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モラハラ夫への対応法について。自覚してもらってから次の一歩へ

モラハラ夫への対応法について。自覚してもらってから次の一歩へ

最近よく耳にするようになった「モラハラ夫」ですが、メディアの情報を見聞きして「うちの夫も当てはまる!」と感じたママもいます。そんなママの中には「なぜこうなってしまったの?」とか「どうしたらよいの?」と悩んでいる人もいるでしょう。今回は、モラハラ夫の原因と対応法、解決できないときの対策を紹介します。

モラハラ夫になってしまう三つの原因

自分に自信がなく従順な家族を求めてしまう

「結婚したころは高圧的な人ではなかったのに」と悩んだり「私がそうさせてしまったのかも…」と自分を責めてしまったりするママはたくさんいます。でも、ママは悪くありません。これから紹介するモラハラ夫になる原因を知れば、ママが原因ではないことと、今後の対応のヒントになるかもしれません。

モラハラ夫になる原因で多いのが「夫自身が自分に自信がない」というケースです。「自信がないなら弱々しい態度になるのでは?」と思うかもしれませんが、その逆です。自信がないことが辛く、恥ずかしいと感じているからこそ真逆の態度をとるのです。

自信のなさを隠すため、見下されないために高圧的な言動をしてしまうケースも多く、本人もその心理に気づいていないことも多くあります。

仕事など外部からストレスを受けている

もう一つの原因として「仕事など外部から大きなストレスを受けている」というケースも多いです。

ただ、このケースは高圧的な言動をする割には、後から態度を一変させて謝ってくるという特徴があります。「暴言や高圧的な態度は一時的」というのがポイントですね。要するにストレスによって精神的に追い詰められているため、感情のコントロールができていないという状態です。

ストレスが和らぐと暴言なども収まる可能性がありますから、少し様子を見てみましょう。「何かあった?」とサポートする意思を見せると和らぐこともあります。

「一時的でも頻繁になってきている」という場合は、モラハラ化している可能性があるので、後からご紹介する対応方法を参考にしてみてくださいね。

幼少期の家庭環境に影響を受けている

また別の原因として多いのが、幼少期の家庭環境に影響を受けているケースです。自分の父親が同じようにモラハラ夫だった、または親の介入が多すぎる幼少期を過ごしていたことが原因になっていることもあります。

すべての男性が当てはまるわけではないですが、男性は自分の父親を手本としていたり影響されたりする傾向があります。父親がモラハラ夫だった場合「夫婦はこういうものなのだ」と認識していて、父親と同じように振る舞ってしまっていることも多いのです。

幼少期に親の介入が多すぎた場合では、自分で決定することができなかったり失敗を責められたりしたために自己肯定力が低いまま成長してしまって、現在の夫や父親としての責任ある立場がストレスになっているケースもあります。

パパにモラハラを伝えママも負けない態度を

子どもにもモラハラ状態であることを伝える

あなたの夫がどの原因を持っていたとしても、あなたに責任はありません。ですから自分を責めるのではなく、これから先のことを考えて行動をしましょう。

モラハラ夫は家庭内では支配的で、子どもの前でも気にせずママを責めたてる傾向があります。ママも本当に辛いですよね。でもその状況を目にしている子どもも「大好きなママが責められている」と感じて辛い思いをしているはずです。

状況を改善させるには、パパにモラハラをしていること、そして子どもに対してもモラハラ状態だということを自覚させることです。「あなたのこういう態度がモラハラで、辛い」「子どもも被害を受けている」「今後は態度を正してほしい」とキッパリ伝えます。パパが聞き入れなかったとしても、伝えることが大切です。

モラハラをされても毅然とした態度を示す

パパにモラハラを自覚させようとしてもすんなりと受け入れず、態度が変わらないこともあります。それでもママは毅然とした態度を続けて「パパの態度によって翻弄はされない」と示しましょう。

男性が声を荒げたり威圧的な態度をしてきたりすると、女性としては少なからず恐怖を感じますよね。それは仕方のないことです。ただ、こういう男性はあの手この手を使い、とにかく自分が優位になろうとします。怖がって言いなりになってしまえば、モラハラ行為はひどくなる一方かもしれません。

これまでの態度を見ていると「あなたの思いどおりにはならない」と示すのは勇気が必要ですが、冷静に毅然とした態度で伝えましょう。反発的にではなく冷静に動じない姿勢を見せることが大切です。

反応しないことで満足できないようにする

モラハラ夫は妻が毅然とした態度を示した途端に動揺して、態度を一変させることもあります。しかしこの場合は、突然の態度の変化に動揺しただけで、翌日には必死に次の手段を考え実行してくることがほとんどです。

毅然とした態度を示した後は、パパがどのような手段を使ってきてもとにかく「反応しない」ことに徹しましょう。泣き落としも、暴言も、物へ当たるなどの態度にも反応しないことです。

ここで注意したいのは「反応しない=無視ではない」という点です。無視をすると激高することもあるので「ふーん」「あ、そう」などの返答に一貫します。

モラハラ夫は、妻の怯える様子や表情などを見て満足する傾向が強いので、そうした様子を見せないように意識するとよいでしょう。

直接話しても解決できないときの対応策

身近な家族や友だちに話を聞いてもらう

ママが一生懸命に対応策を実行しても、パパの高圧的な態度が変化しない、または態度を二転三転させてくることもあるでしょう。そのような場合は、迷わず誰かに話を聞いてもらうことも必要です。

パパの実情を誰かに話すことに躊躇するかもしれませんが、周囲の人に実際の状況を知ってもらうことは悪いことではありません。これまでの状況を知ってもらうこと、自分の気持ちを吐き出すことで、ママの気持ちが少し楽になりますし、自分の気持ちの整理もできますよ。

最初は、身近な家族や信頼できる友だちを選ぶと話しやすいでしょう。パパのことを知っている人でも知らない人でもよいので、とにかく信頼できる相手に話を聞いてもらって、少しでも気持ちを楽にしてくださいね。
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