子どもがもち米を背負う行事を知ろう!由来やお餅の選び方と祝う方法
一生餅を背負って歩いても転んでもめでたい
上手に歩けたら「しっかり自立できる」ということになるので、めでたいですよね。しかし「早く家を出る」「息子が違う姓になる」「遠い土地へ行く」とマイナスに考えると、逆に転んだ方がめでたいのです。
また、歩くのを邪魔する地域もあります。子どもをつつこうとしたり、おしりに小さな餅をぶつけたりして子どもが転ぶように仕向ける地域や、ほかの子どもが餅をぶつけ「転ばなければ丈夫に育つ」と考える地域があります。
ほかにも、人の一生の重さを重いお餅を背負うことで学ぶという考えや、泣けば泣くほど元気に育つという考えもあるようですよ。
子どもが一生餅を踏んでお祝いする地域も
踏み餅では、丸い一升餅を大地と考え、その上に子どもがわらじを履いて立ちます。「しっかり地に足をつけて歩いていけますように」「一生を強く歩ききる足腰の強い人間になりますように」と願う親心あふれる風習です。
やり方は地域ごとに受け継がれたものがあるので、年配の方に確認してくださいね。わらじを履かずに素足でやったり、歌を歌いながら踏んだりするところもあります。
また「背負い餅」と「踏み餅」を続けて行ったり、「背負い餅」でお餅を背負えなかった子どもが「踏み餅」に挑戦したりと、両方を行う地域もあります。特に決まったやり方のない家でしたら、両方取り入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
お祝いの方法は背負うパターンと踏むパターンがあり、それぞれ考え方も地域によって様々です。しかしやり方は違っても、1歳の誕生日に子どもの一生を願うパパやママの愛情のこもった行事であることは共通していますよね。
「背負い餅」も「選び取り」も、どんな結果になっても楽しめる行事です。購入するお餅は早めに選んで注文し、当日は家族で盛り上がってくださいね。