育児は苦労するもの?年齢や性別、兄弟と双子育児で苦労すること
同じ育児をしていても、それぞれ状況は違います。みんなどんな苦労を抱えているのか、気になりますよね。年齢や性別の違い、兄弟姉妹や双子の場合にはどんな苦労があるのか、確かめてみましょう。苦労と正面から向き合えば、その苦労をやり過ごすよい方法が、きっと見つかりますよ。
子どもの年齢や性別による育児の違い
年齢別にみる育児の特徴
赤ちゃんが2~3歳になると、自分の意思が出てきます。大人の都合でその意思を尊重できないと、反抗されることもあるでしょう。たとえば自分で靴を履きたいのに履けない、などの事実が子どもに受け入れられずに、親子でぶつかり合いになることも出てきます。
このぶつかり合いは誰でも経験しますが、付き合う大人にとっては大変です。
育児には、子どもが幼い間は体の負担が大きく、成長するにしたがって心の負担が大きくなる特徴があるのです。
男の子育児は体力が必要!
理由なく走り回る、高いところから飛びおりるなどは、やはり男の子に多い行動です。男の子は好奇心が旺盛で、気になったことはすべてやってみなければ気が済まない傾向があるようです。
女の子の場合は、たとえ外で遊んでいても、砂場やブランコなど一つの場所でじっくりと遊ぶことが多いのです。
ただこの違いには、個人差もあります。男の子でも静かな子、女の子でも活発な子はいます。
そして子どもの運動量が多いのは、決して悪いことではありません。今、健康な体を作っているんだと考えてくださいね。
女の子育児は楽って本当?
しかしその反面、そのおしゃべりはパパやママへの批判的な内容のこともあります。まだ3~4歳の女の子がいったことに、本気で腹を立ててしまった大人は、たくさんいるに違いありません。
女の子は幼いときから、会話で精神的なかけ引きができるようです。ママが1人で育児をしている場合、そのかけ引きに疲れてしまうことがあるようです。
育児は男の子だから大変、女の子だから楽、とはいい切れません。どちらにも大変なところ、楽なところ、そして喜びがあるのです。
兄弟姉妹の育児で苦労すること
兄弟姉妹の育児の特徴
上の子が生まれたばかりの弟や妹に焼きもちを焼くことはよくあります。ただでさえ大変な赤ちゃんのお世話に加えて、上の子の心のケアを考えなくてはならないのです。上の子から赤ちゃんに病気が感染することもあり、子どもが増えてしばらくは気が休まらないかもしれませんね。
それでも兄弟姉妹がいるメリットは大きなものです。それまで1人に集中していた大人の視線が分散されれば、子どもはのびのび育つことができます。また子ども同士で触れ合うことは、子どもをたくましく成長させてくれます。
兄弟はケンカが多い。姉妹は嫉妬深い
近所迷惑になりそうなほどうるさい、このままではどちらかが危ない、と感じたら大人が止めに入りましょう。そうでなければ、静かに見守っていても構わないのです。
兄弟でケンカすることで、どこまでやると危険なのかがわかるようになるのです。兄弟でのケンカは大切な学びの場なのです。
姉妹の場合はケンカもおとなしいので、一見問題はないように思えます。でも、心の中に姉や妹に対する嫉妬を溜め込んでいる場合があります。放っておくと嫉妬は女の子の心でくすぶり続けることがあります。女の子同士のケンカは、よく話を聞いてあげましょう。
子どもが3人いて苦労することは?
実際にママの手は2本しかありません。パパが育児に参加してくれても、子どもが1人余ってしまいます。いつも誰か1人がほったらかしになってしまう、というのが子どもが3人いる人の悩みです。この悩みは今どきに限ったことではありません。昔からよくいわれているのです。
でも、子どもが3人いることにもメリットはあります。子どもが2人のときには、一人っ子が2人いる状態のことがあります。
そこにもう1人加わると、急に子どもたちが兄弟姉妹らしくなるのです。3人目の子どもが、兄弟姉妹の仲を取り持ってくれているようです。
双子育児は苦労も2倍!何が大変?
常に同時進行する双子育児の特徴
赤ちゃんが同時に泣き出したら、1人では対応できません。しかし授乳の時間がずれてしまったら、パパやママは授乳の合間に休むこともままならなくなります。
双子がそれぞれ成長すると、自分の意思が出てきます。食事の時間、お風呂に入る時間など生活のすべてを、一人ひとりの意思を尊重しながら、必要な手助けをして、終わらせなくてはなりません。育児をする人の負担はかえって大きくなるかもしれません。
同時進行する双子育児は、パパやママだけでなく、周りの大人がチームになって取り組む必要があるのです。