就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン

就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン[teniteo]

なぜ1歳児は生活リズムがバラバラなの?親子で快適に過ごすには

なぜ1歳児は生活リズムがバラバラなの?親子で快適に過ごすには

「1歳を過ぎたのになかなか生活リズムが整わない」「お昼寝の時間が毎日バラバラなんだけどどうしたらいいの?」子どもが幼児期に入った1歳頃は、こんな悩みを持つママも多いようですね。親子で快適に過ごすためにも、1歳児の生活リズムが整わない理由や、生活リズムを整えるための方法について一緒に学んでみませんか。

1歳児の生活リズムが整わない理由とは

起きる時間と寝る時間が定時ではない

子どもの生活リズムを整える上では、毎日規則正しい生活を送ることが重要なポイントとなります。生活リズムがなかなか安定しない場合には、まず子どもの起きる時間と寝る時間が、毎日きちんと定時になっているかどうかを気にしてみるとよいかもしれません。

例えば、普段の生活の中で次のようなことはないでしょうか。

・遅く寝た日の翌朝は、子どもをなるべく起こさずにずっと寝かせたままにしている。
・お昼寝の時間が夕方近くまでずれこんで、夜寝る時間が遅くなることがある。
など

このような生活パターンが続くと、夜間の睡眠サイクルも安定しづらく、お昼寝の時間もまちまちになってしまいます。起きる時間や寝る時間がバラバラになることで、生活リズムも整いにくくなります。

ごはんやおやつの時間がきまっていない

お昼寝の時間が不規則なうちは、ごはんやおやつの時間もなかなか定まりにくいものです。お昼ごはんを食べずにお昼寝をしてしまって、ごはんやおやつが遅い時間にずれこむ…などということも1歳児にはよくあることかもしれません。

ただ、三度の食事は子どもにとって栄養となるだけではなく、睡眠や排便など体のリズムを整える重要な役割も担っています。そのため、ごはんの時間にバラつきがあると、どうしても生活リズムが安定しづらくなってしまいます。

また、子どもが欲しがるたびにおやつを与えていると、食欲にも影響し、次のごはんをきちんと食べられなくなってしまいます。おやつもごはんと同じように、あらかじめ与える時間をきめておくことが大事だといえますね。

パパやママの生活に影響されている

そのほかに気をつけておきたいのが、パパやママの生活習慣です。1歳頃では、まだまだ親の生活の影響を受けやすいため、パパやママが毎晩遅くまで起きていると、子どもも夜型になってしまうことがあります。

人間には体内時計が備わっており、その周期は24時間よりも少し長めの25時間だといわれています。体内時計と実際の時刻のずれは、毎日朝陽を浴びることにより調整されていますが、遅寝遅起きの場合、体内時計がうまくリセットされなくなり、睡眠リズムも乱れやすくなってしまいます。

生活リズムは、毎日の生活習慣の積み重ねで作られていくものです。まずは、パパやママがお手本になって規則正しい生活を送るように心がけておきましょう。

バラバラな生活リズムを整えるには?

1日のスケジュールを立てる

バラバラな生活リズムを整えるためには、早寝早起きをベースとした規則正しい生活リズムのサイクルに子どもをうまく誘導し、そのリズムに慣らしていく必要があります。

まずは、1日の過ごし方の基本パターンとなるスケジュールを立てて、1〜2週間ほど同じ生活リズムで過ごしてみましょう。睡眠、食事、遊びの時間をしっかりときめて、メリハリのある生活を心がけることで、お昼寝の時間も定まりやすくなるでしょう。

ただ、そうはいっても1歳児ですから、スケジュールどおりに行動するのは難しいかもしれません。その場合は、後の予定を調整するなどして、ママも臨機応変に対応していくとよいと思います。起きる時間と寝る時間に関しては、なるべく定時になるように意識しておきましょう。

日中は太陽の下で元気に遊ぶ

1歳〜1歳半くらいになると、歩けるようになる子も増えてきますね。日中は、お散歩したり、公園で遊ばせたりして、子どもが体を動かす機会をできるだけ多く作るとよいでしょう。体を使って元気に遊べば、適度に疲れて夜の寝つきもよくなります。

また、太陽の光をたくさん浴びると、「セロトニン」というホルモンの分泌が活発になります。睡眠リズムを調整する働きを持つ「メラトニン」というホルモンは、セロトニンを元に夜間に合成されるので、日中のうちに太陽の光をしっかりと浴びて、セロトニンの分泌量を増やしておくことが大切です。

外遊びの時間帯は、午前中でも午後からでもどちらでもかまいません。午前中だと、お昼寝の時間も早い時間帯に定まりやすくなるようです。

長時間のお昼寝に注意する

子どもがお昼寝をしている間に、家事や用事を済ませるママも多いことでしょう。子どもにかまわなくて済む分、作業もはかどるので、「長くお昼寝してくれたほうが助かる」と思うかもしれません。

でも、あまり長時間お昼寝をさせると、夜の寝つきが悪くなり、睡眠サイクルにも影響しやすくなってしまいます。

1歳〜1歳半くらいまでは、1日1〜2回ほどお昼寝する子がほとんどだと思いますが、1回のお昼寝で3時間以上眠っているような場合は、途中で子どもを起こすほうがよいでしょう。

ただ、いきなり起こすと子どももぐずりやすくなってしまいます。まずは、優しく声がけをするなどして、子どもが徐々に起きられるように工夫してみましょう。
28 件

関連記事

この記事のキーワード


  • テニ-とテーオ