慣らし保育で夜泣きが始まることも。夜泣きの原因や対策など
保育園に入園しホッとしたのもつかの間。慣らし保育中に夜泣きが始まる子も少なくありません。ママと離れて過ごす保育園での生活に慣れるまで仕方のないことですが、夜泣きが続くとママも辛くなってしまいます。夜泣きを乗り越え楽しく保育園に通えるよう、夜泣きの原因や対策などをご紹介します。
慣らし保育はどんなことをするの?
慣らし保育の目的とは
・子どもが園に慣れる
いきなり保育園で長時間過ごすことは、子どもの心に大きな負担を与えます。ママと離れ友だちや先生と過ごす時間が始まることを理解し、その状況に徐々に慣れるようにします。
・親が子どもと離れることに慣れる
仕事復帰や下の子の出産などで子どもを保育園に入れると決めたのに、いざとなると不安になるママが多いです。また、ずっと一緒にいた子どもと離れることで、空虚感を感じることも。ママも子どもと離れることに慣れる必要な期間です。
・保育士との距離を縮める
子どもと保育士がお互いを知る大切な期間です。保育士は子どもと接しながら、性格や好きなものを知り、信頼関係を作っていきます。
慣らし保育の期間は7~10日前後
2~3日目も同じようなスケジュールで子どもの様子を見ます。4日目から数日間保育園で昼食を食べ、保育園でご飯を食べるということも理解できるようにします。
慣らし保育中に大きな問題がなければ、週明けから1日預かりをスタートできるように予定を組む保育園が多いようです。保育園によっては家庭の事情などで慣らし保育無しで預かるところや、なかなか慣れない子どもには様子を見ながら慣らし保育の期間を延長する場合もあります。
ママと離れて生活することに慣れていく
ほかの子が楽しそうに過ごしている姿を見ると、「なんでうちの子は・・・」と比べてしまうこともあるでしょう。
しかし、時間がかかってもいつかは保育園に慣れる日が来ますよ。仕事に早く復帰したいママは焦るかもしれませんが、ママがイライラすると子どもの心も不安定になります。なるべく笑顔で送り出しましょう。
最初はママに置いていかれたショックで大泣きする子も少なくありません。ママのいない園の生活の中で楽しいことを見つけ、毎日少しずつ慣れていけるとよいですね。
慣らし保育で起こる夜泣きや体調の変化
環境が変化したことが夜泣きの原因に
環境の変化に心や身体がついていかず、夜泣きをするようになる子もいます。慣らし保育が始まった途端に夜泣きをするようになった場合は、日中に受けた刺激や興奮が残ったまま眠りについているかもしれません。しっかりと子どもの気持ちが落ちついてから寝かせるようにしましょう。
また、充分な睡眠時間が取れていないと、眠りが浅くなり夜泣きの原因になることがあります。就寝時間が遅い子どもは、早寝早起きを心がけ生活のリズムを整えましょう。
夜泣きは慣らし保育終了後に続くことも
保育園の生活に慣れてきても、環境の変化によるストレスがすっかりなくなったわけではありません。また、日中にたくさんのお友だちと活動的に過ごしたことで神経の高ぶりが収まらないこともあるでしょう。
慣らし保育が終わってもしばらくは気持ちが落ち着かず、夜泣きが続くこともあります。ママは長引く夜泣きに大変ですが、子どもも保育園で頑張っていますよ。
ママから離れて集団生活を送ることは、子どもの成長によい刺激になります。夜泣きも成長過程の一つと前向きにとらえ受け止められるとよいですね。
体調を崩してしまう場合も
慣らし保育中に発熱を繰り返してしまう子もいるほど、保育園での生活はいつも以上に緊張し心身ともに疲れやすくなっています。また、お腹が緩くなったり、便秘気味になったりする子もいるので便の様子も気にかけるようにしましょう。
さらにたくさんの子どもの中で過ごし、ほかの子から風邪などの病気をもらいやすい環境です。発熱や身体の調子が悪い様子なら、慣らし保育はお休みして自宅でゆっくりと休ませましょう。
早く慣らし保育を終わらせるために無理をさせると、心身のバランスを崩してしまう恐れがあるので注意してくださいね。