夫婦のコミュニケーションがうまくいかない!原因と解決策を探ろう
最近、夫婦仲がいまいちで密かに悩んでいるというママもいることでしょう。ときには「離婚」の2文字がちらつくこともあるかもしれません。そこで今回は、夫婦のコミュニケーションがうまくいかない原因と発達障害が原因で意思疎通が難しい場合、夫婦仲良く暮らしていくためのコツなどについてお話しします。
目次
コミュニケーションがうまくいかない原因は
価値観のズレでお互いに無理が生じている
料理の味の濃さや肉の焼き加減など、ちょっとした食の好みの違い程度ならお互いに融通を利かせて生活をしていくことは可能ですが、そうではない場合、価値観のズレをつらく感じるかもしれません。
子どもの教育方針に対する意見の対立、金銭感覚の違いなど「どうしてパパはそんなことを言うんだろう、私には理解できない」とママが頭を抱えてしまうケースもあるでしょう。
結婚前はおおらかな気持ちで受け止められていた価値観のズレも、結婚生活が長くなるにつれ相手の価値観に合わせることに疲れてしまい、「やっぱり無理」と感じていることもあります。
関係のマンネリ化で相手への気遣いが疎かに
結婚してからはまだ数年でも、結婚前につき合っていた期間が長い場合、お互いの言動パターンが読めてしまい新鮮味を感じることも少ないですよね。
相手に慣れすぎているために、気遣いをしなくて済むのは楽な反面、夫婦関係がつまらないものに感じる危険性もあります。このまま関係がマンネリ化したままで見て見ぬふりをしていると、そのうちマンネリを解消する機会も失い、やり直しの効かない状態になってしまいます。
子どもができて生活の中心が子どもになった
育児に一生懸命になるあまり、周りのことが見渡せなくなり、自分のことすら後回しにしてしまうことも多いですよね。近くに頼れる実家があればよいのですが、そうではない場合、ママひとりで家事育児を頑張っていることでしょう。
パパは仕事があるので、精神的にバランスのよい生活を保つことができるのですが、ママはどうしても子ども中心の生活スタイルに偏りがちです。そうなるとパパがママと子どもの関係に入りづらく感じ、夫婦仲に影響を及ぼしてしまいます。
発達障害が原因で意思疎通が難しい場合
悩みの原因はパパの発達障害だったケースも
実際、パパとの関係に悩むママが、子どもが小学校で問題行動を起こしたことをきっかけに発達障害について調べたところ、子どもよりもパパに症状が当てはまったという話があります。そこでママは、パパと一緒に専門医を訪れ相談したところ、パパに発達障害との診断がおりたとのことです。
このように、大人になってから発達障害と診断されることもあるので、気になる場合は専門医に相談することも大切です。
ママが「カサンドラ症候群」に陥ることも
「カサンドラ症候群」とは、発達障害のあるパパとスムーズなコミュニケーションを図ることができないために、ママが悩んでうつ病を発症したり、精神的に追い詰められたりすることによって引き起こされる心身の不調のことを指します。
パパに発達障害があったとしても、職場や外の環境では特に問題行動が見られないため、ママの悩みや不安を第三者に理解してもらいにくいことが多いようです。相談相手に「どこもそんなものだよ」と意見されると、ママは「私が悪いのかな」とひとりで悩んで追い詰められるケースが多いとされています。
発達障害が原因の場合に夫婦でできること
パパの発達障害の特徴を知り、それに合わせて二人でうまく過ごしていくための工夫をすることは可能です。
突然ママに家事や育児をお願いされることを極端に負担に感じてしまうパパには、その日できればパパにしてほしいことをリストアップし、パパができそうなものには丸をし、無理なものにはバツをしてもらうのもよいですね。
最初から「これはパパにはお願いできないのね」ということが分かれば、ママも自分でこなすことができるよう、ほかの用事を調節して済ませることができます。
夫婦仲良く暮らしていくためのコツ!
ときには本音をぶつけ合うことも必要
たとえば、平日パパの帰宅が遅く、さらに週末は寝転んでばかりで家事も育児も手伝ってもらえないことを不満に感じているママも多いと思います。そのまま我慢して過ごすよりも、「休んでいるところ悪いのだけど、午後2時間だけ子どもを公園に連れて行ってくれると助かるなあ」とお願いするのもよいでしょう。
最近パパと話す時間がなくて寂しい場合は「たまには夜、子どもが寝た後に二人で家飲みしない?飲みながらゆっくり話したい」と誘ってみるのも一案です。パパに無言で期待するのではなく、はっきりと言葉で伝えてみましょう。