ママチャリは危ない乗り物?安全対策をしっかりして事故を防ごう
子どもを乗せているママチャリの自転車事故は、残念ながら毎年起こっていますよね。しかし、自転車事故が減らないのは、ママチャリに乗っている方が「私は大丈夫」と危険の意識が薄いことも原因の一つではないでしょうか。ここでは、子どもを乗せて自転車に乗ることの危険性や、乗るときに注意することなどをご紹介します。
ママチャリに乗る前に知っておきたいこと
ママチャリに子どもを乗せることの危険性
自転車事故で転倒した場合、頭部にケガを負う方が1番多いことが分かっています。子どもは体が小さく、自転車が転倒すると体が投げ出される可能性が高いので大ケガをする危険性があります。
ママが気をつけていても自転車事故に巻き込まれることがあるので、子どもをママチャリに乗せるときには十分に気をつけましょう。2008年からは、13歳未満の子どもが自転車に乗るときは、ヘルメットを着用するように道路交通法が改正されていますよ。
子どもを乗せるなら「BAAマーク」は必須
BAAマークは、一般社団法人自転車協会が定めている厳しい基準をクリアした自転車に貼られているマークのことです。このマークが付いている自転車は安全性が高いものなので、子ども乗せのママチャリを選ぶときはマークが付いているか確認しましょう。
子どもを自転車に乗せていると、バランスをとるのが難しいですよね。自転車が頑丈でないとママはバランスを崩しやすくなるので、小さな子どもを自転車に乗せたいときは安全面を重視して自転車を選ぶとよいですよ。
ママ自身が自転車に乗ることに慣れておこう
子どもを乗せる前に、まずはママが自転車に乗ることに慣れましょう。細い道やカーブ、大通りなど、さまざまな道を走って練習することが大切ですよ。ママが自転車に乗ることに慣れてきてから、子どもを乗せて練習します。最初はバランスをとることが難しいので、焦らずゆっくり走りましょう。
子どもを乗せて自転車に乗ることに慣れてくると、安全確認を怠ってしまう方もいます。また、スピードを出し過ぎることもあるので、安全運転を心がけることが大切ですよ。
うっかり見落としがちなルールとペナルティ
幼児を2人乗せる場合の注意点
幼児2人を自転車に同時に乗せるときは、「幼児2人同乗基準適合車マーク」の付いている自転車に乗りましょう。BAAマークが付いている自転車でも、幼児2人同乗基準適合車マークが付いていないものは子ども2人を同時に乗せることはできません。
子ども2人を同時に自転車に乗せると、子ども1人を乗せるときに比べるとバランスをとるのが非常に難しくなります。ちょっとしたことで転倒する危険性があるので、幼児2人同乗基準適合車マークとBAAマークの付いている、安全性の高い自転車を選びましょう。
おんぶはOK、前抱っこは法律違反となる
「抱っこ紐で抱っこしていると、両手が空くから自転車に乗っても安全なのでは?」と思うママも多いかもしれません。赤ちゃんを抱っこした状態だと表情が見えるのでママは安心しますが、前方が見えづらい、赤ちゃんが気になって運転に集中できない、ハンドル操作がしにくいなど、危険が潜んでいます。
万が一事故に遭ったとき、抱っこの状態だと赤ちゃんが受ける衝撃は非常に大きく命に危険がおよぶ可能性が高いです。赤ちゃんと自転車に乗るときは、おんぶした状態で乗るようにしましょう。
子どもを乗せる場合の年齢と体重制限
子ども同士の年齢が近いと、途中で3人乗りができなくなることがあり困るママもいるでしょう。しかし、子どもが成長すると体重も増えてくるので、さらにバランスをとるのが難しくなります。自転車にも体重制限があるので、ルールを守って安全に自転車を活用しましょう。
自転車のルールは地域によっても少し違いがあるので、住んでいる地域のルールを確認しておくとよいですよ。