子どもと花火遊びをしよう!安全に楽しむ方法や注意点について
楽しい思い出を作ることができる花火ですが、子どもと一緒に遊ぶとなると、安全面など不安を感じるママもいることでしょう。ここでは事故がないように花火をするときのポイントを紹介します。また、万が一事故が起こってしまったときにも慌てないで済むように、対処法を学んでおきましょう。
デビューは手持ち花火から!楽しみ方は?
手持ち花火を安全に楽しめる歳はいつ?
花火を初めてするときは、徐々に慣らしていきます。最初は誰かが花火をしている姿を見せましょう。
花火の音や光を怖がる子もいるので、そんな子には無理に持たせず、ママは側で必要以上に怖がる必要のないこと、花火はきれいだということを教えてあげるといいかもしれませんね。
子どもが花火をやりたがったら、最初のうちは花火を一緒に持ってあげ、花火を持つ場所や注意点などを教えてあげましょう。子どもが一人で遊べるようになるのは、3〜4歳頃といわれています。
花火遊びの準備をしよう
【水入りのバケツ】
最後に使い終わった花火を完全に消火するのに使います。また、万が一火が燃え移ったときなどに消火としても使えるので、少し大きめのバケツにたっぷりと水を入れておきましょう。
【ゴミ袋】
花火の包装など、ゴミはきちんと持ち帰るようにしましょう。風があると花火の包装などは飛ばされやすいので、まとめておける袋があると便利です。
【ローソク】
花火セットなどにはローソクがついている場合がありますが、念のために用意しておきます。ローソクがないからといって、ライターなどで直接、火をつけるのは危険です。
子どもにおすすめの手持ち花火の種類は?
パックの中には何種類も花火が入っているように見えますが、手持ち花火の種類は次の3つに分類することができます。また、これらの花火は子どもにもおすすめです。
【すすき】
すすきは火薬が紙などに包んで巻いてあり、火をつけると前に火が出るタイプ。煙がたくさん出ますが、途中で色が変わるものは子どもに人気があります。
【スパーク】
火薬が直接棒にまかれており、火をつけるとパチパチ四方に火花が飛び散ります。
【線香花火】
いわずと知れた線香花火。誰が一番長く火を保てるか、競争するもの楽しいですよね。
子どもと花火で遊ぶときの注意点について
安全で迷惑にならない場所や時間を選ぼう
花火をする場所は、安全で、迷惑にならない場所を選びましょう。いくら交通量か少ないからといって、公道で花火をすることは禁止されています。また、家の前の路地や道路などでも通行人の邪魔になるようであればやめておきましょう。
公園や河川敷などは、火気厳禁という場所もあります。分からない場合は、管理者に問い合わせてみましょう。
子どものいる家庭で深夜に花火をすることはないと思いますが、自治体によっては、22時以降に花火をすることが禁止されている地域もあります。
去年の花火は安全を考えて使用しないで!
去年のものではなくても、基本的に湿気てしまうと花火は使用が難しくなってしまいます。湿気てしまった花火は、なかなか着火しなかったり、着火してもすぐに消えてしまったりするようです。なかなか着火しないと思っていたら急に火がつくなど、トラブルの原因になってしまう危険性があるので、安全を第一に考えると使用しないほうがいいでしょう。
花火を捨てる場合は、水につけてから廃棄します。家庭ごみと一緒に捨てられる自治体が多いようですが、各自治体のゴミの分別ルールを確認してから捨てましょう。
ルールを守り、子どもに火を触らせない
自分で持たせるのはまだ早いかなという子どもは、花火に近づいていってしまったり、火を手で触ろうとしてしまったりする危険性があります。なるべく大人が手を繋いで、少し離れたところから見学するようにしましょう。
自分で花火を持てるようになったばっかりの子も、一人で花火を持たせるのは危険です。子ども1人に対して、大人が2人つくことができると安心できますよ。例えば、右手でママと一緒に花火を持って火をつけ、左手はパパと手をつなぐようにして、子どもが火に触ることを予防します。
また、事故を防止するため、花火を保管するときは子どもの手が届かない所を選びましょう。
子どもの花火事故や怪我!どう対処する?
洋服に花火が着火したときの正しい対処法
この方法はアメリカの消防士さんたちが考えた方法です。火がついてしまうと、慌てて走り出したくなる衝動にかられますが、これはNGです。かえって火が広がってしまうので絶対に避けましょう。立ち止まったら、地面に倒れ込み、燃えている所をぴたっと地面にくっつけましょう。その後左右に転げて火を消します。
このとき、顔にやけどをおわないように、両手で顔を覆うようにしましょう。
化学繊維でできた服やフリルの多い服は、火花が燃え移ってしまう可能性が高い服です。花火をするときは、燃えにくいコットンなどの服を選びましょう。