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幼児期の遊びの時間は宝物!遊びを通して学びを発見しよう!

幼児期の遊びの時間は宝物!遊びを通して学びを発見しよう!

勉強はできるけれど、問題解決能力やコミュニケーション能力が欠けている子どもが増えているそうです。その問題を解決するカギとなるのは「幼児期の遊び」にあるといわれています。世界中で遊びの重要性が訴えられている今、あらためて、遊ぶこととはどうゆうことなのか見直してみませんか?

子どもにとって「遊び」とは「学び」です

「遊ぶ」とはどういうことか

幼児期になると、なんでも自分でやってみたいという気持ちが芽生え、周りの人とも関わりながら遊ぶことができるようになります。この幼児期の遊びから、子どもたちはどんなことを学んでいるのでしょうか。主にこれから紹介する、8つのことを身につけ、学んでいるようです。

1.自分から働きかける主体性を
2.イメージを広げ、想像力
3.試したり工夫したりする創造力
4.体を使って遊ぶ体力
5.やる気や目的を持って、達成しようとする楽しさを学ぶ
6.自分で考え、判断して行動する力
7.友だちと一緒に行動する楽しさを感じる
8.相手の気持ちを感じて、自分の気持ちを調整し、相手に合わせるなどといったコミュニケーション能力

ポイントは夢中になっているかどうか

みなさんは幼児教育と聞いたとき、どのようなものを思いうかべるでしょうか?子どもは遊ぶことで、その後の人生において大切なことをたくさん習得できるといわれています。

世界では今、「遊び」に注目が集まっていることをしっていますか?これからの時代を生き抜くために重要なのは幼児期の「遊び」だということがわかってきたようです。事実、現在北欧やアメリカなどの国々では次々と子どもを自由に遊ばせることを重視した教育改革が行われています。

とはいうものの、英語などの勉強がよくないということではありません。子どもにとって、自ら楽しいと思って勉強することは遊びの一部です。ポイントは「自分の興味があることに夢中になって遊んでいるか」どうかです。

人間関係も、遊びの中で育つ

人間関係を円滑にするために必要なコミュニケーション能力は、大人になってから身につけようとしてもなかなか難しいものですが、幼児期に遊びの中から多くのことを学ぶようです。

幼児が大好きな遊びの1つ、「ごっこ遊び」はコミュニケーション能力を身につけるためにとてもよい遊びです。お友達や家族と一緒にごっこ遊びをすると、相手の考えにも合わせることが必要となり、協調性が育まれたり、自然と協力したりすることができるようになります。また、自分の考えていることを相手に伝えることや、社会のルールを学ぶきっかけになることでしょう。

また、男の子が好きな戦いごっこは、遊ぶときの力加減や他人の痛みを理解することを学ぶことができます。

遊びながら、こんな力が育っています

幼稚園教育要領の目指す子ども像

幼稚園教育要領とは、国が定めている幼稚園の教育要領のことです。この中で目指している子ども像とはどのようなものなのか、みていきましょう。

幼児期に育みたい資質能力は大まかに6つあり、これらは、自発的な遊びの中から育むことが推奨されています。

1. 健康で安全な生活に必要な習慣や態度を身に付ける
2.身近な人と親しみ、関わりを深める
3.日常生活の中で、日本や地域社会の文化や伝統に親しむ
4. 身近な物に興味をもって関わり、自分なりに考え、工夫して遊ぶ
5.日常生活に必要な言葉が分かるようになるとともに、言葉に対する感覚を豊かにし、先生や友達と心を通わせる
6.自然環境の中などで美しいものや出来事などに出会い、豊かな感性を育む

10の姿って知っていますか?

10の姿とは、2017年に幼稚園教育要領の改定に伴い示された「小学校入学までに育ってほしい姿(10の姿)」のことです。以下がその内容です。

1. 健康な心と体
2. 自立心
3. 協同性
4. 道徳性・規範意識の芽生え
5. 社会生活との関わり
6. 思考力の芽生え
7. 自然との関わり・生命尊重
8. 数量・図形、文字等への関心・感覚
9. 言葉による伝え合い
10. 豊かな感性と表現

数量や文字といった内容も含まれていますが、小学校教育を前倒しで行ってくださいというものではありません。むしろ幼児期に遊びからもたらされる、様々な経験によって蓄えられた学びの基礎が、小学校教育へとつながっていくというのがこの改定での考え方です。

幼稚園、保育所での遊びで育つ力

子どもは遊ぶことで学んでいくものです。しかし、子どもをただ放っておくだけでは、様々な面をバランスよく育てていくことはできません。

幼稚園や保育所では、先生が子どもたちの様子をみて、1人ひとりの子どもの発達に必要な経験を与えられるように綿密な指導計画を立てます。その上で先生が意図した遊びを子どもたちが行うよう、遊具を配置し、適切な援助を行うのです。また、子どもの発達の記録(指導要領)を作り、継続的な保育を行えるようにしています。

先生達は指導計画や日々の子どもたちとの関わり方について、よく話し合ったり、研究会を開いたりして専門性を高めています。幼稚園や保育所に通うことで、伸ばすことのできる能力もたくさんあることでしょう。
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