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上の子がおもちゃを独り占め!貸せない子どもの気持ちや対処法

上の子がおもちゃを独り占め!貸せない子どもの気持ちや対処法

上の子が意地悪に見える?思いやりの育て方

ママの愛を独占できる時間や秘密を作ろう

子どもはママが大好きです。だからママの愛情を確かめるように、「下の子に意地悪している」と見える行動をとることもあります。そんなことがあったらぜひ、ママと二人きりの「特別」な時間を作ってあげましょう。

例えば下の子がお昼寝している間などに、「みんなには内緒ね」と言って上の子とおいしいお菓子を一緒に食べる、これだけで上の子は大喜びです。お菓子だけでなく「(下の子)が寝ている間、たくさん抱っこしようね。やきもちやくから二人の秘密だよ」と密着することでも、心を和やかにすることができますよ。

一度や二度の二人の時間で効果は出ないかもしれません。でも時間をかけることで「愛されている」と実感し、優しいお兄ちゃん、お姉ちゃんに戻ってくれますよ。

思いやりのある行動をたくさん経験しよう

「ママとの時間」を過ごすことで、子どもは愛情を感じて優しくなれます。さらに人に優しくできる子どもに育つには、「思いやりのある行動」をたくさん経験することも大切です。

「思いやりのある行動」とは、相手の様子を気遣ったり、どんなときでも笑顔で接するよう心掛けたり、相手のことを優先して動いたりすることです。ママやパパが積極的に子どもに対して思いやりのある行動をとれば、子どもは「嬉しさ」を感じることができます。

「嬉しい」という感情は大切で、思いやりのある行動を受けて感じた嬉しさを、やがて他人に向けるようになります。「こうしてもらうと嬉しかったから、今度は人に喜んでもらうためにこうしよう」と思えるようになるようです。

ママは事実を伝えて自分で考えるよう促そう

実際におもちゃを貸す貸さないがきっかけで喧嘩になったとき、ママは子どもを叱ったりせず、まずは子どもに今起こっている事実を、改めて理解するように伝えてください。その上で自分でどうするべきか考えるように促しましょう。

事実を伝えるとは、喧嘩で下の子が泣いていれば、ママは上の子に「泣いているね」と見たことを伝えます。その上で自分で考えるよう、ゆっくりと少しずつ「なんで泣いているのかな?」「◯◯(下の子)はどんな気持ちかな?」「◯◯(上の子)が貸してもらえなかったらどう?」などと促してください。

3歳を過ぎると、自分の行動がよいか悪いかを判断できるようになっていきます。大人が促して子どもが自分で考え、理解できるようになることが大切です。

まとめ

上の子が下の子におもちゃを貸したがらないのには理由があります。大切なおもちゃだから、壊されるのを恐れているから、遊びに集中したいから、など様々です。

理由があるため、ママが叱るような態度をとると「貸したくない」という気持ちは大きくなってしまいます。ママは上の子に共感しつつ、貸せるようになるまで待ちましょう。

上の子が気持ちよくおもちゃを貸せるようになるには、思いやりの心を育てることが大切です。また相手の気持ちがわかるようにママが促してあげることで、上手に貸すことができるようになりますよ。
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