生理中は体がだるいので仕事がつらい!働くママの生理中の乗り切り方
「生理」は女性を語るうえで欠かせないキーワードです。必要性は十分に知りながらも、どうしても前向きな気持ちになれない部分があり、生理中は身体がだるく仕事に身が入らないというママも多いのではないでしょうか。そんな働くママにぜひ知ってほしい、つらい生理の乗り切り方を伝授します。
生理中に体がだるくなる原因は?
働くママは体温が低下して血流が悪い
基礎体温は普通の体温計では測れないくらいの微妙な温度差を検知しますが、この体温差がママの体調にも関わってきます。生理中に身体がだるいと感じるのは、体温が低下して血流が悪くなっているからかもしれません。
とくにオフィスワークのママは身体を動かす習慣が保ちにくいので、さらに血流が悪く冷えやコリなども感じやすのではないでしょうか。座りっぱなしの時間が多いママは、こまめに身体を動かすように心がけるとよいですね。
生理による貧血で体がだるい
貧血の症状には立ち眩みや頭痛、そしてだるさがあります。症状には個人差があるため「なんとなくだるい」といった症状が生理による貧血である可能性があります。
女性は毎月の生理もあり、貧血気味であることが多いそうです。血液の生成に欠かせない鉄分を意識して摂取するようにしたいですね。
妊娠中、授乳中も貧血になりやすくお世話になったママもいるはずですが、鉄剤を飲むことで生理中のだるさや頭痛が改善されることもあります。気になる場合は婦人科で血液検査を受けてみるとよいでしょう。
生理によるストレスが影響する
毎月くると分かっていても憂鬱な生理は、それだけでストレスの元になってしまいます。ストレスが多くかかると自律神経が乱れて体調不良を起こすことがあります。
だるさも、生理によるストレスが影響しているのかもしれません。生理が重い人はとくに生理前から気が重く、生理前症候群(PMS)でイライラしたり落ち込んだりと、生理に振り回されることがつらいですね。
厳密にはホルモンの変化がこうした症状を起こしますが、ストレスが多い人はその影響をより受けやすくなります。
生理による仕事への影響は意外に大きい
生理で落ちる仕事のパフォーマンス
ママがアスリート並みの感覚を持っていないとしても、生理中は集中力や判断力に欠ける期間であるといえます。仕事でも単純ミスを繰り返してしまうなど悪影響が出る場合があり、仕事が手につかずにパニック状態になってしまうこともあるかもしれません。
生理中にはいくら頑張ろうと努力しても、普段どおりにできないことがあるのです。これは、ママの頑張りでどうにかなるものではなく、「そういうものなのだ」と理解することがストレスを抱え込まないためポイントです。
イライラでコミュニケーショントラブル
自分もミスを起こしやすい生理中ですが、他人のミスにも寛容になれない、いつもなら気にならないことが許せないなど「なんだか今日は怖いな」と思われてしまうような状況にもなりかねません。部下や同僚に注意するときも口調が厳しく、ついケンカ腰になってしまうなど考えられますので、コミュニケーショントラブルには十分注意しましょう。
まずは自分がイライラしていることに気が付いて、いつもよりもさらに丁寧に優しく接するように心がけたいですね。
ストレスで悪化することもある生理痛
生理痛はまったく感じない人や、身動きが取れないほどつらいと感じる人がいるなど個人差が大きいものです。その差は、もしかしたらママが抱えるストレスの大きさと関係しているのかもしれません。
いつもよりも生理痛が重いと感じるときは、なにかストレスになっている原因がないかどうか探ってみましょう。「生理はつらく痛いもの」と構えるのではなく、少しでも気持ちが楽になるように生理中の過ごし方を工夫してみるとよいかもしれませんね。
生理によるだるさを解消する方法とは?
身体を冷やさない対策をとる
だるさや眠気を取り去るためにコーヒーや紅茶を飲みたくなってしまうところですが、カフェインには身体を冷やす作用があるので冷え対策には向きません。また血流アップのために、オフィスワークでも休憩時間には軽いストレッチをする、しびれやコリを感じたら身体を伸ばすストレッチをするなど、できることからはじめてみましょう。