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子どもの夏の飲み物に悩む。水分補給にいい飲み物と注意点

子どもの夏の飲み物に悩む。水分補給にいい飲み物と注意点

暑い季節が近づくと、熱中症や脱水が心配になりますよね。とくに子どもは自分から水分を摂ることが遅れがちなので、注意が必要です。上手に水分補給をすると熱中症や脱水症状、さらには夏バテなどを防ぐことができます。今回は夏の水分補給にいい飲み物をご紹介しますので、参考にしてみてください。

子どもの水分補給におすすめの飲み物を紹介

夏は麦茶、ルイボスティー、お水を与えよう

子どもの体に占める水分量はとても高く、成人が体重の60.0%に対して、子どもは70.0%、新生児においては80.0%にもなります。そのうえ夏は大量の汗をかくので、さらに多くの水分を必要とするのです。

たくさん摂るものだからこそ、体によいもので水分補給をしたいですよね。ここで注意したいのが、熱中症対策によい飲み物と、普段から飲む飲み物では違いがあるということです。

熱中症対策によいスポーツドリンクは、糖分も含まれているため、普段使いすると糖分の摂り過ぎにつながることがあります。大量の汗を一気にかいたときなどによい飲み物といえるでしょう。そのため普段飲む飲み物には、麦茶やルイボスティー、お水がおすすめですよ。

子どもにおすすめしない飲み物は?

水分が摂れる飲み物は、色々種類がありますが、中には子どもの水分補給におすすめできない飲み物もあるのです。

例えば、糖分が多く含まれているジュースや炭酸飲料。子どもだけではなく「ペットボトル症候群」という言葉があるように、大人でも注意したい飲み物です。ひんぱんにこれらを飲むことで高血糖となり、一時的な急性糖尿病となることがあります。

ほかにはコーヒーや緑茶、紅茶などカフェインが含まれている飲み物もおすすめしません。カフェインには利尿作用があり、逆に水分を排出してしまうことになるのです。また牛乳も消化に時間がかかり、胃腸に負担をかけてしまうことがあります。そのため普段の水分補給として飲むことは、あまりおすすめできないでしょう。

おすすめの麦茶とルイボスティー

子どもの水分補給にお水はもちろんのこと、麦茶やルイボステーもおすすめですよ。麦茶はカフェインレスなので、子どが小さいころから飲ませているママもいることでしょう。

麦茶にはミネラル以外にも、夏バテに効果があるカリウムも含まれています。体を冷ます効果もあり、暑い夏には嬉しいですね。また香ばしい香りの成分である「ピラジン」には血液をサラサラにしてくれる効果もあるそうです。

またルイボスティーは「スポーツ飲料の代わりになる」といわれるほど、汗で失われたミネラルなどを豊富に含み、夏の体にピッタリのお茶なのです。さらに鉄分や亜鉛なども含み、体に重要な働きをする成分も一緒に摂ることができます。もちろんカフェインレスで、子どもに優しいお茶ですよ。

熱中症対策に!水分補給で気をつける点は?

子どもはたくさんの水分を必要としている

子どもは体に占める水分量が高いだけでなく、汗腺の数も大人と変わらないため、体の面積に比べたくさんの汗をかくことになります。新陳代謝もよいので、さらに汗がでやすい状態でもあります。

子どもはこのような理由から、たくさんの水分を必要としているのです。水分補給を怠ると脱水症状を起こしやすいともいえるので、気をつけましょうね。

一日に必要とする水分量は、体重1kg当たりで考えると、大人より子どもの方が多くなります。大人が1kgあたり40~50mlに対して、学童で60~80ml、幼児で90~100ml、乳児で120~150mlといわれています。子どもの体重と照らしあわせて、一日に必要な水分量の参考にしてみてくださいね。

水分補給のタイミングは?

水分補給のタイミングとして「のどが渇いてから」では遅いとよくいわれます。のどが渇くという症状自体が、軽い脱水を起こしているサインだからなのです。また子どもは体の状態と感覚にずれがある場合もあり、のどが渇いたと教えてくれたときには、すでに脱水が進んでいるなどということも。水分補給のタイミングとしては、以下を参考にしてみてください。

・起床時
・運動の前後
・入浴の前後
・食事やおやつのとき
・寝る前

注意したいのは、一度に大量に飲まないことです。一度に大量の水分を摂ると、体の中のナトリウムやカリウム、カルシウムなどの電解質量のバランスを崩し、不調を引き起こす原因にもなります。「こまめに、体外に排出された量を目安に」が大切ですよ。

子どもが水分をとらない場合は?

子どもに水分補給をさせようと思っても「いらない」といわれてしまうことないでしょうか。子どもは、自発的に水分を摂らないことが多いものです。熱中症が気になる時期、これでは心配ですよね。子どもが水分を摂りたがらない理由はいくつか考えられます。

まずは、食事によるものです。お米や野菜、汁物などの食事から水分補給ができている場合は、飲み物を欲しがらないことがあります。また子どもの食事は薄味が多いため、体内の塩分濃度を調整するために「水分を摂りたいと思わない」といったこともあるようです。

ほかには、お茶や水の味が嫌いという理由です。甘いジュースなどを飲んでいると、甘みのない飲み物を嫌がることがあります。少しずつ味に慣らすようにしてみましょう。

夏の暑い日にいかが?手作りドリンクの紹介

レモンとミントで爽やか!スポーツドリンク

夏の暑い日には水分補給がひんぱんになります。お水やお茶だけだと、子どもはちょっと飽きてしまうことも。そこでママの手作りドリンクはいかがでしょうか?まずは、レモンとミントが爽やかなスポーツドリンクをご紹介します。

材料
・水500ml
・レモン(輪切りや櫛切りなど)
・塩小さじ半分
・砂糖大さじ4、またはハチミツ大さじ2
・ミント適量

はじめに塩を水に入れ溶かします。次に砂糖やハチミツ、レモンを入れ混ぜあわせます。コップに注いでミントを添えればできあがりです。ミントの香りを強くしたいときは、長めにミントを漬けましょう。注意点としては、ハチミツの使用は乳児ボツリヌス症にかかる危険性があるため、1歳未満の子どもには決して与えないでください。
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