの総菜や冷凍食品が並びます。そのためスーパーマーケットにはたくさんの種類の冷凍、冷蔵食品が所狭しと売られています。
毎日掃除をする人はまれで、余裕のある家庭は1~2週間に1回、ハウスクリーナーにお願いすることもめずらしくないとか。お願いしている間に子どもと公園に遊びに行くなど、時間を上手に使うようです。
洗濯物も毎日洗うことは少なく、汚れ物を溜めて週2~3回程度洗濯機を回す家庭が多いようです。日本では毎日洗濯するママが多数派で、このあたりにもずいぶんと違いが見られます。
朝食と夕食は火を使わないドイツの食卓
一方ドイツでは、食事がシンプルです。朝食と夕食は火を使わないことが主流だそうで、パンにハム、チーズ、野菜を挟んだり、シリアルに牛乳をかけたりと簡単にすませます。
朝晩がシンプルな食事のドイツ人は、昼食をある程度ボリュームのある外食ですませ、そのあとはティータイム(おやつの時間)で甘いケーキなどを食べてくつろぎます。火を使ってお料理をするのは1週間に数えるほどで、そのおかげもあってかキッチンはあまり掃除をしなくてもきれいをキープできるのだそうですよ。
上手な手抜き家事で子どもとの時間を増やす
家事の時間を上手に省くコツ
料理はおかずを何品も作る必要はありません。1品のおかずと具だくさんの汁があれば栄養バランスもとれやすいです。使った食器は毎食洗わず、つけ置きしてまとめて洗えば時短になります。
洗濯は衣類のストックを増やして、できるだけ汚れ物を溜めて洗濯機を回します。布団もベランダでなく、日当たりのよい部屋に干せば楽です。
掃除は終わりが見えにくい家事なので「ストレスを感じるほど汚れていなければよし!」と考えるようにするとよいですよ。また「ついで掃除」がおすすめで、例えばフローリングワイパーを廊下に置き、汚れがあれば通ったついでに掃除しましょう。