バストアップのためのセルフケア。メカニズムや実践法までを紹介
バストケアを何もしないでいると、年齢とともに形が崩れてしまいがちです。出産、母乳育児を経験すると、とくに崩れやすいですね。上手にセルフケアをして、きれいで若々しいバストを目指しましょう。今回は忙しいママでも自分でできるセルフケアの方法や、グッズを使ったバストアップ法をご紹介します。
身体のメカニズムとバストアップの関係
授乳後はホルモン減少でバストが変化する
しかし残念ながら、卒乳後にバストはしぼみます。原因の一つがホルモンです。
妊娠をするとエストロゲン(女性ホルモン)が乳房を発達させて胸が張ります。出産するとエストロゲンの分泌は減少しますが、授乳を始めると今度はプロラクチン(ホルモン)が乳腺に働きかけて母乳を作り、乳腺が発達してバストが大きくなります。
バストがしぼむのは、卒乳でプロラクチンが生成されなくなり、乳腺が衰退するためです。乳腺が衰退するとバストは風船がしぼむように縮んで、垂れてしまうのです。
バスト変化のメカニズム
筋肉はバストと関係ないように思われがちですね。たしかにバスト自体は主に脂肪でできているのですが、実は脂肪の奥には大胸筋や小胸筋といった筋肉が存在します。
肩や首などをあまり動かさずにいるとこの大胸筋や小胸筋の動きが悪くなります。動きの悪い状態が続き、これらの筋肉が次第に固まってしまうことで、血液やリンパの流れも悪くなってしまうのです。
血液やリンパの流れが悪くなると栄養がきちんと巡らなくなり、バストに栄養が届きにくくなります。結果、バストが育たなくなり、しぼんだり垂れたりしてしまうのです。
乳腺を刺激するとバストアップ効果が
マッサージで乳腺を刺激すると、栄養だけでなく女性ホルモンもバストに届けることができます。するとバストに張りが出てボリュームが出やすくなるのです。また、乳腺のマッサージは筋肉も刺激するので、バストアップ効果も期待できますよ。
簡単な方法をご紹介します。
1、片側の胸の下に両方の手の平を置く
2、片手ずつバストを上へ向け持ち上げるように滑らせる
マッサージを行うときは手と体が温まった状態だと効果が上がりますよ。肌を傷めないようオイルなどを塗って、優しく10分ほどを目安に行ってください。
バストアップのための簡単セルフケア
自宅でできるエクササイズ
・大胸筋と小胸筋のエクササイズ
両方の手の平を後頭部付近に添えます。息を吸いながらひじを開き、顎を上げて上を見て5秒キープします。次に頭に添えた手を10cm後ろに離して3呼吸キープします。
姿勢が悪いと肩周辺の筋肉、僧帽筋が衰え、バストが背中に流れて垂れやすくなります。僧帽筋をほぐして姿勢を整えましょう。
・僧帽筋エクササイズ
ひじを伸ばして両手を後ろで組みます(肩甲骨をくっつけるイメージ)。その状態で、肩関節をゆっくり回すように動かします。8回、2セット行ってください。
ツボ押しで乳腺を活性化
乳腺を活性化させたり、女性ホルモンやリンパの流れを改善したりして、バストアップしましょう。おすすめの二つのツボをご紹介します。
・壇中
左右の乳頭の間、みぞおちのくぼんだ部分が「壇中」です。人差し指、中指、薬指で、壇中を上から下へなでおろすように刺激します。呼吸はゆっくり吸って吐きます。ストレス緩和効果もありますよ。
・天渓
「脇の中心からまっすぐ下」「壇中から真横」この二つがクロスした場所が「天渓」です。こぶしを作り、人差し指、中指、薬指の山でぐりぐりと刺激します。美肌効果も期待できます。
セルフマッサージも効果的
1、小胸筋をほぐす
鎖骨のすぐ下にある小胸筋を、人差し指、中指、薬指で軽く押さえながらほぐします。
2、バストサイドをほぐす
「わきの下」の「バストの横」を、人差し指、中指、薬指で小さな円を描きながらほぐします。さらにそこから下、ブラカップの境目辺りも同様にほぐします。
3、バストを持ちあげ引き寄せる
バストの下部を理想の高さまで手のひらで持ち上げます。持ち上げたら反対の手で脇にはみ出した肉を中央に向け寄せます。
温まったお風呂で行えばより効果的ですよ。
マッサージ以外でのバストアップサポート
ナイトブラでバストの垂れや変形を予防
「でも、寝るときくらいブラジャーをしたくない」と思うママは多いですね。リラックスタイムにはブラジャーを外したいものです。
そこでおすすめしたいアイテムが「ナイトブラ」です。ナイトブラは素材が柔らかく、締めつけが少ない製品がほとんどなので、睡眠時にもストレスなく着用することができます。
仰向けでもうつ伏せでも、バストが受ける影響を少なくしてくれるので、崩れるのを気にせず眠ることができますね。デザインも豊富なので、気分にあった1枚を選べますよ。