赤ちゃんはチーズを食べてもよい?離乳食への取り入れ方とアイデア
チーズは、まろやかな風味で多くの食材とも相性が抜群です。栄養たっぷりのチーズを離乳食に取り入れようと考えているママは多いのではないでしょうか。そこで、チーズの離乳食への取り入れ方を種類別にご説明します。あわせて、離乳食にチーズを取り入れるアイデアについてもご紹介します。
チーズの種類別、離乳食への取り入れ方とは
チーズデビューは中期にカッテージチーズを
離乳食のスタートは生後5~6カ月ごろが一般的です。赤ちゃんのチーズデビューは、離乳食に慣れてきた中期の7カ月ごろがよいでしょう。
赤ちゃんが初めて口にするチーズは、脂肪分と塩分が少ないカッテージチーズがおすすめです。お粥や豆腐、白身魚などに慣れてきたら始めましょう。
カッテージチーズは、脱脂乳から作ります。生乳から脂肪分を取り除いてあり、味にくせがなくて離乳食の食材にぴったりです。
できれば市販のカッテージチーズではなく、手作りがよいでしょう。プレーンヨーグルトとレモンがあれば、簡単に作れます。
色々な種類のチーズを食べるのは後期以降に
チーズの中には塩分が濃いものもあるので、色々な種類のチーズを食べるのは後期以降がよいでしょう。最初は量を少なくして、味付け程度から取り入れてみてください。
モッツァレラチーズはフレッシュチーズの一種で塩分が少ないチーズですが、脂肪分が多いので少しの量にしましょう。スライスチーズやピザ用チーズなどのプロセスチーズは加熱殺菌してあります。生乳と生クリームで作るクリームチーズは、脂肪分が高いのが特徴です。
種類や量だけではなく塩分をチェックしよう
チーズに含まれる塩分の量は、栄養成分表示に明記されています。離乳食にチーズを使用するときには、パッケージの裏などに記載されている栄養成分表示を活用すると便利ですよ。
もし塩分量が気になるようであれば、赤ちゃん用として販売されているチーズであれば安心です。減塩タイプでやわらかく、赤ちゃんが手づかみで食べやすいように加工された商品も販売されていますので、試してみてもよいでしょう。
また、チーズを離乳食に利用するときには、チーズ以外の食材の塩分の量を少なくするなどの工夫をしてもよいかもしれません。
栄養たっぷりのチーズを離乳食に活用しよう
チーズはカルシウムやタンパク質が豊富
チーズに含まれるカルシウムは、吸収率がよいのが特徴です。骨を丈夫にしてくれるので、成長著しい赤ちゃんにとっては欠かすことのできない栄養素です。これから歯が生え揃う赤ちゃんには、チーズはぴったりの食べ物といえるでしょう。
チーズには、三大栄養素の一つであるタンパク質が全体の20~30%も含まれているんですよ。赤ちゃんの成長に必要な良質なタンパク質を、上手に摂取できます。
ビタミンAは赤ちゃんの免疫力を高め、ビタミンB群は脂肪を燃焼させる働きなどがあります。
アレルギーが心配でも少量ずつチャレンジを
パパやママに食物アレルギーがなく、粉ミルクを飲んでいてアレルギー反応がなかったのであれば、離乳食にチーズを使っても大丈夫でしょう。母乳だけで育った赤ちゃんの場合は、チーズを使う前に粉ミルクで確かめるとよいようです。
初めて離乳食にチーズを取り入れるときには、少量ずつチャレンジしてください。もし心配であれば、小児科の先生に相談してもよいかもしれません。
スライスチーズやピザ用チーズは冷凍も可能
多くのママは、チーズは冷蔵保存をしています。モッツァレラチーズやクリームチーズなどのフレッシュチーズであれば、開封後3~7日間、ピザ用チーズならば4~5日程度の冷蔵保存が可能です。もちろん、賞味期限内に食べ終えるようにしましょう。
もう少し長く保存したときには、スライスチーズやピザ用チーズは冷凍する方法があります。冷凍すれば、1カ月程度は保存が可能です。
なお、チーズは冷凍保存すると食感が落ちてしまいます。冷凍したチーズを離乳食として利用するときには、自然解凍させてから加熱した方がよいでしょう。
離乳食にチーズを取り入れるアイデア
炭水化物と合わせると絶品料理に
カッテージチーズは醤油味とよく合います。おかゆの上にカッテージチーズを乗せて醤油を垂らすと、チーズデビューの離乳食には最適です。
洋風チーズうどんも、おすすめです。だし汁に茹でうどんと鶏のササミ肉、ミニトマトなどを加えて火を通した後、器に盛ってから細かく切ったスライスチーズを乗せるだけで完成します。
ご飯と牛乳、トマトペーストにプロセスチーズを加え、電子レンジで温めるだけ完成するチーズミルクリゾットも便利です。