子どもの整理整頓は自立への第一歩!幼児期から始める後片付け
多くのママを悩ませる「子どもの整理整頓」。何度いってもなかなか片付けしない、ママが片付けても気づけば足の踏み場もない...なんてことも。今回は子どもと進める整理整頓のポイントや、おすすめ収納方法などをお伝えしたいと思います。自分のことは自分でできる「自立」への第一歩を応援しましょう。
幼児期から身につけたい整理整頓とは
整理整頓と後片付けはマナー
大人にとって当たり前の整理整頓と片付けですが、子どもにとってはどうでしょうか。片付けが当たり前とは、まだ理解できていません。しかし整理整頓を習慣化することで、社会のマナーを早いうちから身につけることができます。
片付けられなくても、子どもだからと優しく見てもらえることがありますよね。しかし大人になると違ってきます。ママからマナーを教わることで、相手を思いやる心を育て、他人に迷惑をかけずにすみます。マナーを伝えることは根気がいりますが、大切なことです。
整理整頓から身につく様々な力
・片付けるもの、捨てるものを選択することで、取捨選択や優先順位をつける力が育つ
・自分にとっていらないものを選択することは、考えの切り替えができる力を育てる
・「使い終わったら片付ける」を繰り返すことで、すぐ行動が起こせる行動力を育てる
このような力は、今後の学習や社会に出たときに、応用できるものです。子どものうちから整理整頓を通して、幅広い力を身につけたいですね。またそれ以外にも片付くことで達成感や満足感が得られます。さらにものを探さなくてすむので、時間の有効活用ができるなど様々なメリットがあります。
子どもの自立心を育てよう
ではどうやって自立心を育てるのでしょうか。ついつい、おもちゃをママが片付けてしまうことありますよね。そこをぐっとこらえ、一歩下がって子どもを見守ってみませんか。まず子ども自身に、散らかっていることに気づいてもらうことから始めましょう。そして気づきから行動を起こせることが、自立への第一歩なのです。
自立心を育てるキーワードは「気づき」・「判断」・「行動」です。確実にできる方法で、継続的に行うことも大切になります。
子どもと整理整頓を進めるポイント
掃除しやすい環境作りをする
・子どもコーナーを作り、収納場所を一カ所にまとめる
・最近よく遊ぶおもちゃだけリビングに置く
・入れるだけでよい、蓋なし収納箱などを使う
・収納するものの大きさに合わせた箱を選ぶ
・種類別にまとめ、中身がわかるようラベルで目印をつける
大人が片付けやすい方法ではなく、子ども目線で片付けを考えるのがポイントです。子どもと一緒に話し合って、どこになにを片付けるか決めるのもよいでしょう。
年齢に応じて内容を考える
例えば1歳ごろは、ものをつかんで投げることをよくします。それを利用して片付けをしてみましょう。「おもちゃバイバイ」といったママの声かけにあわせて、おもちゃ箱に投げ込めれば十分です。まず、片付けることは気分のよいものだと感じてもらえるようにしましょう。
3歳ごろは、ものの分類ができるようになる時期です。そのころから、種類別の整理整頓にチャレンジしてみてはどうでしょうか。いくつか箱を用意して、種類別に片付けるよう伝えましょう。
ママの声かけと見守りのコツ
片付けを「楽しく」がポイントです。競争などゲーム感覚を取り入れてはどうでしょうか。片付けができたら、拍手などで気分を盛り上げるのもいいですね。「部屋が片付いてママは嬉しい」と気持ちを伝えれば、子どもは嬉しいものです。片付けることで満足感や達成感を得られます。
片付けられないときに怒ること、「捨てちゃうよ」と脅すこと、100%の片付けを求めることは逆効果なので注意しましょう。すべてを任せるのは、一人で片付けができるようになってからです。初めは困ったときにママが手伝えるよう、見守ってくださいね。
おもちゃや絵本、子ども服の片付け方
おもちゃは箱にひとまとめ
おもちゃは1種類につき1箱として、まとめましょう。仕分けに困ったとき用に、大きめの箱で「なんでもボックス」を作ると、片付けやすくなります。収納に使う箱は蓋つきなどではなく、できるだけオープンなものがよいでしょう。大人からすると収納するものは目隠しをしたくなりますが、子どもにとっては、片付ける場所が見つけにくくなってしまいます。
ラベルも文字よりは、写真や絵などがわかりやすくておすすめです。箱に種類別でひとまとめにしているので、遊ぶときに持ち運びもしやすいですよ。