抱っこしながら運動不足解消!赤ちゃんと楽しくエクササイズしよう
抱っこでエクササイズは世界でも人気
抱っこで運動する「ベビーウェアリング」
抱っこ紐やスリングを使ってママの両手がフリーになった状態がベビーウェアリングの定義するところです。日本ではまだなじみのない言葉ですが、海外でベビーウェアリング◯◯といえば赤ちゃんを抱っこして行うエクササイズのことを指します。
アメリカやイギリスなどでは赤ちゃんを抱っこしたままできるダンスやヨガ、バレエのクラスもみつけることができます。日本ではまだ広がってはいませんが、海外のレッスン動画はたくさん公開されているので、参考にしながら一緒に動いてみましょう。
ベビーウェアリングヨガ
ヨガマットがあれば屋外でもできるのがヨガの気軽さです。穏やかな天気の日、赤ちゃんと一緒に青空の下でベビーウェアリングヨガを行うのもすてきですね。
ヨガには倒立のようなポーズや頭を深く下げるポーズがありますが、赤ちゃんと一緒に行うクラスではこれらのポーズは避けられています。両足が床についた安定したポーズでゆっくり動くのが基本になりますが、産前もヨガを行っていた上級者のママや慣れてきたママは気をつけながら片足立ちのポーズにも挑戦してみるとよいかもしれませんね。
ベビーウェアリングバレエ
バレエの持つ優雅で柔らかな部分に特化して、音楽に合わせて楽しく踊るのがベビーウェアリングバレエの特徴です。先にご紹介したスクワットもバレエにはよく出てくる動きの一つです。
ただスクワットを行うよりも、バレエには音楽があることで楽しむという要素が加わります。また、美しい姿勢がバレエの胆であり、赤ちゃんの重さがママの姿勢を正すときよい負荷となり腹筋と背筋を鍛えるのに効果的です。
バレエで使われるクラシック音楽とママの優雅な動きで、赤ちゃんもきっとうっとりしますね。
楽しく運動するために注意したいポイント
抱っこ紐を使うなど、落下対策をしっかりと
産後のママは1日の大半を家の中で過ごしていることもあり、産前に比べて体力や筋力が落ちているものです。また、慣れない動きをすることでバランスを崩して転んでしまうことも考えられます。抱っこ紐をきちんと装着していれば、思わぬ転倒や赤ちゃんの落下を防ぐことができますよ。
抱っこ紐は赤ちゃんの落下防止になるだけでなく、ママの腰への負担も軽減してくれます。正しい使いかたを改めて確認して楽しく、そして安全に赤ちゃんとエクササイズを楽しんでくださいね。
エクササイズは産褥期を過ぎてから始めよう
産褥期は悪露が出ていて貧血になりやすかったり、めまいや立ちくらみの症状が出たりすることもあります。また、動きすぎると出血が増えてしまいます。エクササイズを始めるのは産褥期を過ぎてから。1カ月健診が終わって、体がしっかり回復していることがわかってからだと安心ですね。
妊娠中に増えてしまった体重を早く落としたい!と思うでしょうが、産後に無理をしてしまうと体調を崩してしまいかねません。まずは生活を元に戻すことからゆっくりと始めていきましょう。
体調を考えて、無理のない運動をしよう
産褥期を過ぎたからといっていきなり激しい運動をはじめると、体調を崩してしまうこともあります。最初はあまり負荷のかからない運動から始め、徐々に運動する時間や量を増やしていくのがおすすめです。
赤ちゃんと一緒に行うストレッチは、赤ちゃんの体調にも気を配りましょう。赤ちゃんの胃はまだまだ未発達なので、満腹のときに動かすと吐き戻しをしてしまう恐れがあります。ストレッチをするときは、授乳から最低でも30分は時間を空けるようにすると安心です。
まとめ
適度に体を動かすことは、産後痩せに効果があるだけでなくママのストレス解消にも役立ちます。日常生活にうまく取り入れてみてくださいね。
赤ちゃんと触れ合うのはとても幸せな時間です。抱っこエクササイズを通して、ママも赤ちゃんも楽しい時間を過ごしましょう。