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子どもを比較する親の動機とは?比較せず個性を認めるママを目指そう

子どもを比較する親の動機とは?比較せず個性を認めるママを目指そう

親はつい我が子をほかの子と比較してしまうことがありますが、比較は子どもにどんな影響をおよぼすのでしょうか?ここでは親が我が子を比較してしまう理由や比較がもたらす子どもへのよくない影響、比較をやめるためのポイントなどをご紹介します。ありのままの子どもを認めて自己肯定感を高める参考にしてくださいね。

なぜ親は子どもを比較してしまうのか?

子どもの成長が遅れていないか気になる

私たちは多かれ少なかれ比較しながら生きています。日常の買い物から就職先や住む家まで、比較して選ぶことに慣れているのです。言葉の発達やハイハイや歩行、スプーンやお箸を使えるかなどの子どもの成長も、同年代の子や育児書に書かれた年齢ごとの発達の目安と無意識的にでも比較しています。

子どもは遅かれ早かれ成長するので、著しい遅れがない限りあまり心配する必要はないといえますが、標準より少しでも成長が遅いと焦ってしまう場合があるのです。成長の遅さを自分の責任だと感じて、落ち込んでしまうママもいます。

我が子の成長度合いを確認するために比較することはありますが、過剰に気にしすぎるとママの心が不安定になり、子どもに影響してしまうかもしれません。

子どものやる気を促したい気持ちから

叱咤激励のつもりで「◯◯ちゃんはひとりで着替えができるよ」「お兄ちゃんはもっとできていた」などと、友だちや兄弟と比べながら子どものよくない点を指摘すると、逆効果になる場合が多いです。大人も比べられるのは嫌なものですが、激励したいという相手の意図は理解できるかもしれません。

しかし子どもはそこまでわからず「僕はだめな子なんだ」と、自分を否定するようになります。比較されてばかりいれば、本来の自分を見てくれない親に愛情を感じられなくなるでしょう。

「◯◯ちゃんより上手」という、ほかの子を引き合いに出した褒め方も同じです。子どもは他人との比較で自分の価値を測るようになり、心が安定しません。そうなるとじっくりと物事に取り組む姿勢も望めなくなるでしょう。

ママが他人の評価に過敏になっている

ママ自身が他人と比べられて育つと「他者よりも優れているかどうかで自分の価値が決まる」という考え方になりやすいので、評価に敏感にならざるを得ません。さらにママと子どもは一心同体になっている場合が多く、子どもへの評価を自分への評価だと思い込みやすいのです。

そうなると、比べられて育ったママは我が子を自分の代理にして、劣等感を埋めようとする場合があります。たしかに子どもへの評価でママは喜んだり反省したりしますが、過剰に舞い上がったり落ち込んだりするのは、ママが子どもを自分の代理にしている可能性があるのです。

ママが他人の評価に過敏になっていると子どももママの顔色ばかりうかがい、なかなか本来の力を発揮できなくなるかもしれません。

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子どもを比較して生じる影響とは?

自己肯定感が低くなり自信を持てなくなる

自分ひとりでは生きていけない小さな子どもは、親に捨てられたくないという思いがあるといわれます。そのため子どもは親に好かれようと一生懸命なのです。

しかし親が「あの子の方が上手」「みんなできるのに」などと比較すると、子どもは「ママやパパは私よりほかの子がよいのかもしれない」と不安になります。それが続くとやがて「ほかの子よりもできない私は愛されない」と思うようになるのです。

人よりも優れていたら認めるという条件つきの愛情からは、自分はどんな状態でも愛され価値があると思える「自己肯定感」は育まれず、「自分は大切な存在ではない」という否定的な感情が大きくなります。そうすると自分らしく生き生きと育つことが難しくなるのです。

優越感や劣等感が強い子になりやすい

比べられてばかりいる子は他人に勝たなければならないので、心が休まりません。自己肯定感も低いので、自分よりできない子をいじめたり優れた子を妬んだりしやすくなります。他人をいじめて気持ちを晴らしたり、足を引っ張り自分が優位に立ったりすることで、満たされない心が原因の劣等感を埋めようとするのです。

優越感は劣等感の裏返しで、ともに自己肯定感の低さから来ています。とはいえ優越感や劣等感がない人は少なく、その気持ちがモチベーションになりよい結果を生むこともあります。

ただ、人生の最初の時期から「他人より優れていなければ価値がない」という考え方で育てられると、強すぎる優越感や劣等感で自分を好きになることができず、苦しむことになるかもしれません。

兄弟間での比較が不仲になる原因に

兄弟にも一人一人個性があり、性格や得意不得意が異なります。ママはその違いに困惑して、つい「お兄ちゃんはやさしいのに、あなたはどうして乱暴なの」などと兄弟を比較してしまうかもしれません。

そして、知らないうちに「よい子」の方に多くの愛情をかけている場合もあります。兄弟を平等に愛しているつもりでも子どもは親の愛情に敏感で、ちょっとした言葉でも「ママはお姉ちゃんの方が好きなんだ」と感じて劣等感を持ちやすいのです。

兄弟はお互いに争いながら育っていくものなので、喧嘩は日常茶飯事という時期もあるでしょう。しかし、兄弟よりも愛されていないと感じる度合いが高い子は、愛されている兄弟に嫉妬し続けて大人になっても仲良くできない場合もありますよ。

ネガティブな比較をしないためのポイント

伸びるタイミングは子どもによって違う

我が子がほかの子よりもできないところがあると、なんとか追いつこうと一生懸命になるママもいます。しかし「伸びるタイミング」が来ていない子は一生懸命練習したからといって、すぐにできるようになるとは限りません。

ママが子どもの興味を引き出す働きかけをすることは必要かもしれませんが、嫌がる子どもに多くの練習や制限を強要すれば、子どもの苦手意識が強まる可能性もあります。それは成長しようとする芽を摘んでしまっているようなものです。

周りと比べずにあるがままの子どもを認めると、よい面が見えてきます。大きくなったときにどうなってほしいかを考えて長いスパンで子どもの成長を見守ると、子どもはママを信頼して意見を受け入れてくれるようになりますよ。
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